池乃大

イラストレーター

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京都府久御山町
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池乃大

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  • ナメすぎ!似顔絵ライブ!!

    先日自分のいびきがうるさくて夜中に目が覚めました。
    ども!池乃です。

    昨日は先日お伝えした老人ホームの似顔絵ライブでした。
    一人あたり3分で描かないといけないという課題があり、
    1ヶ月間練習するみたいなことをほざいてましたが、
    その結果は・・・!?

    まぁ例により前日まで全く、まっっっったく練習してませんでした。
    そんで前日につめて練習しようという思いも、
    似顔絵教室と夕方から会社に休日出勤ではかなく砕け散り、
    「まぁ朝早起きして練習すりゃあなんとかなるやろ・・・」と
    早々に寝る始末。

    で、当日起きたのは9時。
    11時には家を出ないといけないので、
    残り2時間で何とかせねばなりません。
    とりあえずPCやらプリンタやら引っ張り出してきて、
    システムチェックに30分ほどかかります。

    準備も終えてカミさんと娘をモデルにいざ練習。
    3分計りながら描いてみますが・・・、

    3分では片目しか描けません!無理っ!
    10分ぐらいかかって出来るのが、単なる雑な落書きです。

    携帯で写真を撮り、PCに取り込むのに1分くらいかかります。
    プリントする際のデータ送信待ちが1分くらいあります。
    実際に絵を描いていられるのは60秒くらいです。
    ・・・・ま、まぁしゃあないな。神様、あとはよろしくな!

    で、プリンタインクも黒カラーともにほとんど無いことが発覚!
    でもまぁ5人くらい刷る分はあるやろ〜。
    しかしライブの最中切れたら大パニックやしな〜、と
    仕方ないのでちょっと早めに家を出て、
    プリンタインクを買っていきます。
    結局練習はほとんど無し!

    京都駅でNPOの方々と待ち合わせて車で北へ向かい、
    13時前に老人ホームに到着、ってでかい!なにこれ!
    ウチの会社の工場の3倍以上あるやん!!

    控え室に案内され、休む間なくさっそく設営に入ります。
    NPOの方は大部屋で紙芝居とバルーンアートをするといい、
    池乃は食堂に連れて行かれます。
    食堂では風船すくいや輪投げなどの露店ブースで
    池乃の似顔絵屋台もそこに作ります。
    似顔絵屋台の看板など、施設の方が手づくりで作ってくれていました。
    超気合い入ってます。ヤバス!あんな落書きで大丈夫なのか!?

    13時半から打ち合わせ。
    当初池乃はステージの15分を持ち時間として、5人くらい
    描いてくれということでしたが、
    屋台で14時から16時までみっちり描いてもらうということに
    変更されてました。
    まぁせわしなさはなくなるな、そのほうが。なんとかなるかも。
    で、似顔絵は1枚100円で、売り上げは取っ払いでもらえるということに。
    100円て破格に安いですが、ボランティアで交通費しか出ないと聞いていたので、多少はラッキーかも。
    しかし金を取ることによって、帰りに、
    「池乃さん、いくら売り上げました?」
    とか聞かれると
    「あぁ、その200円くらい・・・」
    というダメさが数値で明確になってしまうので、ちょっとプレッシャーです。
    なんやその200円『くらい』って。

    イベント開始10分前になり、目の前の風船すくいが大パニックになってます。
    風船を入れるプールが水漏れしていてフロアが水浸しになり、
    バケツやらゴミ箱やらで必死に水をかき出してます。
    グダグダの中イベントが始まり、車椅子の老人が家族や施設の方に
    連れられて入ってきます。

    風船すくいや輪投げのブースは施設の方がやってるらしく、
    「○○おばあちゃん、輪投げやっていきますかぁ〜」とか
    気軽に声をかけますが、池乃のほうには誰も見向きもしません。
    なんか完全にアウェーな雰囲気・・・。
    すると老人の御家族の方か、おじさんが歩いてきました。
    100円ですしちょっと座っていってよ〜と
    35歳のおっさん(池乃)が40過ぎのおじさんに甘えまくるという
    はたから見ると吐きそうな状況ですが、
    100円やったらとおじさん、座ってくれました。
    雑談しながら描きすすめるうち、あれはなんやと人が集まり始めます。
    また、いきなり本番で覚醒した池乃は、
    なんか思いのほかええ感じの似顔絵になり、
    それをおじさんが見せびらかしたため、
    一瞬で3人待ちくらいの事態に!
    ゆっくりやってられへんやん!しかもえらい緊張して、ペンが震える!
    そんなん言うてる間もなく、どんどん待ちが増えるので、
    もうガムシャラに描きまくるのみ!
    雑談でお相手するなどという最初の余裕なんぞありません。

    そのうちさすがにさばききれなくなり、
    写真を撮らせてもらうので、20分ほどしたら取りに来て下さいと言って、
    先行で写真をバシバシとりまくります。

    列は引いて少し落ち着きましたが、描きすすめるうちに思いもよらぬ事態に!
    描いたお客さんの似顔絵を取りに来るまで脇に並べておいたのですが、
    ふと見れば5人くらい白髪のおばあさんの絵が並んでおり、
    だれがどれだか完全に分からんようになってます!ヤバス!
    ま、まぁしゃあない。なるようになるわと思っていると、
    取りに来た客が「あ、これ○○さんや〜」と勝手に取って行ってくれるので、その問題はなんとか回避。
    あんがい似てたんやな〜、よかった。

    しかし途中双子の子供が一人ずつ描いてと言ってきて、
    あとで取りに来たとき完全にどっちがどっちか分からなかったので、
    適当に渡しました。ええよな?おんなじ顔やし。

    しかしプリンタインク買っておいて正解やったなーと思っていると、
    そういえば紙足りるんかいな?とふと不安がよぎります。
    15枚入りの光沢紙を2セット買って、家の練習で何枚か使ったから残り27枚くらいか・・・。今何人描いてん・・・。
    お金先払いやのに出来ませんとか、シャレにならへん・・・。

    しかし今から時間割いて人数数えて、紙足らんとなっても、
    もはやどうすることも出来ないので、
    現実から目をそむけひたすら描き続けます。

    もう16時になろうかという時、ふと予約を見ると8人待ちくらいになってます。
    これ、完っっっ全に終わらんやん!どうすんねん!
    施設の方が来たので、「すんません。16時にはちょっと終われそうに無いです・・」
    「ちょっとって、どのくらいですか?」
    「あの、1時間くらい(ちょっとか!?)」

    かまいませんので描き続けて下さいという、
    やさしくも鬼の一声をかけられたので、
    イベント終了後もトイレにいく間もなくひたすら描きつづける池乃。
    途中何件か、1枚に2人描いてという要望に何も考えず応じたので、
    実際の予約人数より描かなければいけない人数はいくらか多いはずです。

    し、死む〜〜〜〜〜〜〜、死んでしまむ〜〜〜〜〜〜〜〜!
    ついに一線を越え、池乃はバーストモードに!

    ※バーストモード・・・仮面ライダーイクサのゴーグルがパカッと開いてパワーアップすることをいいますが、この場合口がポカーンとだらしなく開き、トランス状態に入ったことを指します。

    そっからさきは無我夢中でほとんど覚えていません。
    というか、撤去作業の中ひたすら描いてました。

    結果は3時間で25名くらいの似顔絵をかきあげました。いや〜疲れた。

    しかし帰りに自転車がパンクし、タイヤが磨り減ってチューブがむき出しなのでタイヤ交換となり、売り上げ全て吹っ飛びました。
    何をしとるんだ俺は・・・。

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