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2009/02/21
落盤事故によりただ一人生き残った男は、暗黒の穴蔵で仲間の死体を喰い発狂した。
そして黒い炭坑服とガスマスク姿の殺人鬼となり、町を震撼させる。
やがて男は姿を消し怪談として語られるようになった。
十数年後、平穏を取り戻した炭坑町はバレンタインの日を迎える。
町はハートマークに飾られ、若者達はパーティーに浮き立つ。
そんな折り警察に何者かの心臓入りのバレンタインケーキが届けられる。
それを皮切りにむごたらしい殺人が連続する。
果たしてガスマスクの殺人鬼が帰ってきたのか?
当時ほとんどの残酷シーンがカットされた形で上映され
その後、カットバージョンのみがビデオ、DVDで出回った。
熱心なファンはノーカット版を求め東奔西走・・したかは定かではないが
見聞きした範囲では、その存在を強く求める者が多かったのは確かだ。
そして30年近く経て、ついに待ち望んだノーカット版がアメリカで発売された。
このゴアシーン無くして「血のバレンタイン」は完成とは言えなかったであろう。
カット版ですら、この犯人の異常性は印象に刻まれるものであったが
当時としてもかなりエグい残酷描写の復活により、さらにその異常異形ぶりは
加速強化される次第となった。
こうして完全版を見ると、特にエンディングでのカットは致命的な欠落であったと
確認出来る。
ようやく「血のバレンタイン」はスラッシャー・ムービーの傑作となった。
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2009/02/14
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2009/02/06
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