Haruna Watanabe Portfolio

旦那がジャケットを担当させてもらった
カマネコニウムさんが
http://music.geocities.jp/kamanekonium/
ニコ生で投票制の番組に出演していた
非常に面白かった

視聴コメントとかも
ぼーっと見てて思ったこと


「ふつうにすごい」
とはなんぞや



なんか、それは寂しいなぁと

日本では普通であることが基準にあって
その上か下かっていう判断が
非常に多い気がする

「普通」ってそんなすごいのか
「普通」であることってそんなに重要なのかな
そもそも「普通」とはなんなのか

それから外れた物を
アンチとする人がいる

理解に苦しむものは
意味がないとする人もいる

そんな中
たたかれようが、ののしられようが
信じていることを貫いてがんばっている人たちを知っている

私たちの作品はどちらかというと
「分かりやすい作品づくり」をしている
ある意味で、当たり障りない
誰が見てもある程度奇麗で、何が描いてあるか分かる

それはあくまで世の中が言う「普通」を模しているのかもしれない

それが弱さであり強さ

独創的な抽象芸術に
時々、憧れたりする

だけれど、私たちが求めているものは
この場所にある
分からないところから、分かることが見つけられない人たちが
分かるところから、想像して見つけてもらえるような
入り口のような作品が作れると良い

分かる、の先のぞっとするような世界
それを覗いてくれる人たちが
ときどきいてくれる

別に、私たちが私たちのために作品を作っていたとしても



カマネコニウムさんは
三回の投票を見事パスし
完走した

流れるコメントでは
散々な言われようもあったけど
結論、多数が彼らを選んだ

「普通にかっこいい」や「普通にきれい、うまい」
その「ふつうにすごい」が求められるステージで
彼らの適度なアウトサイドが押し切った瞬間だと思った
普遍であり、異物であること

匿名性の高い場所だと特に人は
残酷なほどわがままだ
自我が不必要なほど牙をむく
ああいう場所は
口が多い人の方が多いから
当然の結果とも言えると思う

でも
こんな普通であふれかえる世の中で

やっぱり、
分からないこと
知らないこと
見たことないこと
聞いたことないことって
すごく面白いでしょう

それを否定する生き方は
本当に普通なのかさえ
あやふやではないのだろうか


今日はハロウィンパーティーでした
たのしかった


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