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2009/08/19
知らないことだらけで
知らないまま辿り着く
ぼろぼろになった靴紐を
ぎゅってしめたら
いつの間にかきれいな空
雲が形を変えないうちに
きみが消えてしまわぬように
今はまだ言わないで
転びそうなくらいの
笑顔に水を零して
こころを重ねるから
いつかどこかで落とした
小さなビー玉がひとつ
記憶の蜘蛛の巣で光る
一番のたからもの
それなのに忘れていた
風に奪われるように
きみに伝わらないように
このまま進めない
幾多の青より青く
信じて描くから
こころを包むから
世界の果てに運ばれて
四季を跨いで星空へ
それでもきみは
今はまだ言わないで
転びそうなくらいの
笑顔に水を零して
こころを重ねるから
今はまだ言わないで
転びそうなくらいの
笑顔に水を零して
こころを重ねるため