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Comment 池のほとりを散歩しながら、小さな小川をたどりそのまま山道への階段を上がる。
途中で見つけたタンポポ。
振り返ると日差しを受け、水面がキラキラ揺れている。僕の願いも僅かに光ってきたようで、小さな影に振り戻されていくようでなんら進んでいないのかもしれない。
(夜更けに、むっくり、起きだして、かき出したはいいが本文も揺れる)
タンポポの様に想いをとげたら、次に順番を譲りたいね。自らの意思が残っているうちにね。最近の僕はとても身近に、そう、鏡で自分を見遣る程度に死を感じているんだ。
強くありたいね。倒れた僕を踏み台にしてお前たちは大きく登ってゆけばいい。どんなに悲しみがやって来たにしても、その場所より下には行かなくて済みます様に。
沢山の綿毛を天まで飛ばしておくから、時どきお前たちの成長の種は天から舞い落ちて来るだろう。顏を上げて歩け。
またいつかの僕になれますように。
僕の行く所★
by CANBEESANTA
池のほとりを散歩しながら、小さな小川をたどりそのまま山道への階段を上がる。
途中で見つけたタンポポ。
振り返ると日差しを受け、水面がキラキラ揺れている。僕の願いも僅かに光ってきたようで、小さな影に振り戻されていくようでなんら進んでいないのかもしれない。
(夜更けに、むっくり、起きだして、かき出したはいいが本文も揺れる)
タンポポの様に想いをとげたら、次に順番を譲りたいね。自らの意思が残っているうちにね。最近の僕はとても身近に、そう、鏡で自分を見遣る程度に死を感じているんだ。
強くありたいね。倒れた僕を踏み台にしてお前たちは大きく登ってゆけばいい。どんなに悲しみがやって来たにしても、その場所より下には行かなくて済みます様に。
沢山の綿毛を天まで飛ばしておくから、時どきお前たちの成長の種は天から舞い落ちて来るだろう。顏を上げて歩け。
またいつかの僕になれますように。
published : 2013/04/14