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Comment陶器という、壊れやすい作品を蘇らせ、現代においても修復して使うための技術「金継ぎ」。
「電継」は、継がれた金属部分に電流を流し、電子回路として利用する技法として提唱しています。
第一弾「雷胴」は、金継ぎされた部分を触ることで「音を出す電子ガッキ」としてのご紹介です。
【仕組み】
金継ぎ部分を静電容量センサーにして、触れた人間のタッチを検出します。
Arduino+音響合成ライブラリを用い、場所と電圧変化量に応じて、
壺自体を共鳴胴とした内部スピーカーを鳴らしています。
キンミライガッキが提唱する「電継」とは、金継ぎによって蘇った陶器を、
さらに新しいインターフェースとして未来に活かすためのものです。
壊れやすいが、使うために触らなければならない、
そんな陶器の傷痕に触れる行為と演奏行為が結び付くことで、
陶器の、楽器の、
時に美術作品としての価値を持ちながら
素手で扱う必要がある矛盾性を、現代に浮き彫りにします。
なでる、触れる、ふさぐといった行為を演奏の動作とし、
焼き物の呪術的な側面を再び見出すこと。
壊れやすいことを意識しつつも触らなければならないという楽器的性質が、
私たちのこのマテリアルに対する態度を変化させること。
キンミライより電継を発表することにつきまして、現代人に、この2つの影響を願っております。
・Creative Hack Award2018ファイナリスト ノミネート作品
"電継" DENTSUGI
by キンミライガッキ
陶器という、壊れやすい作品を蘇らせ、現代においても修復して使うための技術「金継ぎ」。
「電継」は、継がれた金属部分に電流を流し、電子回路として利用する技法として提唱しています。
第一弾「雷胴」は、金継ぎされた部分を触ることで「音を出す電子ガッキ」としてのご紹介です。
【仕組み】
金継ぎ部分を静電容量センサーにして、触れた人間のタッチを検出します。
Arduino+音響合成ライブラリを用い、場所と電圧変化量に応じて、
壺自体を共鳴胴とした内部スピーカーを鳴らしています。
キンミライガッキが提唱する「電継」とは、金継ぎによって蘇った陶器を、
さらに新しいインターフェースとして未来に活かすためのものです。
壊れやすいが、使うために触らなければならない、
そんな陶器の傷痕に触れる行為と演奏行為が結び付くことで、
陶器の、楽器の、
時に美術作品としての価値を持ちながら
素手で扱う必要がある矛盾性を、現代に浮き彫りにします。
なでる、触れる、ふさぐといった行為を演奏の動作とし、
焼き物の呪術的な側面を再び見出すこと。
壊れやすいことを意識しつつも触らなければならないという楽器的性質が、
私たちのこのマテリアルに対する態度を変化させること。
キンミライより電継を発表することにつきまして、現代人に、この2つの影響を願っております。
・Creative Hack Award2018ファイナリスト ノミネート作品
published : 2019/02/06