宮尾節子

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夜空で
瞬いてばかりは

退屈だった
星の瞳は

人と
生きたかったので

はな、にじ、つばさ、

地上に降りて
人の姿になった

みのり、すばる、いぶき、

心がじょうずに
体をもてないように

瞳もまた
じょうずな
体をもてなかったが

それだけのこと

でも
星の瞳は

持ち前の明るさで
照らすくせが抜けない

人の
良いことも
悪いことも

のぞみ、ゆめ、
ぶじ



*相模原障害者 施設殺傷事件についての詩。
 (部屋の名前の引用があります)
 ご冥福を祈ります。

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published : 2016/08/12

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