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2015/07/22
今は少女椿を読んでいます。一冊に複数のお話が入っていて、あと数頁でお別れです。
恐らくドクラ・マグラより先にこちらを読むのがデフォなのではと思います。。
時系列で言えばかなりハイスピードで物事は進んでいくのだが、切り取り部分が鈍く会話が多いので少しダラダラ読んでしまった印象に…
いや、読み手側のペース配分の問題だ。
ドグラマグラのせいか注意深く読み過ぎて伏線を見つけることに神経を注いでしまった結果だ。あと予想ではもっと長い話だと思っていたのも原因。
これ主に物語をかきみだしているの姫草だけで、
ドグラマグラは主人公以外があれこれ画策したり水面下で何かしてたけど、少女椿は本来ならしなくていい心配や無駄なことを姫草一人により起こり、周囲がそれに対して謎解きしたり狂わされたり尻拭いしてるからワンテンポ遅いイメージ(横浜の日常に変な
奴きて振り回されるからそれはそれでいい)、
平穏な日常に小さい点がうたれソレが気づいたら日々成長して巨大な黒い丸になっていく。。
姫草本人は嘘をついて虚栄しなくても良いくらい本職の腕が良いから要らぬ事で破滅にむかうのが残念だと凡人の私は思いながら始終読んでいた。
1つ擁護するならあくまでも皆から愛される私、仕事命なのに権力者の寵愛をうけて本業に支障が出てしまう悲劇のヒロインであり運命な女でいる自分が大切なのであって、近くの同性に対してはキツクあたっていただけで虚悪被害額叩き出した詐欺系統のトラブルはしていないんだよね…不快にはさせていたけど。粘着かまってメンヘラーであり優秀なキャリアウーマン。
物語が現代のサブカルかアングラによって異様にひとり歩きし過ぎているような気がしてならない。それこそ上手く設定や概念を拝借して、この上なく魅力的に仕上げてしまったマエストロの存在をジワジワ感じる。
臼杵先生は割りと常識人で何かホッとした。
ドグラマグラの主人公も臼杵先生なら救えただろうに、姫草に正木と若林あてがっておけば上手く世の中が平和に回っていたのでは…
ただ混ぜるな危険や共倒れという言葉が脳裏に浮かぶ。
専門違うけど、皆さん九大だし。
今更ながらだが主人公が二十歳ってのが、より救いようがないと思うようになった。成人男性がこの先ずっと胎児の記憶とその奇怪複雑残虐作用に魅せられた博士らとの手の中で記憶を取り戻す治療を延々繰り返すわけだから、十代ならまだ子供で親により支配・配下のもとにある。親いないのに先祖の遺伝子や博士に振り回されるのも理不尽な気がするけど、二十歳はある程度自由に選択できて自己責任で片付けてしまう。
ただ主人公も最期の事件で身内以外に犯行おこしているから全てにたいして同情的ではいられなくなってしまったが、二十と十九の差がこれ程重く、近くて遠いものだと知った。
病室でまだ胎内で最期に中国の絵師で物語が終わるから、現実一人の主人公内のループで精神病棟で記憶回復治療が延々続くよりは胎内で先祖代々から続く遺伝子で、過去前世を見ている。病棟は胎内なのだろうか。いや胎児が病棟を見ているのか。
余談ですが、今迄なかった現象ですが
去年から夏になると病院に行かなくていいくらいの不調になり体重が少し減少します。
最近は生きるのが辛いというのが口癖であまり良くないこととは分かっていても生きるのが辛い。デスノートじゃないけど寿命が分かれば逆算して幾らでも対処したり計画たてれたり出来るのに。
□■□
何故か懲りずに第4章も見に行く。
