keita

m
r

keita

北九州市立大学

  • 3

    Fav 0
  • 9

    View 50,026
  • p

    Works 13

WORKS

空間・建築・インテリア > 建築

Bubble in water house

9

View
633

3

Fav
0

1

Comment
0
  • C
    作品を拡大
  • B
    作品一覧

Other Works

jシェア

Bubble in water house

by keita

  • iコンセプト

    今回私が目指したのはできるだけファザードに断熱材を使わない手法です。断熱材が増えれば壁量が増えます。そうするとどうしても重苦しいイメージを思い浮かべてしまいます。もちろん壁がまったく不要と言っているわけではありません。ただ今回私は住宅らしくない住宅を高気密・高断熱で省エネにも考慮し、どれだけ快適に暮らせるかをつきつめました。
    泡:ペアガラスの間に水を流し込みパイプを通して下から無数の小さな気泡を送り出します。それによりさまざまな効果を生み出します。一つは断熱効果です。無数の気泡で建物全体を覆うことで断熱材を使わずに断熱効果を発揮します。またデザインの点から見ても常に変化する泡ファザードは魅力的です。同時に外部からの視線のカットややわらかい光を室内に取り込むなどのメリットがあります。泡断熱と併用して建物全体をダブルスキンで覆
    いました。それにより高密・高断熱住宅の完成です。あとは南面に大きな開口部を取るだけです。それだけで冬でも太陽熱を家全体が蓄えて熱を失いません。ある住宅では高気密・高断熱+南面に大きな窓を持っただけの家で、昼間は南面の大きな窓から太陽の光が家の奥まで差し込みその熱で家全体は20℃以上になります。この熱は夕方まで20℃を維持し、その後生活熱が発生することで温度はそれほど下がらず18℃で就寝し、生活熱が発生しない時間になっても朝まで3℃しか下がらず朝15℃で起きることができるという実験データもあります。私は、かなりラフで少しは我慢も必要な、それは高気密・高断熱で「閉め」大きな窓で「開ける」そんな省エネ住宅があってもいいと思います。
    動線計画:建物に入り少し長い廊下を抜けると、そこには広いリビングが広がっています。子供部屋と玄関を結ぶ動線上にリビングやダイニングを配置することによりコミュニケーションを重視しました。3階へ上がる踊り場的な位置にワークスペースを設けました。ご主人が読書をしたり作業をしながらでも家族の気配を感じることができます。3階へ上がると寝室と子供部屋があります。子供達が小中学生ということもあり今後のことを考えある程度の独立性を持たしました。将来子供達が家を出た場合などは壁をとっぱらって夫婦の趣味室などにも利用できます。

  • i環境・素材

    MacOS、Vectorworks、Photoshop、CINEMA4D

  • i実寸サイズ

    A1×1

  • iコメント

    省エネルギー住宅設計コンペション出展作品

  • iライセンス

    設定しない

1

Comment

  • FAVをして作品の感想・コメントを残しましょう

    3
    FAV

jこのページをシェア

Bubble in water house

by keita

  • iコンセプト

    今回私が目指したのはできるだけファザードに断熱材を使わない手法です。断熱材が増えれば壁量が増えます。そうするとどうしても重苦しいイメージを思い浮かべてしまいます。もちろん壁がまったく不要と言っているわけではありません。ただ今回私は住宅らしくない住宅を高気密・高断熱で省エネにも考慮し、どれだけ快適に暮らせるかをつきつめました。
    泡:ペアガラスの間に水を流し込みパイプを通して下から無数の小さな気泡を送り出します。それによりさまざまな効果を生み出します。一つは断熱効果です。無数の気泡で建物全体を覆うことで断熱材を使わずに断熱効果を発揮します。またデザインの点から見ても常に変化する泡ファザードは魅力的です。同時に外部からの視線のカットややわらかい光を室内に取り込むなどのメリットがあります。泡断熱と併用して建物全体をダブルスキンで覆
    いました。それにより高密・高断熱住宅の完成です。あとは南面に大きな開口部を取るだけです。それだけで冬でも太陽熱を家全体が蓄えて熱を失いません。ある住宅では高気密・高断熱+南面に大きな窓を持っただけの家で、昼間は南面の大きな窓から太陽の光が家の奥まで差し込みその熱で家全体は20℃以上になります。この熱は夕方まで20℃を維持し、その後生活熱が発生することで温度はそれほど下がらず18℃で就寝し、生活熱が発生しない時間になっても朝まで3℃しか下がらず朝15℃で起きることができるという実験データもあります。私は、かなりラフで少しは我慢も必要な、それは高気密・高断熱で「閉め」大きな窓で「開ける」そんな省エネ住宅があってもいいと思います。
    動線計画:建物に入り少し長い廊下を抜けると、そこには広いリビングが広がっています。子供部屋と玄関を結ぶ動線上にリビングやダイニングを配置することによりコミュニケーションを重視しました。3階へ上がる踊り場的な位置にワークスペースを設けました。ご主人が読書をしたり作業をしながらでも家族の気配を感じることができます。3階へ上がると寝室と子供部屋があります。子供達が小中学生ということもあり今後のことを考えある程度の独立性を持たしました。将来子供達が家を出た場合などは壁をとっぱらって夫婦の趣味室などにも利用できます。

  • i環境・素材

    MacOS、Vectorworks、Photoshop、CINEMA4D

  • i実寸サイズ

    A1×1

  • iコメント

    省エネルギー住宅設計コンペション出展作品

  • iライセンス

    設定しない

published : 2005/03/12

閉じる
k
k