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「金色の雪」という名の絵本があって
その扉を開いてみると、本当に
輝くばかりに金色の雪が降っているのでした。
すぐにあなたは絵本の中に入ってしまって
足もとを見ると
ちゃんと黄色い長靴をはいていて
手もとを見ると
ちゃんと赤い手袋をはめています。
(ここはどこかしら?)
あたりを見まわしてみると、
遠くに金色の時計台がそびえ、
そこから続く金色の並木道には
金色の馬車が走っています。
そう。
ここは金色の雪が降る
金色の街なのでありました。
あなたが着ているのは青い服。
あなたは
手に持っていた緑色の傘をさします。
金色の街を行き交う金色の人たちが
そんなあなたを指さします。
「なんて素敵な色の女の子なの!」
あなたは、ちょっと得意です。
金や銀の色のクレヨン
持ってなくても
もう平気だね。
金色の雪
by Tome館長
「金色の雪」という名の絵本があって
その扉を開いてみると、本当に
輝くばかりに金色の雪が降っているのでした。
すぐにあなたは絵本の中に入ってしまって
足もとを見ると
ちゃんと黄色い長靴をはいていて
手もとを見ると
ちゃんと赤い手袋をはめています。
(ここはどこかしら?)
あたりを見まわしてみると、
遠くに金色の時計台がそびえ、
そこから続く金色の並木道には
金色の馬車が走っています。
そう。
ここは金色の雪が降る
金色の街なのでありました。
あなたが着ているのは青い服。
あなたは
手に持っていた緑色の傘をさします。
金色の街を行き交う金色の人たちが
そんなあなたを指さします。
「なんて素敵な色の女の子なの!」
あなたは、ちょっと得意です。
金や銀の色のクレヨン
持ってなくても
もう平気だね。
published : 2012/12/15