宮尾節子

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文学・文芸 > 詩

太陽は芝生に

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太陽は芝生に
     宮尾節子

太陽は芝生に腰を降ろして
弁当を広げると集まった人たちと
談笑を始めた。

影たちは一目散で木の裏に隠れた
自分たちが
太陽の子であることも忘れて。

不幸せはまだ知らない
幸せから生まれたことを。

告げるものもない
人間の声を持たない小鳥や野の花
鶯や紫スミレやそよ風のハミングの他は。

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published : 2016/04/10

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