岡田千夏

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京都府京都市

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  • 「中華街のミケ」新作でました

    2010/08/31

    お知らせ

    横浜のファッションブランドROUROUのサイトにて連載中の猫マンガ「中華街のミケ」新作がアップさまれした。どうぞご覧ください。

    http://www.rourou.com/whatsnew/diary_column/neko/

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  • 「中華街のミケ」更新されました〜

    2010/07/25

    お知らせ

    横浜のファッションブランドROUROUのサイトにて連載中の猫マンガ「中華街のミケ」のVol.30がアップされした。どうぞご覧ください。

    http://www.rourou.com/whatsnew/diary_column/neko/

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  • 暑中お見舞い申し上げます

     梅雨が明けた日の早朝、今年はじめてのセミの声を聞いた。
     重く掛かっていた雨雲がさっと退けたようになくなって、天のすみからすみまで、塗り替えたような夏空が広がった。
     雲を見るのが好きだけれど、夏の雲はとくに好きだ。かたちのでこぼこがはっきりしていて、太陽のそばの雲は白くよく光る。街の中で自転車をこいでいて、ふと空を見上げたら、子供の頃に連れていってもらった海や山の雲と同じであるように見えて、懐かしい感じがする。

     暑中お見舞い申し上げます。
     連日の猛暑、いかがお過ごしですか。
     みゆちゃんふくちゃんは、床の上にべたりと伸びて寝ています。と思えば、押入れの戸を勝手に開けて入り込んで、赤ちゃんの冬のコートの上で寝ていたりするから、毎夏のことながら、猫のやることはよくわかりません。
     伸びてはいますが、絵に描いたようにへたばってはいませんのでご安心ください(お茶をがぶ飲みしてアイスクリームを手離せないのは私です)。
     皆さんも、どうぞご自愛ください。

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  • かめのさんぽ

     梅雨の晴れ間に外に出たら、疎水近くの道を、女の人がたたずんだりゆっくり進んだりしていた。
     斜め下のほうを見ているので、視線の先を追ってみたら、少し離れた足元にいるのは亀である。
     亀の散歩をしているのか、と驚いたけれど、亀の散歩なんてみたことがないから、疎水の水から上がってきた亀が道に迷って歩いているのを、通りがかりの人が見つけて、車道など危ないところへ行ってしまわないかと心配して後についているのかしら、とも思った。
     だけどやっぱりそうではないようで、女の人に困ったような様子はないし、目や口元に優しい感じの笑みを浮かべて、明るい日の中をのんびり亀についていっているから、最初に思ったとおりに散歩なのだろうと思って、「亀を散歩させているのですか」と聞いてみたら、そうだと言った。
     「一日に一回は日に当ててやらないといけないんですよ。それに亀って結構歩くの早いんですよ」と教えてくれた。
     猫にリードをつけて散歩をしているのはたまに見かけて羨ましいと思うけれど、亀の散歩は初めて見たのでびっくりした。

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  • ネコチェアー

    ずっと猫タワーのてっぺんで寝てばかりだったみゆちゃんだけど、てっぺんの座部はせまいから、丸くなって眠っているのが暑くなったのかもしれない。しばらくは、手や足を座部から投げ出すようにはみ出させて体に風を当てていたけれど、それでも足りなくなったのか、猫タワーから降りてきて、私の椅子や机の上で寝るようになった。
     毎年、このくらいの季節からだろうか、みゆちゃんは私の椅子でよく寝るようになる。背もたれに身体を沿わせて横長になって寝ているから、私は余っている部分に遠慮しながら腰掛ける。せまいけど、みゆちゃんと一緒に座るのは好きだから移動させたりはしない。ときどき後ろに手を回してみゆちゃんの頭やおなかを撫でる。みゆちゃんも、私と背もたれに挟まれては暑いだろうに、気にせず伸びたまま寝ている。
     引っ越したり次男が生まれたりで、デリケートなみゆちゃんは、しばらくあまり元気がなく、猫タワーの上でばかり寝ていたので、また私の椅子に来てくれるようになったのは嬉しい。
     ふくちゃんもときどき椅子で寝ているけれど、空いているところに私が座ると、すぐに立ち上がって降りていってしまう。だからふくちゃんが椅子に寝ているときは、椅子に座れない。パソコンを使うのを諦めるか、どうしても用があるときは、椅子をキャスターでそっと転がして、中腰か立て膝で見なければならない。だいたいがいい加減であまり物事を気にしないイメージのふくちゃんの、意外なところである。
    (ふくちゃんは椅子よりも机の上で寝るのがもっと好きである。しかも悪いことに、キーボードの上にもたれたがる。この稿を書いている途中にも、勝手に改行されたり、「00000」などと入力されたり、何度も邪魔された。いまは諦めて、机の端っこで丸くなって眠っている。)

