1万8000人の登録クリエイターからお気に入りの作家を検索することができます。
カンノマサヒロ
グラフィックデザイナー
不可解なもの
それは人間の理解を越えたものであるため、恐ろしいモノとして
捉えられる事が多い。
しかし、理解を超えた分、其処に想像の余地が生まれるため
興味深いものにもなり得る。
人間が古来より神を敬い、霊を恐れながらも興味を持ち
研究し続けるのもそういった「想像の余地」から生まれる興味故であろう。
そのようにして不可解から生まれた「想像の余地」は、その不可解な
存在自体を魅力的なものに映す事もある。
例えばミロのヴィーナス。彼女はなぜギリシャ彫刻の最高傑作
と呼ばれるまでに有名な彫像となり、どうやってここまで人を
惹きつけてきたのか?
詩人であり小説家の清岡卓行氏によると
「彼女が魅惑的であるためには、両手を失っていなければならない」
という。
それは、腕が失われている事によりそこに「想像の余地」が生まれ、100人いれば100人が100通り、自分の中で最も美しい腕の形を想像できるからではないだ
ろうか。
ここにある僕なりの不可解世界に触れて興味を持ち、その不可解ゆえの「想
像の余地」をあなたの頭で埋めて自分なりの最もしっくりくる答えを見出していただけたら、とても幸いです。
b
経歴2007年4月 | グラフィックデザイナーとして就職 |
---|---|
2009年11月 | 下北アートスペース「第一回ポストカードコンテスト」にて最優秀賞受賞 |
2010年2月 | HANJIRO代官山店内(HANJIRO GALLARY)にて「カンノマサヒロの不可解な世界展」を開催 |
2010年7月 | 下北アートスペース「イラストコンテスト展」出展 |
2010年9月 | 下北アートスペースにて「ほねとかわとがはなれるおと展〜カンノマサヒロの不可解な世界Ⅱ」を開催 |