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Gregoire Poitevin
画家
中高時代、地元の美術学校 (Ecole des Beaux-Arts de Caen) に通う。絵画を初めとして、プラスチック・アートや写真、版画など、美術全般を学ぶ。
高校卒業後、美術大学に行くか映画監督の勉強をするかで迷うが、成績優良ゆえに結局、パリ政治学院 (Science-Po) に入学が決まる。多忙な学生生活を送るも、暇さえあれば 夜中であろうが、アパルトマンの一室で描く。画材は予算的理由でキャンバスを控え、道で拾った板やカートンボードを利用。
在学中は交換留学により来日。東京大学(2000年)、慶応義塾大学(2002年) で日本語と日本文化を学ぶ。この頃も狭い寮の部屋に 安価な紙と絵具を広げ、夜中の制作を続行。
2004年 政治学院を卒業し 再来日。仏自動車会社の東京支社に就職する。ITメディア・映画に関する活動を通して、フランスの文化・ライフスタイルについて提案し始める。実際に日本のビジネス環境に身を置くことで、日仏の価値観の違いをより強く意識し、自国文化を改めて捉えなおす契機となる。以来 画材として広告パネルや写真を再利用して描くようになる。
2006年には北京語の勉強を再開する為 中国に渡り、北京外国語大学に入学。東京での勤務経験を生かし、現地では東アジア市場向けの先端電信技術に特化した企業に就職。だが滞在期間が長くなるにつれ、日本の存在が再度、自分の中でクローズアップされる。そして2008年… 満を持して「日本帰国」を決断。意識の底辺に、この国との何かを認識しながら、現在に至る。