The view of a Sundaland
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【Sundalandの補足】
約7万年前頃からはじまる最終氷期には、海水面が低下したり上昇したりをくりかえしました。海水面が低下したときには、現在のインドネシア付近の島々は、ひと続きとなってスンダランドと呼ばれる陸地になっていました。海水面が上昇したときには、今と同じような島々に分かれました。アフリカからきた新人(ホモ・サピエンス)は、陸上の食物だけでなく、丸木舟やイカダを使って海洋の食物を利用し、徐々に人口をふやしていきました。東南アジア海洋民の誕生といえるでしょう。やがて、彼らは、ここスンダランドを新しい故郷として、アジア各地に移住・拡散していきました。丸木舟で黒潮に乗って北上し、琉球列島にまで到達した人々がいたことでしょう。彼らの子孫が、港川人や縄文人になったと考えられます。
published : 2012/10/06
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