部屋に居がちになるデザイナー。
白の愛車で、冗談で海までドライブしてみた。

人が誰も居ない。
夕日が沈む東京湾を歩いて。
ホームレスになったらどこにテントを建てるか考えながら。


ドライブは好きだ。
冗談ではない。

プログラミング。
冗談で専門的にやってやろうと思い、それっぽい本を買ってきてやってみた。


本と同じ様にやっているのに、エラー。
修正してやる。


起動。


間違いだらけの専門書に・・

アーメン。

女。

私は、女では無い。
なよなよした格好に興味はない・・

しかし

仕事で・ショップで・道端で・・
女に間違えられる事が多すぎる。

ひどい時は、某デパートで私につられてOLさんが男子トイレの中まで付いて来た。

アーメン。

週末しか出さない漆黒の愛車がある。

冗談の様なスピードが出る車だが、猫の為に、軽にも抜かれるスピードしか出さない。



猫は大切な存在だ。

数年前まで都内の某デザインオフィスに冗談で勤務していた。

そう。
社長の笑い声がゴルフクラブで人を殴り殺してそうな笑い方をするオフィス。

仕事はすぐ片付け。
オフィスを抜け出し、山手通りを散歩ばかりしていた。

ふざけた思い出だ。

電車に乗れぇ！！！
意味がわからない。

スコフィールドは見終わった。
アゲ嬢も就寝。

私も冗談で寝る事に。

醤油をこぼして、よく父親に怒られた。
幼い頃だ。

注意しているのに、醤油さしはよく倒れるんだ。


醤油さしには魔物が棲んでいるんだろうねきっと。

週末の分を返した。
アゲ嬢、今日はいつもに増してイカれてた。

携帯。
リアが婚約した。

一瞬の叫び。
抑えた。
悟られない様に・・

午前3時04分、漆黒の愛車で冗談でドライブに現れた。

某交差点で信号待ちをしていた。
ふと横を見ると歩行者用の横断歩道前で猫が信号待ちをしていた。

信号が青に変わる。

猫は横断歩道を渡る。

1枚限定デザイン。
郵送は危険なので本人に直接渡しに行きましょう。

明日カフェに呼ばれ、デザインを渡された貴方.
その渡した人物が本当のJ STYLE.