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2014/06/17
今年、3月に岐阜県高山市に取材し、地元に残る大きなイチョウの木の民話をもとに、制作しました。民話は悲しい事実を伝えるところで終わってたのですが、私が最後に民話の時代背景や親の気持ち、娘の気持ちなどを想像し、付け加えて少し柔らかめに締めくくっています。
iPad、WEBで閲覧できますょ♪勿論無料♪
一つの木がこんな伝説を持ってる。
昔は人間より長く生きる木に対してこんな伝説や神話をつくり、信仰したりリスペクトの念を示したりしてました。そんな気持ちが再び生まれるといいなぁという思いもあって、私は木のお話を選んだし、これからも選んで行くと思います♪
あと、描く時に、生まれて初めてイチョウの木について調べました。
絵を描くには殆ど必要ない事だけど。
イチョウの木にはオスとメスがある。銀杏の実をつけるのがメス。
日本の街路樹で一番多く植えられているのがイチョウ。約60万本くらい。
街路樹には銀杏の実が落ちると住民から苦情がくるため、雄株のほうが植えられてる率は高いらしいが、植えられるのが若木だとその判別は非常に難しいらしい。
そいで、イチョウも「生きる化石」と言われてて、なんと、1億5000万年ほど昔のイギリスの地層から、イチョウの祖先と思われる化石が発見されていて、その姿は殆ど変わっていないらしい。
当時、恐竜が一番栄えていた時代、イチョウもまた世界中で繁栄していた。栄えた理由は草食の恐竜。彼らが銀杏の実を食べて、外皮を溶かし、糞として種子を世界各地にばらまいてくれたから。
などなど、イチョウについて調べたことの一部を、絵本の最後に2ページにわたり「木録」として記載しています。木の記録であり、自分が調べた記録でもあるって意味で「木録」。大人のための雑学です☆
WEBとiPadで閲覧できますが、下記URLの『作品』→岐阜県高山市飛騨国分寺の大イチョウ→iPadかPC版を選んで見て下さいね☆
PC版は、画像の表紙がでてきたら、右上の角か右下の角にカーソルをもって行くと、ペロンとなるので、そのあたりをクリックすると次ページに行けます。2ページ以降は、左上角or左下角で前頁に戻れます。
<ふるさと絵本.com>
http://furusato-ehon.com/
私が絵本の形として、やってみたいと思っていた1つのスタイルが「残す・情報記録としての絵本」であり、まさにやりたいと思った矢先に、このプロジェクトからTwitterでフォローされ、連絡を取り合って奇跡的な運命的な出会いを果たしました。
このプロジェクトは、株式会社エイコーンの社長が長年あたため続けたもので、ようやく昨年スタートしたばかりのプロジェクトです。私はこのプロジェクトがたまらなく好きだし、他人事とは到底思えないので、これからも時間やお金の許す限り、日本の木にまつわる民話や伝説を描き続けていくつもりです。
どうぞ、よろしくお願いします。