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2014/05/28
何年か前の私は完璧主義だった。
…と言うか、失敗をする事を怖がってしまって、ちゃんとある程度のレベルに到達しないと行動する事は恥ずかしい…みたいな事を考えている、そんな人間だった。
特に、もの作りや似顔絵描きのような自分を出して行く事に関して、失敗=自分がダメ人間 みたいに感じてしまって、ものすごく動きづらい状態が結構長い事続いた。ダメなところを自分自身ですら知りたくなくて、周りをけなして自分を安心させようとした事もあったけれど、結局逆に周りが過剰に高い壁に見えて、自分自身が追いつめられて身動きが取れなくなってしまっていた。
でも、実際動いてみると、実際は何が失敗で何が成功なのかもぼんやりしていた。お客さんが来なくても、恥ずかしいとかカッコ悪いという事もなく、ただ残念なだけ。来たら来たで、その場は忙しくても、終わってみて成功かと言われれば、そうかもしれないけれど自分にとってこれで大丈夫って言う保証もないからよくわからない。実際、その日その日で目の前を通り過ぎて行くお客さん自体の数も違うし、連休と普通の日ではテンションが違うから、購買欲もその日その日で変わっていく。100%私の実力でお客さんがたくさん来ているということはまずないと言っていいと思う。
周りからみてできない事がカッコ悪いって考え自体がカッコ悪い。上手くても下手でも、堂々とやりたい事を人前でやっていく事で、やってるうちに上手くなるもんだ。それに、上手い下手じゃなくて、好き嫌いで人はものを選んでいくわけだから、あんまり気にしないでやってみて、ダメなら頭をかいて笑ってればいい。
そんな心境になれるまで、私はどれほどの時間を費やしたか。
最近私は審査のあるイベントに応募してみている。とおりたいけど、合否はわからない。でも、前の私は落ちる事=自分がダメ人間だと信じていたから、応募する事ができなかった。今の私は、とおったらラッキーくらいに考えている。そんな考え方の変化が、周りの目を気にしてビクビクしてしまうわたしを少し楽にさせてくれたような、そんな気がする。
まだまだがんばる!!