前売りチケットの特典が売店で販売しているのかと思いきや類似品だった。非常に紛らわしい。兄が暴走し過ぎて何も恐くないモード突入している。恐らく最終章見ても兄にも主人公にも感情移入できそうにない予感。
関係ないが、
毎回ボットもの見る度に国やら惑星やら宇宙やら色々飛び越えて長時間過酷労働で、あの世界には腰痛や時差ボケやエコノミー症候群が存在しないのだろうか。こんな事考えているスケール小さい奴に見る資格ない…?。経験として内臓HDDは壊れたことないが電源ボタンが壊れてPC修理に出したことがある。機械やエンジントラブルってハッカーやバグ除いて内部より外的損傷のが恐いと思うようになった。意外に原始的なことが予期せね大事態のときに致命傷になる。
モニターに選択画面出て操作してる際にボタン損傷したほうが恐怖。モニターや内部なら他回線やら予備やら司令塔が何とかしてくれそうだが、ボタン壊れたらどうすればいいんだ。。
首都が箱根ってリスキー過ぎるギャンブラー過ぎる。いや箱根も富士も手中におさめたいのか。
ロボットや宇宙やら帝国がワードとしてある物が総じてギリギリでいつも生きていたいから状態。
■□■
最近は録画しておいた遊戯王と監獄学園見るのが楽しみになっている。アンドレガクトの中の人の役の幅が広すぎる。
海馬とかルルーシュの長文台詞がこっ恥ずかしくて仕方がない。コイツ等が身内だったらどうしようと存在しない親族に脅える日々。
身内の醜態を目の当たりにし、我が身をもって世の中のために始末しなくては…という謎の義務感が生じている。
ただコイツ等プライドは高いが、狂心自殺や土下座はできそうなので経営者向きだと思う。
普通に飛び降りするのではなく升目をライフポイントに見立て、その分下がるとか演出しすぎ。
しかも他人(ペガサス)の島で他人の城で愚行するとは迷惑にも程がある。そういえば海馬の父ちゃんも海馬に会社乗っ取られてその場で、会社のビルから硝子破って外に飛び降りた(地上で歩いてる人間に被害出たらどうする)。他人に迷惑かけて死ぬ所がそっくりで、変な所で親子になっている。
轟贔屓な私でも毎度飯田の回に胸熱になる。特にインゲニウムと叫ぶシーンは涙なしでは語れない。新章突入すると冷めてしまう事も多々あるが校外編も文句なしで面白い。
主人公もきちんと努力して修行してるし(これただ単に主人公が修行してるのがいいんじゃなくて第一話から凡人設定だから余計よく見える)。
そろそろ歯医者に行こう。予約がとりにくいので、大体逆算して歯医者に予約をとるのですが思いの外はやく取れてしまい焦る月末。
それだけで何だかシニ鯛、それだけが要因じゃなくて一因だけど
2015/06/15
上巻の感想で訂正。
若林・正木を教授と書いてしまったが、先生や博士のが適切でした。まあ若林さんの肩書き法医学教授医学部長なんですがね。
そういえば、夕刊ベスト8で美男美女が多そうな都道府県の話題が出た際にゲストの方が
「熊本は10人中8人は高良健吾が歩いている」と豪語。
レベル高ぇぇえええええええええええぇ。
何でこの話かと言うと上巻で主人公の容姿について書かれた文の前半を読んでいた時に高良さんを色白で華奢にしたイメージしていましたが、後半では少し違うのかなという感想になっていた。
その後、下巻で想像以上の所迄国境や人種を飛び越えて過去と時空の旅に無慈悲に放り出されてもぅ何が何だか分からなくなった。
記憶なくした主人公は本当に皆が言っている人と同一人物なのか
別人なのでは?本人なのに脳では別だと別人であって欲しい感情が作用して錯覚しているのか?
