R・山本

イラスト デザイン 動物 ミリタリー

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  • イタチの最後っ屁

    アライグマを捕獲するつもりで罠を設置していたところ
    2日続けてイタチが掛かりました。
    餌は食パンにリンゴジャムを塗ったもので、肉食主体の猫、イタチを避ける為に
    チョイスしました。

    アライグマ以外に掛かるとすれば雑食の狸なんですが、パンやお菓子の
    キャラメルコーンにイタチが寄って来るいうことは
    思ったより河原や田畑での食料事情が悪いのだと推測出来ます。

    外来種のチョウセンイタチ、アライグマなど本土イタチと餌が被るので
    体の小さい本土イタチは負けてしまうでしょう。

    罠はアライグマ以外の動物が掛かった場合は逃がす決まりになっているので
    イタチの興奮が収まってから放しましたが、所謂『最後っ屁』というやつを
    放出され、その臭さに感嘆しました。

    屁といっても、大腸から出るガスでなく、肛門の脇にある分泌腺から出る汁が
    正体です。

    臭いを分析すると硫化水素系(卵の腐乱臭)+強烈な腋臭+牡猫のマーキング臭+
    微かにタイヤのゴムが焦げる臭いを混ぜた感じです。

    2匹にそれぞれ嗅がされることになりましたが、個体差があって、1匹目と
    2匹目とでは臭いの配分が若干違ってました。

    まぁ、確かに臭いですが慣れます。
    近隣から押し寄せて来る柔軟剤の臭いとイタチの屁のどちらを取るかと
    究極の選択を迫られれば、イタチの屁を取るつもりでおります。

    Comment (1)

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      投稿
    • R・山本

      2011/11/10 16:17

      噂に聞く『最後っ屁』を体感出来て感無量です。
      これは大腸から出るシンプルな便臭でなく、各個体を主張する体臭でもあります。
      人間の私が2匹の違いを判るくらいですから、彼らはこれを頼りに地域の仲間の
      動向を知る手掛かりにしてるんだと思います。

      北米産のスカンクは更に強烈な臭気で、おまけに敵に向かってその汁を
      正確に飛ばすそうです。
      臭いが消えるまで数ヶ月を要し、汁が掛かった服などは二度と着られなくなります。

      イタチはスカンクみたいに飛ばすのではなく、捕われた恐怖で漏らすといった感じです。
      漏らした箇所の臭気は水で流したら呆気なく消えてしまいました。

      臭いの分析は香水で言うと
      トップノート:最初に臭う:硫化水素系、火山の硫黄地帯臭
      ミドルノート:続いて臭う:牡猫のマーキング臭or腋臭
      ラストノート:最後に臭う:タイヤの焦げた臭い
      …と言った感じで、配分は個体によって微妙に差異がありました。^^

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