Haruna Watanabe Portfolio

学校で生徒に、手本にしたい好きな絵を見せてもらう
それが「なんとなく」ではなく
どこがどう好きだと感じたのかを具体的に考えることは
大きな上達の糸口になります

そしてそれをひとつでなく
たくさんの種類から集められると
その集合がいつのまにか
「自分」になっていくのだと私は考えます

昔からそうでした
学校や社会なんかで
別にモノ作りをしていない子でも
ほんとうにセンスのいい友だちがいたりして

それは誰かが作った「モノ」を
その子が良いと感じて選んできて
集めた集合体が「彼女自身」になっていて
なんだか敵わないなぁなんて思ったりします

色を選ぶのでもそうです
形も、線も
選択は自由だし組み合わせは無限にある


無策に描くのもいいけれど
やはりいいものをたくさん見て
観察して、自分なりの分析をする人たちは
メキメキと前進する

好きがたくさんあるのは
とてもいいことだと思う

自分だけの好きの打点を見つけられたら
他の人に好きになられるような
その人のオリジナルになってゆくのだと思います

言ってみれば進化だって
その選択の結果だったと言えます

やること自体に同じ時間を使っていても
無闇にやるのと
小さなゴールを積み重ねるのとでは
きっとかなり開きがでてくるのではと思うのです

私は生徒に接する限り
道具に関わらず
上達はしてほしいといつも思うので
彼らの「好し」とする部分を
分析しています

きっと私自身も
たくさんの小さな好きの集合で
これからももっと上達したいと思っているから

＊＊＊＊:*†゜私たちの出番です .*†゜:今後の予定＊＊＊＊クリック募金→http://www.dff.jp/

■「被災地の子どもたちにクリスマスプレゼントを送ろう　2015」
今年もご協力お待ちしています！
http://ameblo.jp/iroha-works/entry-12083849797.html

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☆いろ葉のショップ(実店舗)アトリエができました！
岐阜県可児市下恵土5505 レストランものがたり内
OPEN 11:00〜18:00/不定休 (HP営業スケジュールご確認ください)
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しばらく展示はお休みです。
制作続け、しっかりとした展示をいたします。

■Creative community GNU(ヌー)
http://www.synka.jp/GNU_jyoshin/


■光の演出はいかがですか？
Light Paint




■askを始めました。
http://ask.fm/watanabe_haruna
ここに質問やご相談を書込んでいただければ
だいたいお答えできると思います。


■「被災地にクリスマスプレゼントを送ろう」企画のFacebookページ作りました
https://www.facebook.com/tohokuxmas

最近
本当にすべてのことが手元で終わって行って
驚いてしまいます

連絡も、書類をまとめるのも
描くのもつくるのも

みんなみんな
机上で終わる

確かに進んでいるのだけれど
「手に残る感覚」がいまいちない

私には仕事でも運転でも、制作でも、
道程の「やってきた手触り、感触」が
とても大切なのかもしれません

楽に達成することでは
充実感を味わえないのかも

実測だから歩みは遅いけど
粘りのあるしっかりとした実感がある
そういう道程を
これからも時折になりますが
きちんと歩んでゆきたいものです

自分の足で、自分の目で
出不精にならずに
ちゃんと外にも出て
空気も感じたい

今日はずっとクリスマスの企画について
まとめていました
今年はすこしできることを大きくしたので
結構大変ですが、やりがいがあります
がんばります
 

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時は真実として重なってゆく
地層のように
良いことも、悪い事も
誰かを貶めることも、救うことも
それぞれ与えたり与えられたり
違う厚みで重なってゆく

今回のくまたにの大阪の個展は
短いものでしたが
彼にとって非常に意味のあるものでした

私が彼と出会うよりも前から
駆け出しの彼を

立ち止まったり、迷ったり
走ったりしていた彼を

ずっとずっと見守り
言葉や態度やそういうのではなく
応援してくれてきた人たちへの
彼の謝辞のような
丁寧さを感じました

もちろん今までの過去作品を出すと言った時には
新作を作らないのかと、正直がっかりしましたが
彼の積み重ねて来た地層の中での
今回の展示の正解は決して新作を作ることではなかったのです

それは彼と、彼らにしか分からないような
謙虚で真摯な姿勢の展示で
数年間彼の展示を見て来た私には
とても心地よく、整って思えました

くまたには「過去」がとても大きなものです
良い意味でも、悪い意味でも
過去が彼を陥れ、救い、生かしてきた
懺悔のように、感謝のように
絵を職業とする、お金とする意味以上に
もっともっと絵を描く意味があったのです
その真摯な時を見て来た人たちへ向けた展示が
彼をひととき、立ち戻らせてくれました

離れず、彼といてくれた人たちへ
彼は今回の展示で、深々と頭を下げました
過去には戻れない様に
もうあんなふうには描けないけれど
それでも彼はこれからも描いて行くのだと思います

「見てくれ」「やっつけ」ではなく
お互いのいままでを噛み締める様な
「礼」だったように
とても好ましく
意味の在る展示だったし
これを心に刻めたら
また少し制作が変わるかもしれません

彼に対し私がどれだけがんばっても
できないことがあるのです
私では、環境を整えたり
きっと表面を撫でるだけで
到底深層には触れられないようなこと

それは決して残念なことではなく
今回のように彼が展示をできたのも
彼の周りには、私以外の大切な人たちが
こうやって今でもいてくれるという
確かな証なのだと思うのです

私はこれからも、私のできることを
私なりにしていくだけだし
私も彼と同じ様に
彼に与えてもらったものや、私を応援してくれている人に対して
謝辞をできるような真摯な活動を
やっていくだけで
きっと一生を使い切ってしまうでしょう

時間は真実となって重なり
人はその重なりのなかで
変容していく

毎日同じような螺旋の中でも
少しずつ、少しずつ上昇している
大きなバネのように
たおやかに変容していく
それはきっとゆるぎない、あらゆる揺れを受け流す
優しくしなやかな柱となって
また、誰かを救う

私はそう思う


今回、再び出会えた大切な人、場所に
新しく出会った人たちに
改めて感謝を
みなさん、くまたにの味方でいてくれて
どうもありがとう
私たちも、みなさんの味方です

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