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Comment物語り ーーーーーーーーーー
バラバラに散らばったハートの国を傷だらけのメルルを抱いて見張りの女悪魔のダイヤととぼとぼ歩いていた。
白い灰が雪のように降って幼馴染の愛した国をおおいつくしていく。
サクサク・・
「あっ!」
目の前に倒れていたのはミルルのかわいがっていたドラゴン。
「もう助からない。虫の息状態だ」
ダイヤが言う。
いつもは厳しい彼女の目がふとそらされる。
そうだ。数年前、こんな真っ白な雪の中、瀕死の状態で捨てられていた子供を助けた。
子供は兄上が魔族にむかえて、兄上の忠実な手下になった。
魔族にむかえるように頼んだのは俺。
どうしても助けたかった。
ダイヤもあの夜を思いだしているのだろうか?
そうだ・・。
ドラゴンのケルルとメルルを魔族に加えよう。
そうすれば、あの時のダイヤのように助けられる。
幼馴染の愛した国を滅ぼしたのは兄上と黒い影。
せめて彼女のかわいがっていたケルルとメルルを助けよう。
手からあふれ出た光りがケルルを赤ん坊の姿に変えて。
メルルと二人光に包まれる。
二人をダイヤと一緒に育てる。
その思いが俺の新たな希望になった。
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物語り ーーーーーーーーーー
バラバラに散らばったハートの国を傷だらけのメルルを抱いて見張りの女悪魔のダイヤととぼとぼ歩いていた。
白い灰が雪のように降って幼馴染の愛した国をおおいつくしていく。
サクサク・・
「あっ!」
目の前に倒れていたのはミルルのかわいがっていたドラゴン。
「もう助からない。虫の息状態だ」
ダイヤが言う。
いつもは厳しい彼女の目がふとそらされる。
そうだ。数年前、こんな真っ白な雪の中、瀕死の状態で捨てられていた子供を助けた。
子供は兄上が魔族にむかえて、兄上の忠実な手下になった。
魔族にむかえるように頼んだのは俺。
どうしても助けたかった。
ダイヤもあの夜を思いだしているのだろうか?
そうだ・・。
ドラゴンのケルルとメルルを魔族に加えよう。
そうすれば、あの時のダイヤのように助けられる。
幼馴染の愛した国を滅ぼしたのは兄上と黒い影。
せめて彼女のかわいがっていたケルルとメルルを助けよう。
手からあふれ出た光りがケルルを赤ん坊の姿に変えて。
メルルと二人光に包まれる。
二人をダイヤと一緒に育てる。
その思いが俺の新たな希望になった。
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published : 2019/02/27