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2009/02/03
前回、水滴自体はそれなりに作ったのだけど、単純に
ガラスに水滴がついているだけの状態では温度感がか
なり「ぬるい」感じになってしまっている。
もっと冷却された感じを出したいので、表現的にはも
うひと工夫要る。
冷たい飲み物を注いだ直後のグラスは最初に曇ったよ
うな微細な水滴が発生しだし、やがてそれらが互いに
融合しつつ大きな水滴が出来上がるのでその状態を再
現するには更にキメの細かい水滴群が必要になってく
る。
しかしながら、それらを全てメッシュ分割に依存する
ディスプレイスマップで行うのは無理があるので、粒
の大きさによって段階的に使うテクスチャの種類を変
えていくことにした。
一番大きな水滴群にはディスプレイスを。中くらいの
粒にはバンプを。最後に極小クラスの視覚的にほぼ粒
として認識出来ないような曇った部分には、反射率や
スペキュラの割合を変えたものをフレネルなどの効果
を織り交ぜつつマテリアルの調合をしていく。