中川滋夫

プロダクトデザイナー

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兵庫県明石市

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  • シェルポWBOX開発物語(4) オリジナルケースは無理なのか?

    2009/02/14

    活動記録

    普通に見かける布製のチャック式CDケースや、樹脂ケース製のCDケースを、シェルポに最適な形に設計し製作すると、どうなるか。。。。。
    一番のネックは、初期コストと、発注ロットの問題です。
    中国発注については、、、、
    一昨年のことですが、大阪にあるカバンの製造メーカーを、知り合いに紹介してもらい、一連式のごく普通のCDケースを見せて見積もりを依頼したところ、最低の発注ロットが50000個で、価格は150円程度でした。中国でオリジナル品を作る場合、生産工程のティーチングや、生産準備、搬送コストなどから、数千個の発注では、非常にコストが割高になってしまうとのことでした。
    発注ロットが50000個では、保管スペースもないし、そんなお金も無い。。。。。
    一方、樹脂製オリジナルケースを手がける場合は、、、、
    以前にハンドル用日除けグッズ「ジャバマル」を作る際にケース部分の樹脂成形を行いました。金型代は、品物の大きさに比例する傾向にあり、成形時の加工単価も、大きさに比例して跳ね上がります。
    私の経験から約30×30センチ程度の、品物の場合、金型代が200〜300万円。加工単価は、
    2000個の場合100〜200円といったところでしょうか(素材の費用も含む)。。。。。樹脂製ケースならとても斬新デザインと機能を盛り込むこともできますが、、、300万円か〜〜〜。

  • シェルポWBOX開発物語(3) ディスクケース大捜索その②

    2009/02/12

    活動記録

    次に、発見したのは、ネットオークションで出品されていた、スケルトンPP製のチャック式ハードケース48枚収納用のケースB。まずは、オークションで購入してみました。
    品物は、半透明のスケルトンが他のケースとは一味違った印象でなかなかいい感じです。手にもってみると開閉する時、手にピッタリなじむ感じが多少乏しい。(これは、滑りやすい材質と、指に引っかかりの少ない、クリンとした形状の為だと思う)
    ジャバラを取り付けてみると、スケルトンのケースごしにジャバラの端面がスケスケで具合が悪い。何とかならないかと思案した結果、ジャバラをケースに直接貼り付けず、ケースにセパレーターと呼ぶ仕切り板を張り付け、ジャバラをセパレーターに貼り付けるという方法を思いついた。セパレーターのおかげでジャバラが透けて見えず、ケースとセパレーターの間にジャケット等も収納可能になり、更にこれまでネックであったジャバラの一番端のディスクの取り出しも容易になる!!正に災い転じて福となった瞬間であった。
    ケースに貼り付けてあった輸入業者△○インポート社をネットで探し出し電話交渉。その結果。
    現在生産しているのは、96枚用のケースCみとのこと。ガックリ。一応見積もりを取ると、約700円。はっきり言って高い。だめ元で、電話でぶっちゃけ交渉すると、金型代の償却分が入っている、、、とのこと。値段は交渉の余地ありともとれたが、何分96枚用は分厚い。採用するには一工夫必要だ。
    先方は、輸入専門の業者で、話を聞くと、通常の布地製Wサイズポーチであれば、更に半額近い価格で入手することは可能なようで、今後、商品を提案していただくことになった。この場合、中国国内の半流通品を引いてくるという流れになるが、心配な点は、
    ①発注ロット ②品物の質 ③サンプルと入荷品の差異 というところか。
    △○インポート社の話しでは、最近の国内のユーザーは沢山入るモデルを欲しがってきているとのこと。!!

  • シェルポWBOX開発物語(2) ディスクケース大捜索

    2009/02/11

    活動記録

    まず家電ショップをあちこち廻り見つけたのは、50枚収納用のチャック式WサイズポーチケースA、
    厚手の布地でしっかりした縫製、かなりいい感じの質感!で早速京都に本社のある某メーカーに電話。しかし、。。。
    予想通りというか、「直販はしません。ご入用の際は、代理店に、、、」
    という事で、1次代理店を幾つか紹介してもらいましたが、例えばこれが、丸紅○×△というような商社さま。取引口座がないと、全く相手にしてもらえない。しかもこちらの発注オーダーは、100個から、、、、はっきり言って鼻にもかけて貰えないのである。
    まあ、よく出くわす社会の壁なのですが、しかし、こんな壁でもなければ、やりがいはない。諦めたわけではないけれど、こういうパターンは、もし仕入れられたとしても、せいぜい小売価格の50%程度。小売価格が1800円のケースなので900円前後になると予想され、予算をオーバーしてしまう。
    ちなみに、こういう場合、最も有効な作戦は、先方の社長または、偉い方にお会いして、当方の商品を見てもらい、興味を持って戴く事が第一です。面白いと感じてもらえれば、普通は開かれない扉も、相手から開いてもらえるものです。

  • シェルポWBOX開発物語(1) 忍び寄る品切れのカウントダウン

    2009/02/11

    活動記録

    私の発明した立体蛇腹を利用したディスクケース「シェルポシリーズ」で、最も人気の高かったWタイプの外側ケース部分が、製造元の都合で仕入れられなくなるのが判った。

    毎日数個のペースで順調に売れて、最も価格の高い主力品の品切れは大きな痛手で、次期代替品の開発(または仕入れ)が大きな課題となった。        

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