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2010/06/30
「ギター、ベースの新しいカスタム提案をしています。
その1つの答えとしてのneo vintageを是非一目でも見てやってください!」
http://www.miwakazuki.jp/neo_vintage/
このneovintageというギターのカスタムは、
こんなギター使ってるバンドが居たらカッコイイよなあ。
という、僕視点での楽器の提案です!
音色とか、
楽器としての演奏性、
そういうのにこだわりがちだけど、
もちろん大事だけど、
そんな事言っていたら新しいものって出来ないと思うんですよ。
だからと言ってこのギターが弾きにくい訳じゃないです。
だって僕リペアマンだし。
そりゃCDで聴いたら音というものが表現のメインになるから一番大事だけど、
ショーとしてのライブで使用する楽器は、
もっとそのプレイヤーであったりバンドであったり、
楽曲に合った世界観にあうものを使ったっていいと思うんですよ。
こんなボロボロのギターは、
オレのバンドに合わないとかスタイルに合わない、
って人もそりゃいっぱいいると思います。
だってこれは僕がカッコイイと思ったスタイルだから。
これは否定的な人を突き放すという意味ではなくって、
もっと自由に楽器というものを見て欲しい。
その姿勢の現われでもあるし、
つまりシーンとしての楽器の提供はもっとあっていいんじゃないか、
プレイヤーとしての個性を表わす1つの表現として、
楽器をもっと見てもいいんじゃないか。
その選択肢の1つとして、
このneovintageというカスタムを考えた訳です。
もし共感してくれる人がいるなら、
声を掛けてやってくださいお待ちしています。
2010/06/23
「ギター、ベースの新しいカスタム提案をしています。
その1つの答えとしてのneo vintageを是非一目でも見てやってください!」
http://www.miwakazuki.jp/neo_vintage/
僕はレリック加工が大っ嫌いだ。実際にプレイヤーが使って経年変化し、ボロボロになっていく。ギターの美しさに勝るものは無い。勝つ事は絶対に出来ない。
プレイヤーとその楽器の道のりを超える事は出来ないという事です。その1つの楽器を愛して長い間、楽器と共に生きていく。それが理想的な事なんですよね。
だからその傷を簡単な表現で表わして販売しているレリック加工された楽器を見ていると、虚しくもなるし悲しくもなる。傷や色あせを凄い技術を使って、表現しても、結局はそれはボロボロみたいなギターであって、そこに歴史は無いし、それを使ってきたプレイヤーも見えてこない。
僕は楽器への冒涜を絶対避けたいだからこことの棲み分けは大事なポイントだと思っている。
だから、今回のNeo Vintageを考えたんです。
このギターって、どんな人が使ってたんだろって状況になるんですよね。
それ以前に、どういう状況でこんな事になったんだみたいな。
その感覚って、ヴィンテージ楽器を見たときと同じだと思うんですよ。
でも、ここまでだと棲み分けは出来ていない。
ずば抜けて未来で、ずば抜けて古いもの。
それが棲み分けの大切な要素だと考えています。
ギターが生まれてまだ100年くらいの歴史の中で、
ヴィンテージギターなんてものはまだまだ赤子のようなもの。
何千年後には、もしかしたら内部構造が今よりももっと凄い事になっていて、
それがまた更に何百年か経って、ていう想像を足す事により、
これからもっと進化するであろう楽器の可能性を表現したコンセプトギターと言ってもいいでしょう。
2010/06/19
「ギター、ベースの新しいカスタム提案をしています。
その1つの答えとしてのneo vintageを是非一目でも見てやってください!」
http://www.miwakazuki.jp/neo_vintage/
ふと思ったんだけど、楽器屋さんっていっつもおんなじ商品が置いてるとおもうんですよ。
そりゃ売れたり違うメーカーの新しいものが入ってきたりするけど、楽器屋さんに置いてあるギター、ベースの形の種類はほとんど変わっていない。
音楽やってる人って、自分の作った曲を「誰々の曲ににてる。」って言われると結構嫌がるじゃないですか??個性とか独創性を意識してるのに、使ってる楽器ってみんなどっかの楽器屋で見たようなやつばっかりじゃないですか?
それって「新しいものは信用ならん!」みたいなプレイヤーの考えもあったりして楽器作ってる人があまり新しいものを作ろうとしないって現状があると思うんだ。
そりゃクラフトマンは信頼されて尊敬されるに越した事はないですからね。
僕もこのneo vintageをリペアのお客さんに見せたらビックリされたよ。「楽器作ってるって聞いてたけどこれですか!!??」みたいな<笑
でも意外と音の評判が良かったりで…笑
今までのギター像、ベース像にとらわれずに楽器製作をしなきゃいけなくなる日が必ず来るとおもいます。楽器はもっと進化するべき!!僕の加工のメカ部分が「そんなもん入ってて当たり前じゃん!なかったらどうやって音なんだよ!」って言われるような、僕のSFが現実になるくらいの新時代を期待したい!
2010/06/17
「ギター、ベースの新しいカスタム提案をしています。
その1つの答えとしてのneo vintageを是非一目でも見てやってください!」
http://www.miwakazuki.jp/neo_vintage/
今日は加工についてちょっとだけ解説してみます。
とにかく楽器なんだから演奏できないと意味が無い!音がでないただのオブジェだったらつまらないでしょ?
