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Commentボールペン
182×257
2013年
人類の夢、そして今は亡き冒険家だった父の夢でもある「空飛ぶ遺跡マトキト」のナゾを探るべく考古学者のカラスはその日も飛船を走らせていた。
その日の天候は最悪だった。海は大荒れ、叩き落とすかのような強風が吹きつけ操縦もままならない程だった。
しまいに、エンジントラブルを起こし飛ぶことも困難になった。
もう、だめだと諦めかけたとき、上空からゴゴゴ・・・・と大きな音をたてて何かが降りてきた。
カラスは無我夢中で壊れた飛船を乗捨てそのモノに飛び移った。
扉が開き犬の仮面をかぶった者が現れ中へと案内してくれた。
紹介したい人がいる。
そう言ってある部屋に通された。そこには死んだはずの父がいた。
カラスは久しぶりの再会に歓喜した。しかし父は浮かない顔で
「まさか、お前もここにくるとは・・・」
と言い残しその場を去った。
ぼくは不思議に思い父を追いかけたがもういなかった。
しばらく建物の中を歩き回って分かったことがある。
どうやらここは探し求めたマトキトの中であること。
そして、それは死んだ者しか見れない遺跡であるということ。
空飛ぶ古代遺跡マトキト
by うのき
ボールペン
182×257
2013年
人類の夢、そして今は亡き冒険家だった父の夢でもある「空飛ぶ遺跡マトキト」のナゾを探るべく考古学者のカラスはその日も飛船を走らせていた。
その日の天候は最悪だった。海は大荒れ、叩き落とすかのような強風が吹きつけ操縦もままならない程だった。
しまいに、エンジントラブルを起こし飛ぶことも困難になった。
もう、だめだと諦めかけたとき、上空からゴゴゴ・・・・と大きな音をたてて何かが降りてきた。
カラスは無我夢中で壊れた飛船を乗捨てそのモノに飛び移った。
扉が開き犬の仮面をかぶった者が現れ中へと案内してくれた。
紹介したい人がいる。
そう言ってある部屋に通された。そこには死んだはずの父がいた。
カラスは久しぶりの再会に歓喜した。しかし父は浮かない顔で
「まさか、お前もここにくるとは・・・」
と言い残しその場を去った。
ぼくは不思議に思い父を追いかけたがもういなかった。
しばらく建物の中を歩き回って分かったことがある。
どうやらここは探し求めたマトキトの中であること。
そして、それは死んだ者しか見れない遺跡であるということ。
published : 2013/10/17