なるべくネタバレしない程度に上手くのらりくらりな感想文にしようと試みましたが、小説を理解してないと間違った方向にいきそうで、コイツ本当に読んだのかと疑われないか少し気になる。そういや暗夜行路も読んだ筈なのに主人公の嫁が浮気した記憶が片隅にもありませんでした。
上巻感想時の自分のフランク…いや軽はずみな発言やまだこの世界が自分の創造以上に凄まじくエキセントリックなものだと知らず、こんな浅ましい文字の羅列に自分の学のなさを感じつつ反省。
まず二転三転、いや実際はこの上なくシンプルで自分が掘り下げの限界値はここだと予測していた以上に深かった。大方、記憶の旅や時空の回送はわざわざ他国の皇帝の時代まで繰り下げなくともお寺に奉納したまででも要素としては十分だが(いやソレだと何故殺した後に写生するんだという疑問が残るのだが)、
てっきり始まりは先程書いたお寺の話に関わる、この古典的物語【】がはじまりかと思いきや…違う。読むのに苦労した。割と仏教用語は得意な方ですがそれでも補えないくらい古文漢文苦手なもので…。
【虹汀さん、主人公の血筋である女性に出会う→呪いと巻物の存在をしる→燃やして(全部ではない)断ち切り、寺のご本尊のご胎内に入れる(胎内にある巻物=胎児?にもかけている?)。ちなみにこの地域は許嫁宅近所→持ち出され主人公に手に渡り犯行。】
実はもっと古くからで楊貴妃の時代の中国で皇帝様に使えていた若き絵師が主人公の先祖。彼が複数の死体をモデルにしてまで執念で描き続けた巻物がそもそものはじまり。
この中国話が出るまでは母親の寝顔や許嫁さんから、胎児の記憶から呼び覚まされる共通点から猟奇的残虐行為への覚醒は寝姿(睡眠等)がポイントで衝動が高まりスイッチが入り犯行する、つまりエディプスコンプレックス的なものや傾国の美女的な要素が隠されていると思いきや…まさかの古代中国。
で、これ見事に私の予測と反対で主人公が童貞なのがミソ。性犯罪じゃないのが主人公の心理遺伝を刺激され夢中遊行に誘発され犯行をおこした証明に繋がる。
絵師はただ女性の死体が見たい殺したいが目的であり更にソレを腐乱美人像の絵にすることで死を芸術に昇華し高揚する。
その快楽で腐乱死体画に対する執着は芸術家の作品に対する強い想いや変態性、皇帝に認められたい名誉欲からくる複雑な感情から生ずる愛国忠誠心からくるもの。その変質深刻下等奇行をもつのが主人公もといその一族…。
主人公の解放治療で地面掘りまくってた時に魚の骨を人骨といったり水晶の管等の流れもココに繋がり(主人公が治療中に長文書くんだけど、それの伏線にもかかっている)、さらに上巻の病室で寝ている許嫁さんの言動はこの中国時代から続くものと伏線が何千年物と遥かなる距離や時間をこえたスペクタクル作品。
主人公は過去の事件の際に証言をしていて、その資料を読んでいた…、、。自分の過去について話す当時18才の主人公は上巻の二十歳の記憶なくした喪失観漂う青年ではなく初々しく、子どもらしく健気に感じた。九大に入学した秀才にはみえなかった。話し方からして子どもなりに賢い子という印象。
母親は占い信じるわ主人公の行動制限するわ、この九州が今でいうKawa saki 国のような扱いでk察もモヤモヤする…いや、これ現在のk国の預言か預言なのか。サツがあてにならないところも酷似している。常雇農夫に取り調べ行かないわ重要参考物である巻物は若林側に渡ってる。
農夫との石切場のエピソードで主人公は私の中で美少年認定できた。
記憶を思いだそうと若林博士と正木博士と元図書室元標本室で話している主人公は妙にミステリアスな賢さと色気があった。多分、討論や理論だてて話し合いできるタイプ。ただ、最期で分かる新たな展開時の会話(※(Y))では18の少年の口調だった気がした。甘えてただけだったのかもしれないが…。
てっきり主人公メインで解決するコナン君的なものだと思っていた。事件を解決し、その延長線で黒服に辿り着いて元の姿(工藤新一)になる…と。
むしろ事件に関して執着しているのは両教授。教授らは自らの専門分野、研究の立証の方位から正当性と事件の真相と真犯人を探している。はじめちゃんと明智か、しかし高遠成分が入っている。何故こんな時に剣持のオッちゃんも桑原さんもアジラダ大佐も近藤さんもいないのだ。男前ポジションのキャラがいない…だから救いようがないというか、一応最期は主人公が謎解きっぽいのしていたけど一筋の明るい光を感じないまま私は本を読みおえてしまったのか、せつない。
実は生きてました!
お父さん!
までは、まぁ許せる。しかし双子?辺りからもう頭がパンク。
ここら辺(正木がきゃっつを多用して話す辺り。アレが呪文のような、何かの合図にも映ってしまう何だこの一種の神聖さ)前後はとても引き込まれながら読んでいた。
結構前から閉鎖理由がよく掴めないまま、物語は進んでいくモヤモヤしていた。
主人公が事故?にあいそうなシーンがあまりにも唐突すぎて脳裏に火サスで犯人崖に追い詰めたシーンが浮かんだ。そこまでボロボロになりながら敷地外を走り回るのか…。
主人公が再び部屋に戻ったのに巻物の事を忘れて風呂敷確かめて
……あああああああぁぁあああ!!!
