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事件の真相

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事件の真相を明らかにして正しい判決を下すことが目的なら 
裁判員制度が適切であるとは思いません。

しかしながら実際問題、世の中に事件が溢れ続けているのに 
他人事のように限られたプロにまかせっぱなしにしておくのも、適切な態度とは思えません。

結局のところ、ある集団内で発生した事件は 
たとえ真相が不明でも、たとえ判決が不当でも 
その集団のおおむね総意によってなされた裁定であれば 
「甘んじて受け入れてもらわねば困る。
疑い出したら切りがないのだから」ということではないでしょうか。

つまり、便宜的な多数決と同じですね。

間違っていようが、狂っていようが、馬鹿ばっかりであろうが 
「ともかく多数意見なんだから、決められたことに従ってもらわねば困る」というわけ。

けれども、もし「多数決の採用」を多数決で否定してしまったら、どうするつもりでしょう。

どうも矛盾を抱えているようです。

なにはともあれ、便宜的に犯罪者にされ、便宜的に死刑を宣告されたら 
ソクラテスじゃないんだから、死んでも死に切れないでしょうね。

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published : 2010/10/19

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