HARU WORKS(柴山晴)

イラスト・日記

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  • マーラーの交響曲第2番「復活」から「原光」-Urlichtあるいは「世界教会会議」

    2012/02/29

    音楽

    この独唱の部分、寝る前にリピートで聴くと効きます。リピートと言えば、バーバー「弦楽のためのアダージョ」も少しくらいですがオススメです。

    あと、不謹慎ながら。もうひとつの後のアレグロ・マエストーソは元気が出てしまうので朝ならばいいでしょう。ショルティの版を聴いているのですが、やっぱり金管が咆吼してますね。大好きです。いまはないCD店の店員さんの好みに合わせてしまった格好ですが、結果オーライです。

    で、この部分ですがサルバドール・ダリの「世界教会会議」をも連想してしまいます。「世界〜」はダリ夫妻の愛(ガラ婦人がマリア様に似せてある!)を歌っているという感じとよく書かれます。あのスケールの大きさとシカゴ響の響きがよく似てます。

  • ビアズリー/丸尾末広/ジョン・ゾーン

    何とまあ、「濃いもの」ばかり並べてしまいました。時間順にいけば今日のタイトルのとおりです。

    まず、ビアズリー。さっき、インターネットラジオでR.シュトラウスの「サロメ」・狂乱と死ですね。お望みのヨカナーンの生首を銀の皿にのせてサロメが接吻。そこの王妃はヘロディアスといいます。デカダンですね。

    この接吻、ばしっと決めて描いたのがビアズリーです。アール・ヌーヴォー、世紀末芸術の一人です。わたしが文学を学んでいたころ、先般の文通で"Use Me"を教えてくれた先輩がさらに、ミュシャも勧めてくれていました。

    では、日本でビアズリー的な作家は?わたしなりにはずばり、少女の口から目に蛇が貫通している絵・丸尾末広だと思います。ジョン・ゾーンのジャケ写裏に丸尾のそのようなグロテスクな挿絵が……。お気に入りがFace Lifterの挿絵です。敢えて載せません。耐えられる方のみおすすめします。

  • 作品アップのお知らせ「白毛和犬三種」

    2012/02/13

    活動記録

    べつに検定ではありません。北海道犬(いわゆる「お父さん」で有名)・柴犬・紀州犬です。

    白毛はこの三種だけではないのですが、とりあえずというところです。秋田犬にもいます。こちらは「わさお」で有名かもしれません。

  • アンチャとニキ

     これもまた柴犬好きだった中野孝次さんのエッセイ(「犬のいる暮らし」だったか)に紹介された翻訳小説です。鉱山技師のアンチャが同僚の讒言で逐われ、何年も愛犬のニキは待ち続け、飼い主がやっと帰宅した時に事切れた、というストーリーです。

     思わず、「オデュッセイア」のオデュッセウスが戦役の果てに帰郷すると、待ちわびた愛犬・アルゴーが飼い主を見て事切れる、それを思い出しました。関連があるのでしょうか。ルネサンス(文芸復興)の祖、ダンテ・アリギエーリも「神曲 地獄篇」にこの古代の英雄を登場させています。惜しむらくは、作者を血みどろの政治劇の末に永久追放した仲間を、キリスト教の地獄において呪う際に、古代の英雄達も呪われた代表として登場します。私怨と言うよりも連綿とした歴史の中に、ウェリギリウスの力を借りてダンテ自身を位置づけようとした「遺書」的なものも見て取れないでしょうか。

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