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2012/06/19
震災後から数ヶ月間、関東では節電対策として、夜間のネオンサインや電照広告などが控えられ、帰宅時に地下のモール等を歩いていても、平時より薄暗かったものだが、あれは実質どのぐらい効果があったのだろう。
喉元過ぎれば何とやらで、いつの間にか元に戻ってしまったが、生活する分には何の影響も無かったし、薄暗い方が幻想的でもあり僕は好きだったのだが。
民意を意に介さず再稼働を是認した政府。
時を同じくして、ドイツでは太陽光発電で原発20基分の電力確保が実証された。
再稼働しなくては電力が足りない云々というのが詭弁である事は、もはや誰の目にも明らかだ。
日常の中の美を再認識したりするだけでなく、新たな視座や気づきで人々に何がしかを啓蒙する事も芸術家の仕事。
だから、時事問題に対して積極的にコミットしていく事も有用だと考えています。
特に原発問題は今や生死に直結する事項。
もはや「精神論」では片付けられないよ、野田さん。
※6/20追記
安全が確認されたとして再稼働が決まった大飯原発で、計器の誤作動 (?)により一時冷却水低下。
これのどこが安全だと? 笑えない笑い話です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120620-00000564-yom-soci
いつまでも原子力ムラのロジックで動いていると、そのうち破滅するぞ(怒)。
2012/05/30
ビューティフィケーション、日本でも根付いて欲しい。
日本の企業はマーケティングやデータを過度に信奉し過ぎだ。
「デザインこそコンテンツの未来 転換点の到来」
http://mediaprobe.co.jp/blog/digitalmedia/2012/05/29/1534/
2012/05/28
雪舟の16mに及ぶ長巻絵「四季山水図」を観にサントリー美術館へ。
伝統的な山水画は、シンプルな筆致による図柄の簡略化や、薄墨による空間演出など、僕の様な人間にとって、今なお得るべき点は多い。
後学の為にレイアウトだけでも留めておこうと、鞄から小さなスケッチブックを取り出して、その場でささっとスケッチ。スケッチといっても、僕が面白いと思う箇所だけを拾っているので、端から見れば落書きレベルだが。
それでも、実際に手を動かしてみると、見ていただけでは気づかなかったであろう発見も多々あり、入ってくる情報の深度が全く違ってくる。
その後、中目黒へ移動し、北川陽稔という人の写真展へ。
http://www.poetic-scape.com/
ご本人ともお話をさせていただいたのだが、夕刻に露光時間を長く取って撮ると、青みがかかるのだそうだ。
そうして撮られた蒼い世界は、静謐さを漂わせた詩情に満ちていた。
ちょうど僕も、ここ最近青い絵を立て続けて描いているので、図らずもその世界観には共鳴できるところが少なくなかった。
2012/05/08
5月3日、4日と青山のスパイラルホールで行なわれたSICF13での展示が、無事終了いたしました。
両日とも、あいにくの悪天候だったにもかかわらず、驚くほど沢山の方に来ていただきました。とても嬉しくて、感謝の気持ちで一杯です。
この場をお借りして、来ていただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
どうもありがとうございました。
2012/04/06
東京国立博物館の特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝」に行ってきた。
改めて、日本の伝統美術の素晴らしさを再確認できる珠玉の展示だった。
それ故に、かつてこれだけの文化を育んでいながら、今日それがあまり活きていない事に、今更ながら口惜しさを感じた。
今後、様々な局面に於いて、世界には慎ましさや合理性がこれまで以上に求められるだろう。
しかし、それだけではあまりにわびしい。
そんな時、かつての日本の伝統文化がおおいに参考となるのでは。
そこには、簡素であると同時に、華やかさや高度なデザイン性が両立していた。
かつてそうだったという事を、知識として知っているというだけでは勿体ない。
そうした理念や知恵をプロダクトや文化等、生活レベルにまで浸透・応用させ、現代におけるそれらの在り方を世界に発信する。
それこそが、日本がこの先世界の中で生き延びていく道である気がしてならない。
そのためにはまず、日本人一人一人が、先達が育んできた資質を自覚・再認識する必要がある。
それを啓蒙するのも、我々クリエイターの役目なのかもしれない。
そんな事を考えさせられた展示だった。
