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2018/04/22
今日は、私が絵を描く上でメインとしている、「ソノ世」という世界にいるキャラクター達について
お話ししたいと思います。
自分にはどんな描き方が向いているのか、自分の絵はどこを目指しているのか…
何か決定的なものが欲しくて悩んでいた時、頭にフッと浮かんだのが「キャラクターもの」という言葉でした。
確かにそれが私には最も馴染みがあって描きやすい…けれど、ただでさえ多種多様なキャラクターで
溢れているこの世の中、可愛くて誰にでも親しみやすいものを追求しても、私以上にそういった表現に秀でた
人達の中で埋もれてしまうだろう。それに、どうやら私には、絵に対して、「かわいい」の一言だけで
終わってほしくないという貪欲さがあるようだ…では、何を追い求めるべきだろうか?
考えて考えて考え尽くして……たったひとつ気付いたこと。
この、必死になって「考える」という行為そのものでした。
私たちが、まぶたの裏の暗闇でさまよい、懸命に何かを見つけ出そうとする…この原動力は
どこからやって来るのだろうか…?
この時代、つい無意識に誰かの言葉、誰かの思考を借りて早々に結論を出してしまいがち。
改めて、誰のものでもない自分の脳と心で、深海に届くくらい深く、宇宙の果てまでも遠く熟考することの
重要さを再発見出来るようなキャラクター達、そして彼らの住む世界を作りたい…!
そんな衝動に突き動かされて出来たものが「ソノ世」でした。「考える」というキーワードは、
「哲学」「深層」「スピリチュアル」等の新たなキーワードを生み、「ソノ世」を形作る重要な要素となっています。
大まかな説明になりましたが、私の目指す世界観について少しでも理解していただけたら嬉しいです。