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  • 「中華街のミケvol.28」アップされました

    2010/06/28

    お知らせ

    横浜のファッションブランドROUROUサイトで連載中の猫マンガ「中華街のミケ」vol.28がアップされました。
    ぜひご覧ください。
    http://www.rourou.com/whatsnew/diary_column/neko/

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  • シュークリーム攻防戦

     おやつに買って来たシュークリームを、食べる前にスケッチしておこうと思って机の上にセッティングしたら、運悪くふくちゃんがやってきた。
     食いしん坊のふくちゃんだけど、さすがにシュークリームは食べないと思う。シュークリームが食べたくてやってきたのではなくて、近ごろ私の机の上が気に入っているから、寝に来たのだろう。
     さっそくにゃあにゃあごろごろ言いながら、嬉しそうにしっぽをぴんと立て、せまい机の上を行ったり来たり。ふくちゃん、こっちへおいで、と膝の上に抱っこしても、すぐ机に戻ってしまう。いまにもふくちゃんがごろりと寝転がって、その大きなおしりでシュークリームをつぶしてしまうのじゃないかとはらはらした。
     机の上のペンや鉛筆を蹴散らしたり、スケッチブックの端をかじったりしていたけれど、ふと、シュークリームに気がついたようで、くんくん匂いを嗅いで、白い粉砂糖のかかったシュークリームのてっぺんを、ぺろっ、と舐めた。
     シュークリームにまで興味があるのか、ふくちゃん。シュークリームでこれだから、魚をスケッチするなんておそらく無理なんだろうな。
     さんざん邪魔をした挙句、最後に60色入りの水彩色鉛筆の缶を派手な音を立ててひっくり返して昼寝中の赤ちゃんを起こし、私の自由時間に終止符を打って、ふくちゃんはもっと面白い物を探しに窓辺へ去っていった。

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  • ネアカ猫

     ふくちゃんは甘えん坊で、にゃーにゃー言いながらよく私のあとについて回るので可愛い。(みゆちゃんだって本当は甘えん坊なのだが、みゆちゃんはクールなところがあって、そういう気持ちをあまりおもてに表さない。そんなみゆちゃんが、時々立ち上がって私のひざを両前足でつかんだりすると、それはたまらなく可愛い。)
     可愛いが、足元にまとわりつくから少々危ない。足をとられてひっくり返りそうになるし、歩いている足の、次に前へ出るほうの足にもかまわず擦り寄ってくるから、そうするつもりはなくても、あ、ごめん!と蹴飛ばしてしまうことがある。
     蹴飛ばされると、ふくちゃんはちょっとびっくりしてウサギみたいに私の前に数歩飛び出すのだが、また懲りずに戻ってきて、にゃーにゃー足元にまとわりつくのを繰り返す。蹴られたことをぜんぜん気にしていない。
     前にも一度書いたけど、実家にいたちゃぷりはふくちゃんとは対照的な根暗猫で、普段からびくびくしてあんまり懐いていなかったけど、珍しく甘えにきたと思ったら、要領が悪くて、歩いている足元に寄ってきては蹴られてしまい、「アナタ、私のこと蹴ったわね…」と思いつめたような顔をして、ますます疑心暗鬼に陥ってしまうので、ずいぶん気を使った。
     シンプルでストレートなふくちゃんは、非常に付き合いやすいネアカ猫である。

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  • 鰻ドロボー

     買い物から帰ってきて荷物を玄関の上に置き、すぐにもう一度出かけたあと家に戻ってくると、玄関で、ご機嫌顔のふくちゃんがにゃーと出迎えてくれた。そのふくちゃんのうしろに見える、先ほどの買い物袋の様子がどこかおかしい。どこがおかしいのかしらと考えて、そうだ、自分がさっき置いたはずの場所から少しだけ横に移動している、と気がついた瞬間、しまった、と思った。
     慌てて袋の中身を調べたら、買って来た鰻のパックが少し破けて、しっぽのところがかじられてぎざぎざになっていた。
     ふくちゃんは鰻が好きである。鰻の味なんかどこで覚えたのかしらと不思議に思うが、鰻を食べていると、自分にも頂戴と食卓の上に座りに来る。
    鰻全体がずたずたになっているような、最悪の事態ではなくてよかったけれど、油断もすきもない。鰻を置いて出た私が間抜けだと言えばそうだけど、それにしてもふくちゃんは、勝手に鰻をつまみ食いしたことをちっとも悪いとは思っていないようである。階段の上で、さも満足したように、せっせと顔を洗っている。

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  • 「中華街のミケvol.27」アップされました

    2010/06/16

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    横浜のファッションブランド、ROUROUのサイトで連載中の猫マンガ、
    「中華街のミケ」が更新されました。
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