HARU WORKS(柴山晴)

イラスト・日記

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  • 形象、骨格、設計図……。

    2012/12/28

    音楽

    「きみはいつもよく聴いているね」。ドヴォルザークの交響曲第8番を聴いていると、父がそう言っているのを思い出す。繰り返す旋律、展開してうねるオケ。弦楽四重奏も好きです。

    学校にいたとき吹奏楽にいたのだが、図書室ではいろんな本を読みあさり、お気に入りの一つが音楽之友社「世界大音楽全集」。高校を卒業しても、大学の図書館でやっぱりこの全集に目が行ってしまいました。展開、分散、逆行、再現部等々。三角関数の応用の式を見ている気分です。とくに、ギターで和音を弾きながら、アルペジオにしたりするとよくわかります。

    楽典とあわせ読むとおもしろいです。受験では断念したものの物理は今でも興味があります。なんか、音楽と共通しているんです。形象、骨格、設計図、私は専攻の関係上、文学や演劇や聖書を見るときこういった抽象的なものを探してきたような気がします。

    何でも勉強してみよう。母がお世話になったある邸宅の主人は、母にことあるごとに「人間生きている限り勉強だよ」といっていたそうです。四十路に入って良い言葉だと思うようになりました。いや、何もかもわからないままうやむやにして良いと言うことではなく、海岸で手にする貝殻ひとつひとつで、らせんに「あ、また一つ見つけた」という発見のおもしろさを持ち続けたいというわけです。

    姪っ子たちにiPSの特集の載った子ども向け科学雑誌を贈りました。「すごいおじさんだったね」、私がいなくなったあとそう思ってくれればと考えています。あれも自然の設計図みたいなものかもしれません。

    小室等の「夏が終わる」に「なぞのような 人の裏切り」とあるのですが、人の心とは離れても戻ってくるときになれば戻ってくるもの。一巡りすれば元に戻るのが自然の摂理でしょうか。

    今の職場に勤めてから、話す人の目を見ない人たちはうちの職場特有ということを、研修という全国の他流試合に行ってわかりました。人の裏切りが謎でなく必然になる狭い職場、それは広い社会の中では「謎」になるわけです。

    決して、私の感覚が異常なわけではないという確信。離れても戻ってくるときになればわかる。それを信じて新年を迎えたいです。

  • 「はだしのゲン」作者逝去の報に接して

    初めて眼にしたときはわたしは小学生だった。あの衝撃は忘れない。父親世代もまだ戦時中のことを(しか)知って(知らない)いた。しかも、父は長崎の近辺の出身であり、原爆とはどういうものかあとの世代よりも鮮明に覚えたように思う。

    学生の頃にそのマンガがアニメーション化され放映されていた。思い返すと本の時よりもバックに流れるリアリティーが保たれていたかどうか、と感じることもある。

    それからさらに時は流れてこの国の核武装化の危険、原発事故の収束しない現実。中沢先生安らかに眠ってくださいというには酷かも知れない。憶えていること、それを伝えること、それを受け取ること。どれが欠けてもいけない。

  • 昼食の定食から鶏肉が消えた日

    きのうから職場の定食で、鶏胸肉のフリッターから牡蠣フライになっている。

    いや、こんな高級なもの食べ続けていいのかしら。

    モスやケンタの前を帰りながらはっと気づいた。世間はクリスマス一色。クリスマスといえば、鶏肉料理。

    こういうところで季節の変わり目を感じるとは。この時期は鶏肉が仕入れにくいから苦肉の策として、牡蠣フライが出るのだろう。たぶん、24日ぐらいまで牡蠣フライ定食かも知れない。

    慣れないと消化不良を起こすこともあるんですよね。

  • ショスタコーヴィチ・交響曲第8番

    2012/12/04

    音楽

    今日帰ってきて、FMラジオで聴いていました。
    途中からざんざかざんざか(わたしはこれが好きなのですが)やりはじめたところで、舞台の振り付けというか演出というか、そんなワンシーンが思いつき始めました。

    ちょうど、舞台の中心を軸に群衆が乱舞しながらぐるぐると輪を描きぶつかり合い動き回る、そんな場面です。

    ずっと昔のニュース映画で、「労働争議」の場面でショスタコーヴィチの交響曲第5番の第1楽章一部が出てきていたようです。トロンボーンがロングトーンで下降音調を演奏し始め、燃え移るかのように木管やピチカートに旋律が移り、一気に爆発に持っていくかのような感じの場面でした。

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