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ファインアート > 彫刻

死んでこそ生きるんだな

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死んでこそ生きるんだな

by 21caggdunun

  • iコンセプト

    www.youtube.com/watch?v=h6vV0C...

    出演 キントゥクサム 撮影 編輯 dunun 視覚音楽 Jung Bong Won, Lee Hong jin, HaeGum Hwang Ji hwan

    爪は指先を保護しながら有用な生活道具として使われる。最近ではカード決済後の電子署名道具にも使う。爪はのびて労働をし、垢がついて結局は切断されて自然に帰る。これは人間の人生とも似ているが、よく爪は軽く見られる。人生の跡でもある爪は切断の痛みまでも抱え込む。このような爪が私はかわいそうに感じる。

    人生とは、人との関係を通じた調和の中で成り立つ。両目プロジェクトも同じだ。広い心を持った人々が寄付した人生の跡を一つ一つつなげる。このように関係を結ぶ過程を経て作品が完成する。

    喪章の形をした<死んでこそ生きるんだな>は黒い線を表現するために黒い爪が必要だった。黒い爪を計画した日に必要なだけ寄付を受けることができなくて作業に支障が生じた。寄付された爪に黒い色を塗れば良いが、寄付者の人生の跡を全て作品に入れようと寄付された爪を加工しないという原則をたてた。

    現時代を共に生きていく方々に黒いマニキュアを爪に塗った後、三日月の形に切って寄付するようお願いした。爪はその気になれば誰でも寄付できるが、不潔だという認識と身体の一部ということから寄付は敬遠される。爪を寄付するためには芸術的感受性がなければ不可能なことだ。幸い寄付するという方が現れ、ある方は有難くも黒いマニキュアがないが買って塗るという方もいた。この方々の爪がはやく死ぬことを願う気持ちが自ずと生じた。爪を哀悼した私なのに状況によって変わるのが人の心だ。


    爪、君が死んでこそ私が生きるんだな!
    切断の痛みまでも抱いて行く君の献身的人生は忘れないだろう。


    この作品は1〜3mmの大きさの爪629個で作られた。爪は一日に約0.1mmのびる。もし、両目の爪だけで作業したとすれば概略4年の歳月が必要だ。寄付者のおかげで作業時間は短縮して人生の跡と歳月がそっくりこめられた<死んでこそ生きるんだな>が誕生することができた。




    <死んでこそ生きるんだな>

    生まれるということは死を内包する。
    生命があるものはいつかは死を迎える。


    からだの先は人生を持続する限り絶えずのびて周期的に切断される。
    今この瞬間にもからだは生成と消滅を繰り返す。


    死は世の中に存在するものに生命力を与え、自然の道理を悟らせる。
    自然の道理に従って迎える死は絶望ではなく希望である。


    人間は必然的に関係の中で自分の欲望を成し遂げようと生きていく。
    生命が尽きたものから受けたエネルギーでどんな行為をして何を生成するのだろうか?


    完全な自分で死を迎えれば、また別の希望を生きている者にプレゼントできるだろう。


    地球という星にきて33年 両眼考え

  • i環境・素材

    指甲

  • i実寸サイズ

    20x13x95cm

  • i製作期間

    2010

  • i作品URL

    21cagg.org/gnuboard4/bbs/board...

  • iライセンス

    表示-非営利-改変禁止

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死んでこそ生きるんだな

by 21caggdunun

  • iコンセプト

    www.youtube.com/watch?v=h6vV0C...

    出演 キントゥクサム 撮影 編輯 dunun 視覚音楽 Jung Bong Won, Lee Hong jin, HaeGum Hwang Ji hwan

    爪は指先を保護しながら有用な生活道具として使われる。最近ではカード決済後の電子署名道具にも使う。爪はのびて労働をし、垢がついて結局は切断されて自然に帰る。これは人間の人生とも似ているが、よく爪は軽く見られる。人生の跡でもある爪は切断の痛みまでも抱え込む。このような爪が私はかわいそうに感じる。

    人生とは、人との関係を通じた調和の中で成り立つ。両目プロジェクトも同じだ。広い心を持った人々が寄付した人生の跡を一つ一つつなげる。このように関係を結ぶ過程を経て作品が完成する。

    喪章の形をした<死んでこそ生きるんだな>は黒い線を表現するために黒い爪が必要だった。黒い爪を計画した日に必要なだけ寄付を受けることができなくて作業に支障が生じた。寄付された爪に黒い色を塗れば良いが、寄付者の人生の跡を全て作品に入れようと寄付された爪を加工しないという原則をたてた。

    現時代を共に生きていく方々に黒いマニキュアを爪に塗った後、三日月の形に切って寄付するようお願いした。爪はその気になれば誰でも寄付できるが、不潔だという認識と身体の一部ということから寄付は敬遠される。爪を寄付するためには芸術的感受性がなければ不可能なことだ。幸い寄付するという方が現れ、ある方は有難くも黒いマニキュアがないが買って塗るという方もいた。この方々の爪がはやく死ぬことを願う気持ちが自ずと生じた。爪を哀悼した私なのに状況によって変わるのが人の心だ。


    爪、君が死んでこそ私が生きるんだな!
    切断の痛みまでも抱いて行く君の献身的人生は忘れないだろう。


    この作品は1〜3mmの大きさの爪629個で作られた。爪は一日に約0.1mmのびる。もし、両目の爪だけで作業したとすれば概略4年の歳月が必要だ。寄付者のおかげで作業時間は短縮して人生の跡と歳月がそっくりこめられた<死んでこそ生きるんだな>が誕生することができた。




    <死んでこそ生きるんだな>

    生まれるということは死を内包する。
    生命があるものはいつかは死を迎える。


    からだの先は人生を持続する限り絶えずのびて周期的に切断される。
    今この瞬間にもからだは生成と消滅を繰り返す。


    死は世の中に存在するものに生命力を与え、自然の道理を悟らせる。
    自然の道理に従って迎える死は絶望ではなく希望である。


    人間は必然的に関係の中で自分の欲望を成し遂げようと生きていく。
    生命が尽きたものから受けたエネルギーでどんな行為をして何を生成するのだろうか?


    完全な自分で死を迎えれば、また別の希望を生きている者にプレゼントできるだろう。


    地球という星にきて33年 両眼考え

  • i環境・素材

    指甲

  • i実寸サイズ

    20x13x95cm

  • i製作期間

    2010

  • i作品URL

    21cagg.org/gnuboard4/bbs/board...

  • iライセンス

    表示-非営利-改変禁止

published : 2010/12/22

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