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2009/02/23
解体現場にて無造作に置かれている照明が、
デザインされた物以上に美しく、
現場写真も撮らずその照明の写真を撮りまくってしまった。
職人に「なにをとっているんですか???」と変人を見るような顔で見られてしまいましたが…。
解体された廃墟のような現場には、
構造としての機能のみが残り、妙な美しさがあるが、
それと同じことが機能だけの現場照明にも見られた。
ここ数年、廃墟や工場を撮った写真集などが数多く出ているが、
その理由がわかったような気がした瞬間?
2009/01/30
ディテールに迫ることによって、全く違う物として見えてくる。
普通の視点では見えてこない景色、知覚認識の違いが面白い。
これはグリッド状にものを並列することによって、
平面に見える立体を再現。
きれいに平坦に並べているように見えて、
中央に少しふくらみをもたせている。
気がつかないが、奇妙な違和感を感じてもらえれば成功?
2009/01/19
アスファルトに規則正しく引かれた白線は「横断歩道」となる。
これは横断歩道というアイコンが出来上がっているからである。
アスファルトにランダムに引かれた白線は、
「横断歩道」というアイコンが違う意味を含み出す。
きちんと待たなくてもよいのか?
黄色でも渡ってもOK?
ペット優先?
規則正しく引かれている横断歩道に「ゆがみ」が生じることで
見るものは様々なことを考えざるを得ない。
そこには非日常的な違和感が生じている。
この横断歩道に出会ったとき、どのようなことを感じるだろうか。
2009/01/16
クリスマスが明けてもクリスマスイルミネーションは残っている。
ふと不思議に思い写真に撮った。
クリスマスのイルミネーションは小さな光体の集まりが、
寄生元である樹木自体を覆い隠し、
光ることで樹木は闇となり消え去り、樹木は光の塊となる。
夏の花火も光体の集まりが花火となり、
夕方でも周囲を夜の闇に包まれたように感じさせる。
クリスマス イルミネーション ≒ 夏の花火
季節は違えど、感じるものは同じなのかもしれない。
季節の風物詩として夜を照らす光の集まり。
それは点であり、面であり、ボリュームでもある。
同じ「 ≒ 」。
春と秋ではどのようなものだろうか。