私の喉の中にあった見えないモノが詰まってイガイガしたわだかまりが解消されると同時に心臓がひっくり返しそうなくらいの衝撃。
最悪なことに舞台は風呂場。もし老人なら激しい動悸で倒れていたと思う。それまでは加害者を捜し、憎悪しまくっていたがもうそんな気力もないくらい圧倒的なものの前にひれ伏した。
読解力の無さが生み出した疑問では、MとWが同一である理由と主人公の中で若林博士は知らないで騙された側なのか。確定したとしても半年前までは若林が優勢状態にあったという事自体が正木の話したウソなのか。応接室のお父さんはミスリードだったのか?理論上主人公が正木博士を信用するの仕方ないが、私はどうも胡散臭いし一番信じちゃいけない人種に見えてしまう。あと醜男設定は好青年の若林博士との対比なのかな。主人公謎の頭痛や若林博士の結核に伏線が物語上で重点になっていた。アイテムの使い方も繋がってて凄い!!薄っぺらい私では一度読んだだけでは理解できない。
事件を解明するためになのか似た(同じ?)シーンや動作が繰り返すので読む人によっては茶番かよと思えてくるかも、何回奥歯ガタガタいって椅子から転げおち鳥肌たって汗かいたんだと。小使がまたお茶持ってきたシーンは好き。時間が戻ったのかパラレルなのかループなのか時間や空間の不確かさや摩訶不思議さが際立っている。
裏を返せば一つ一つトリックが丁寧に紐解くので、内容を理解したかは別にして普段小説を読まない上に推理小説など読んだ事ない自分にとっては途中で見失うことなく読めていけたので良かった。
主人公が改めて慎重に巻物を見てシークレットメッセージ読む前までは、残りわずかで薄くなった未読ページを眺めながら読み終わりたくないと思っていた。
しかし謎の正義感なのか(別に奴が発見してもいいじゃないかと思う私は薄情なのか)主人公が戻って風呂敷見た時は…心臓バクンバクンでそんな名残惜しさを一喝された。その緊張感は笑うセールスマンでドンッ!された人になった気分。多分もっと悲劇的要素が怒濤のように攻めこんでいたら打ち込まれたら壊滅状態まで陥っていたら…何かの拍子に私も狂人暗黒時代に突入していたかもしれない。
・現在の状態である自我亡失の自分を(a)とする。
・自分が何者かと事件の真相を明らかにするため思い出す、またはその記憶をもっていたであろう二十歳の主人公の二十年間、また思い出した自分である時間と状態を、一連をまとめて(b)とする。
aからbを目指し物語が進む。a状態からbになるためbやbの記憶や資料等を通じてbを目指す。
aはbの状態を目指し、事件の資料等を読む→正木博士が登場(c)。更に詳しい説明等をうける→aがbを思いだそうとしても中々思い出せず、再び部屋に戻り風呂敷のくだりで新たな事実に直面する。
・実はaとbの間で主人公はラストに判明した事件をおこしていた。新たな事件を(Y)。
・主人公自体は夢遊状態と離魂病にあったと気づく。正木→風呂敷のくだりも(c)とする。
aからbではなく、新たにYという存在が発覚する。
主人公は自分がa→c間を繰り返していた事に気づく。
つまり、以前におきたcを主人公は再び再現していた。cはbよりも新しい記憶にあたりリアルタイムではなかったのだ。
時系列としてはa→Y→c→b(新→古)で、
主人公はミスリードのまま、bの状態に戻らず実はYの事件があった事実に気づく。
Yがおきた後、主人公は今回の自分を思い出して事件を解明する一連の事をしていてcが発生した(ここが小説では書かれていなくラストでわかる)。
そして再びaに陥って(aの状態に戻り)、今回のつまり小説に書かれた事がおきる。
a→b→c→自分思い出せない→Yの存在を知る→cは以前の記憶で今じゃなかった→病室に戻る、パタッ…自分は胎内にいる胎児でどんどん過去に遡っていく?。(無限ループ?)
てか巻物どうするんだ!?事件解決できてない!?
