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イラストレーション > その他
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Comment象は実物にはあまり縁がないのですが
占いのときに比喩として象の話をよくさせていただきます。
サーカスの象はなぜ、杭を抜かないかご存知ですか?
大きな体に小さな杭、抜こうと思えば抜ける気がしませんか?
それは小さいときから抜こうとして抜けなかったので
もうその杭は抜けないと思い込んでいるからです。
また綱の範囲でも快適というのもあるのでしょう。
でも子どもの頃には力がなくて抜けなかったその杭も、
大人になったいまのタイミングなら本当は抜けるのかもしれません。
というお話をさせていただくことがございます。
そして、この話には続きが。
タイではかつて大津波がありました。2004年のスマトラ島沖地震のときです。
そのとき、観光客にサービスを提供する役割だった象が杭につながれていました。
津波の危険を察知した象は、逃げるべく杭を抜いたそうです。
ひとりでは逃げずに、観光客を鼻で抱えて逃げた。
あたしの美学です。そして
ご縁があった方には、杭を抜くときは、ぜひそういう太っ腹な道を選んでほしい
という願いから話す、この続きのお話。
絵でも表現したいとおもいました。ご高覧いただけましたら、幸甚です。
和紙(鳥の子)、墨液、ボールペン Japanese paper Torinoko, liquid sumi ink, water base ball-point pen
840mm × 650mm
2017年
ペンの色は銀です。2017年10月、アートコンフューズ展@東京芸術劇場で初展示しました。
象は実物にはあまり縁がないのですが
占いのときに比喩として象の話をよくさせていただきます。
サーカスの象はなぜ、杭を抜かないかご存知ですか?
大きな体に小さな杭、抜こうと思えば抜ける気がしませんか?
それは小さいときから抜こうとして抜けなかったので
もうその杭は抜けないと思い込んでいるからです。
また綱の範囲でも快適というのもあるのでしょう。
でも子どもの頃には力がなくて抜けなかったその杭も、
大人になったいまのタイミングなら本当は抜けるのかもしれません。
というお話をさせていただくことがございます。
そして、この話には続きが。
タイではかつて大津波がありました。2004年のスマトラ島沖地震のときです。
そのとき、観光客にサービスを提供する役割だった象が杭につながれていました。
津波の危険を察知した象は、逃げるべく杭を抜いたそうです。
ひとりでは逃げずに、観光客を鼻で抱えて逃げた。
あたしの美学です。そして
ご縁があった方には、杭を抜くときは、ぜひそういう太っ腹な道を選んでほしい
という願いから話す、この続きのお話。
絵でも表現したいとおもいました。ご高覧いただけましたら、幸甚です。
和紙(鳥の子)、墨液、ボールペン Japanese paper Torinoko, liquid sumi ink, water base ball-point pen
840mm × 650mm
2017年
ペンの色は銀です。2017年10月、アートコンフューズ展@東京芸術劇場で初展示しました。
published : 2017/11/08