2012/03/26
Facebookで或る方が、TVで政治よりもAKBの話題の方が扱いが大きい事に関して、矛盾を感じながら見ていたと書き込まれているのを読んだ。
曰く、マスコミがマスゴミだと言われているが、嫌悪感半分、発奮を望むのが半分。是非、捏造なしで重要なニュースを放送して欲しいと思うとの事。
日本のマスメディアは、権力の道具であるという事を、我々国民一人一人がもっとしっかり認識すべきだと僕は常々思っている。
考えてもみよ。
ネットの隆盛で発行部数を著しく減らした新聞各社が、倒産もせず存続出来ているのは何故か?通常の出版社ならあり得ない事だ。
それは、国から援助金をもらっているから。
そんな最も大口のクライアントに不利な事を書けるはずもない。
僕より上の世代の方の中には、60年安保の時の「7社共同宣言」を記憶している方がいらっしゃるかもしれない。
世論の過半数が安保締結に反対し、メディアもそれに同調していた矢先、ある日突然、大手メディアは手の平を返した様に口をつぐんでしまった。
以来、日本のジャーナリズムは「死んだ」と云われ、今日に至っている。
新聞だけではない。
活字やTVのニュースになってしまうと、つい我々は、それを当然の「事実」として受け止めてしまいがちだ。
しかし、事故を受け、引責辞任した東電の社長が、TV局の監査役に天下りして、報道をも統制しているのが実情だ。
そんな国に生きているのだという事を、僕らは一時も忘れてはいけないと思う。
2012/02/28
先週末、東京はアートフェアやその関連イベントが目白押し。
後学の為に、どれか見ておくべきだろうかと、既に行った人の感想をネットで拾っていた所、面白いという人と、退屈だという人とに意見は真っ二つだった。
Facebookで知り合った、或るアメリカ人ギャラリストに至っては"It was dead."だという。
行くべきか迷っているんだと伝えると、「時間を無駄にするだけだ」と返された。
国内のアートフェアで見かける日本人作家の作品は、技巧的にも素晴しく、そして繊細でおしゃれだ。
が、この違和感は何だろう。
熱量が圧倒的に不足している気がする。
先のアメリカ人ギャラリストをして「みな同じ様なcrap」と云わせしめたのも、その辺りに起因するかも知れない。
当たり前の事だが、最も大切な事は技術でもイズムでもなく、人の心を揺さぶれるだけの魂が込められているか否かだ。
サバイバルに必死になるあまり、マーケットに迎合しようとするあまり、いつのまにか本懐を忘れてしまっていないだろうか。
2011/06/05
「地平線=Horizontal Line」をテーマとしたグループ展に参加します。
油彩作品を4点出品します。
http://www.gallerycomplex.com/c/hl/index.html
「Horizontal Line」展
・日時: 2011年6月14日(火)〜19日(日)11:00-20:00 最終日は17:00まで
・場所: アートコンプレックスセンター
東京都新宿区大京町12-9
宜しければ、お気軽にお立ち寄り下さい!
2011/04/10
5/4(水・祝)・5/5(木・祝)に、
東京・青山のスパイラルホールで開催されるSICF(スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)12に出展します。
油彩作品を10数点出品する予定です。
ゴールデン・ウィーク中ですので、もし期間中青山に立ち寄る機会があれば、お気軽にお立ち寄り下さい。
私のブースはNo.26です。
どうぞ宜しくお願いします。
公式サイト
http://www.sicf.jp/
日時:2011年5月4日(水・祝) - 5日(木・祝) 11:00 - 20:00
会場:スパイラルホール (スパイラル3F)
2011/03/19
My Painting is exhibited for eight weeks from March 21 in the gallery in Richmond, Canada.
The exhibited work is "Solitude of the city."
Gallery site
http://www.rufuslingallery.com/e-index.html
私の油彩画がカナダのリッチモンドにあるギャラリーで、2011年3月21から8週間の間、展示されます。
展示作品は「 Solitude of the city 」(都市の孤独)という作品です。
期間中、カナダを訪れる機会のある方がいらっしゃいましたら、是非お立ち寄り下さい。
詳細はギャラリーHPへ
http://www.rufuslingallery.com/