伏線きちんと回収できてるのに何故事件解決できないんだ。主人公が肝心の記憶思い出せなかったからか、はなから作者は事件解決して犯人見つけて主人公らを解放する気なかったのだろうか。
巻物見せたのやっぱりかい!?あいつ好き勝手したあげく若林に押し付けたのに若林博士を黒幕最悪扱いも何だかなあ…。そもそも、この話が主人公が解放治療中に書いた大作ドグラ・マグラで現実ではただの政治狂や舞踏狂と患者と同じの精神科に入院している治療中の一人なのか。
それとも頭の良い犯人が自らを正当化し無罪を勝ち取るために書き上げたものなのか。もっと言えばそもそも、私が主人公ではなく別人なのかと身も蓋もないことを考える始末。
確か精神の病で被害妄想の症状が出るものもあるらしいので単に主人公がそう思ってるだけで(その割には巻物とか話デキすぎているが…)、本当はただの殺人狂でしたとも、自称許嫁も集団催眠や集団ヒステリーで奇行しているにもとれないでもない。
若林博士が許嫁そのままにして抹消したのも不思議だけど(治療と称して実験を行うため、はじめから回復も退院させるつもりもなかったから?)、一番好き勝手して主人公周辺を悲劇的にしたのも正木博士だし、いまさらシークレットメッセージ読んだくらいでどうにかなるほど良心的にも常識があるとも思えない。
話かわるが、シンジの親父ってそこまで非道じゃないんじゃない?かと思えてくる不思議。
家族は他人であり希薄でも仕方ない。
少なくともラストで発覚した事件時には主人公は正木と自分の関係分かっていたのか…。石切場で分かっていたのか、それとも…
主人公は残虐行為するターゲットが美女か若いかでしぼってたみたいだけど、でもこれ美男美女設定必要なのかな。
事件解決してないし、当初の目的である退院もできてない。
ただこのような理論構造がある呪い。それが圧倒的すぎて立ち向かえず繰り返される、更にそれに魅了された現在の人間の欲により悲劇に巻き込まれた二重の欲望のもと被害者でもあり加害者でもある主人公。
事件が解決した後ににおこるであろう幸や不幸はいい。
この手の終り方は壮大なスケールやら余韻があり素敵だが、実際に直面すると腹がたつ。
Yで、シノさんを救うべく精神の疾患をもった他の患者さんの勇気ある行動は胸を打たれた。
藤太さんのアメリカ放浪設定がハイカラすぎるっ!!
あと主人公が解放治療中に書いた大作のこともっと知りたかった!まぁそれがドグラ・マグラなんですけどね(笑)。あれ途中で読むの辞めなかったら、このループから外れたられたのだろうか?。
最期に自分が何者かも分からない前に、自分は日本人だと主張して事件を解こうとした主人公の勇姿は最近右寄りになったと言われる時代を生きる小市民の胸に響いた。
胎児の夢とか呪いよりも、生きている人間のがよっぽど恐い。
とりあえず一回読んだだけでは感想文などこのレベル。
2015/05/07
ただ単に自分が現在読んでいる小説の設定忘れないように大まかに書いたもの。
スルー推奨。
退廃かつ誘惑性を秘めた終末論にも似た厭世観ある怪奇探偵小説という前評判、読んだら狂うと言われるドクラ・マグラを読み始めています。
私は世紀末芸術が好きで、その世界観に近いものを感じて小説を読めない人間にしては珍しく触手をのばして読みすすめています。
著名なドイツ人を語る上で必要があるか不明だけどナチスを取り上げるように、
世紀末芸術はどこかで私の好きなエッシャーなり錯覚の要素に直接的ではないが間接的にリンクされていたりと1つを切り取ると思いもよらないリンク先が待ってます。
世紀末文学は絵画が作中に登場して物語をより華やかでドラマチックにしてくれますが、ドクラ・マグラも絵画や掛け軸と何と!!アート作品(今で言うアウトサイダーアート)と錯覚の表現が静かにヒシヒシと乱舞し飛び交っています。
学生時代に錯覚とアウトサイダーの影響下にいた自分にすればかなり好きな要素が詰まっています。
簡単に言うと記憶を無くした主人公が精神病棟で目覚め記憶を取り戻し身の潔白を証明する物語で胎児から先祖代々遡った太古の遺伝子が現在の自分にも含有していて、ある日突然人格に芽生えていき奇行に及んでしまうというもの。
主人公の許嫁は描写で美少女と分かるが、主人公が美少年であるか微妙なまま(容姿について触れてはいたが好青年っぽいが美少年か疑問)。