このギターの加工のコンセプトは、ギター製作者以外の人がギター製作に関わったらどうなるだ??っていう実験的なものが自分の頭にあって、それを一人プレーでやってみる。っていうものでした。
楽器のリペアしてる自分とプラモデル作ってる自分がタッグを組んだ!みたいな<笑
そこは大胆なことできるけどそこは削っちゃだめ!!いやいや!ここはこんくらいやらなきゃインパクトでないよ!みたいなプラモデラーVSリペアマンを一人でやってました。
ギターのレリック加工とプラモデルのウェザリング加工の合体技でこの作品を作ったわけです。
ウェザリング加工をやりすぎると楽器として危うくなってくるし、かといってレリック加工に重点を置くと今までどおりのものができるし、そこのバランスがすごくシビアでした。
この危ういプラモデラーVSリペアマンの戦いの記録をそのうちかいていきます!多分!!
大丈夫かな…??<笑
2010/06/16
「ギター、ベースの新しいカスタム提案をしています。
その1つの答えとしてのneo vintageを是非一目でも見てやってください!」
http://www.miwakazuki.jp/neo_vintage/
このneo vintageのギターを作るにあたって最初に考えたのはこのギターの世界観。って言えたら一番かっこいいんだけど、そういうのは完成するちょっと前まで考えもしなかった。
自分の頭の一度試してみたいと思っていた加工案を一気に試みたらこうなった。みたいな…笑
頭の中にあるめちゃくちゃな改造案をひとつの形にするのが今回一番難しかったところかも<笑
このギターに収まりきらなかった改造案もまだまだあって、だから「一本作ったら満足するだろう。」っていう考えは完全に消え去ったんだよね。
だから2作目3作目とどんどん増えていきます。もっと奇抜なものもできるだろうし、普通なものもできるかもしれない。
こんなギターとかベースがいっぱいラインナップされてる改造屋さんがあってもありじゃない?笑
こんな僕に楽器の外観に親身になって相談とかしてほしい。楽器としての性能を保てるギリギリのラインの奇抜な改造やりますよ!って怪しすぎだな…笑
2010/06/16
http://www.miwakazuki.jp/neo_vintage/
今回、この作品に「neo vintage」と名前をつけました。
ボクはギター、ベースのリペア改造に携わっています。
そんな環境で日々楽器に触れていてある疑問にぶち当たりました。
演奏する楽曲は日々モダンなものに進化しているのに、ギター、ベースの楽器類は昔と変わらずなものが今も表立って活躍しています。そこにすごく違和感を感じたのは僕だけじゃないはず!!
なんかメタルの人がビンテージの楽器使ってたり、音にこだわってるんだろうなとは思うんだけどSHOW的にはどうなんだろう?って。だからといって異形ギター持ってるのもなんか当たり前なかんじだし…。
もっと他のものはないのかって考えたときにそんなに選択肢がないことに気が付いたんです。
異形ギターか正統派しかないってマーケット的にはどうなんだ??って。
挙句の果てにヴィンテージギターのダメージを中途半端に施したしたなんちゃってヴィンテージギターなんてでてくる始末で…笑
正直、全部がそうではないとおもうが、プラモデラーのウェザリング加工のほうが本物に忠実だろう!ってのが僕の感想でした。
そんな考えが頭の中をグルグル回って煮詰まって出来たのがこの作品「neo vintage」です。
過去のボロボロの楽器の劣化を真似して作るんじゃなく、想像を絶するくらい未来系のダメージ、経年変化を表現しようとおもいました。
このシリーズは、これが1作目だけど、こういうスタイルで製作していったらそのうち1つのジャンルが出来上がるんじゃないかと勝手に思ってます。
もちろん演奏もこのギターはできますよ。ギターをオブジェ扱いするのは嫌ですから<笑
では今日はこのへんで…
2010/06/16
http://www.miwakazuki.jp/neo_vintage/
小学生の時、僕はエレキギターにすごい憧れを抱いていました。
高校に入り実際にギターを買いに行き、
そこで初めてエレキギターに触れアンプから出る歪んだ音色に心酔しました。
バンドを組みライブをし、楽しい日々だったと思います。
それからギターの製作技術を得るために専門学校に行き、リペアマンになりました。
エレキギターの内部構造をはじめて知った時、僕は愕然としました。
あんなすごい音が鳴るんだから、きっとすごいメカが入っているに違いない…。
現実を知った時は裏切られた気分でした。
そんな小学生時代に想像していたギターをもとに製作したこの作品は、
レリック加工(ビンテージギターのような使い込まれた感じをだす加工)ように、
単に過去を再現したカスタムではなく、
これは果てしなく未来のものを表現しなければならないんだと感じました。
はじめてエレキギターを見たときの感覚は、
今どんなギターを手にとってみても感じることはできないのだと思います。
あの時大人に教えてもらった「絶対に手にすることはできない高価なギター。」
それは中途半端な知識を得てからのヴィンテージギターへの憧れであって、
この作品をつくるにあたって何の意味も成しませんでした。
「なんだかわかんないけどすごい音がでそう。」という簡単なテーマを導き出すのに、
今まで得てきた知識が邪魔をしてすごく時間がかかりました。
昔、想像していたギターを今、持ちうる出来る限りの専門知識とカスタム技術で
具現化することで出た答えの1つがこの作品「neo vintage」です。