ようやく三百頁こえて詳細が明らかになるが今風で言うとバタ臭い、しかもチェリー認定がアバウト過ぎるw何だよ白い肌に頬が赤いから童貞とか、遺書にも近い論文に二十歳の主人公の下半身事情そんなことまで書くなよw&正木博士にソノ気があるんじゃねぇかとモヤモヤする始末、主に吸い付きたくなるという発言から。
許嫁は若林や主人公からの視点だったのと話の流れで必要だったが、主人公の場面唐突すぎる。作者、正木の好みかナルシズムがモロに投影されているのか主人公。
この設定ちゃんと下巻への伏線になっているのか、いないならこの説立証だ。
裏をかえせば、男性の男前の定義はここ数十年で目まぐるしく変化しているが、女性は大まかな条件はそんな変わってないんじゃないかな。
そもそも正木が主張しはじめてから読むスピードが落ちた。
若林教授と主人公で話が進められていた時は業務連絡のような当たり障りのない淡々とした会話で…二人とも敬語でよそよそしいので古い文学作品でも口調が気にならないから違和感なく物語に入っていけた。若林教授が正木教授について話し始めた辺りから、主人公目線でのナレーションではなくった。
過去回想やら正木の元来の気質か軽く酔っ払ったような浮き世離れしたフランクな口調で現在とはあまりにも違う言葉遣い。
カタガナと漢字の混じった文章が実に読みにくい。若林教授は落ち着いた知識階級の人だが正木はキチ○イ過ぎるwwwでも法医学者で冷静で穏やかで表情かえない若林もかなりのもんだと思う。
はじめは残虐であろう修復不可能な性質・遺伝をもち犯行に及んだであろう主人公に冷めていたが、今では被験者になってしまった主人公に同情しながら上巻を読んでいる。
会話やら文章(今だと平仮名で書いているものがカタガナだったりして逆に新鮮)については少しばかり昔らしさを感じるが
胎児のことにしても精神的病(正木教授は人権を尊重したかったのではなからうか)や人類のこと、新たな発明で戦争したり環境破壊し神より偉くなっているつもりでいる等と述べている価値観主張や見解は現代を生きる私が読んでいても古くはなく、最近書かれていたのではないかと驚きを隠せない。
これが大正時代に書かれたかと思うと我々は最新テクノロジーや機械化で進んだと勘違い、、この小説的表現では【錯覚】をおこしていただけで進化をしていないだけじゃないだろうか。案外世の中は普遍的なもので溢れていると同時に行き着く結論や向かう所は何処か似た地点で着地している。
誰かに与えられたもので自分たち人類は進化したと幻惑を見ているだけなのか。それを数十年いや数百年繰り返し、ああでもないこうでもないと、まるで宗教や哲学のように揚げ足をとり細分化し論じているだけなのではないだろうか…答えはいつも同じ。
世の中手垢のついたものばかり、太陽の下でオリジナリティは存在しないのか。いや、それなら無限ループのようで益々私の中で厭世度は急上昇していくだろう。
自由は責任をもつから成り立つのであり、解き放たれるということは何か代償をえるのが世の常なら…ラスト絶対ハッピーエンドじゃなさそうだがこのままスライドし下巻を読む!!
最近読んだ本ではかなり面白かったです。
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コードギアス初日見に行った。
レイラの義兄が良い奴だったのは良いが、それ以上に他の兄キャラがキモイ。ギアスインフラおこしすぎ、本編と噛み合わなくなっている。話上そこまで違和感は生じてないが、ただこれが有名ならルルあんな平穏な学生生活していられるか疑問で私の中で色々納得いかないというか変なご都合主義を招く。今まで無い物ねだりで兄がほしかった私だが、この映画もといこの関連アニメのせいでその願望は跡形もなく、砂一粒残さないで消滅した。兄イランwwwなのに生フィルム全コマにアキト兄しかいないシーンが当たる。何でこんなオンリー。今は存在しない兄に脅える日々を送っている。
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クリスタルみたら旧作との違いに驚いた。四天王若返ってる!ジェライトは今のがいい何故皆あんな美少年にしたんだ。それにひきかえタキシードどうした。何故バスの最後尾の一連シートの真ん中の席座るんだ足開きすぎだぞ貴方は春日ですか…