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  • コピペ ソング

    2016/09/05

    変な詩

    コピペ ペコピパ ペコピパポ 

    コピペ ペコピパ ペコピパポ 

     

    コピー & ペースト

    コピー & ペースト 

     

    取って 貼って 簡単だ 

    取って 貼って 簡単だ 

     

    コントロール C コントロール V 

    コントロール C コントロール V 

     

    左クリック 右クリック 

    左クリック 右クリック 

     

    頭ん中 考えなしの マウスが走る 

    頭ん中 考えなしの マウスが走る 

     

    コピペ ペコピパ ペコピパポ 

    コピペ ペコピパ ペコピパポ

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  • 黄昏どき

    2016/08/04

    変な詩

    黄昏どきの庭に 女がいて 
    そそりながら 立っている 

    なぜなら太もも 見えそで見えぬ 


    汚れゆく空を 指さし 
    「落ちてきたの わたし」

    首を傾け えくぼ浮かべる 


    その手招きに 誘われて 
    黄昏どきの庭に 下り立たば 

    そこにはもう 誰もいない

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  • 増殖の始まり

    2016/07/24

    変な詩

    君の指先が僕の胸に突き刺さり 

    そのまま背中に突き抜ける。

     

    ここからでは見えない血のマニキュア。

     

    爬虫類を連想させる長い舌が傷口を這い 

    未熟な鳥肌に一枚ずつウロコを移植する。

     

    泡に包まれ、粘液を分泌しながら 

    足を絡ませるカタツムリ。

     

    君の無表情な複眼と無神経な外骨格。

    僕のカラダは麻痺して動けない。

     

    刺し込まれる産卵管に根毛まで痙攣が走る。

    柱頭から花粉管が伸びる。

     

    裂けた染色体、泳ぐミトコンドリア、

    せわしなく渦巻く原形質。

     

    どこか違和感を感じながらも 

    惰性のように増殖が始まろうとしている。

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  • 皇子の笑み

    2016/06/23

    変な詩

    おそるるなかれ 
    乞うなかれ 

    玉串 しめ縄 
    はらはらと 

    嵐呼んで 露払い 
    鎮守の森に 狐鳴く 


    背にヒヤリ 
    なにやら感じ 振り向けば 

    いにしえの 幼な児の 
    笑顔ありけり 

    をりはべり

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  • リンゴ頭

    2016/06/20

    変な詩

    頭の中がリンゴです 

    なんにも考えられません 

     

    だから 品種は不明です 

    メロンでないとも限りません 

     

    腹の中はバナナかスイカ

    野菜と果物 どちらかな

     

    胸はブドウ 尻はモモ 

    脚はダイコン 腕ゴボウ

     

    そんなもんです 

    だいたいは 

     

    細かいことは気にしません

     

    だって ほら 

    頭の中がリンゴだもん

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  • 小さな妖精

    2016/06/10

    変な詩

    妖精がいます。

    とても小さな妖精です。

     

    肉眼では見えません。

    虫めがねでも見えません。

     

    顕微鏡だって 

    電子顕微鏡だって見えません。

     

    たとえ目に見えずとも 

    そこにいるという確かな感触。

     

    それがつまり 

    妖精です。

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  • 素数の在り方

    2016/05/12

    変な詩

    僕は素数が好きだ。

     

    正確に言うなら 

    その在り方が、だ。

     

     

    合成ではなく 

    オリジナル。

     

    求める手順あれど 

    公式なし。

     

    存在に限りがないのも 

    頼もしい。

     

     

    苦労して 

    新たに見つけた時の 

     

    その喜びよ。

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  • 主の祈り

    2016/04/04

    変な詩

    天高く馬肥ゆるも春遠からじ、近くば寄って我らが父よ。

    ねがわくは女郎花を藤袴と呼ばせたまえ。

    四国八十八ヶ所の霊場を順拝させたまえ。

    ころもの天ぷらになるごとく、ちりめんじゃこになさせたまえ。

    我らの日々の糧を、非正規雇用労働者より搾取し、与えたまえ。

    我らに罪をおかす者を、我らがゆするとしても 
    我らの罪をゆるしたまえ。

    我らを殺し屋にあわせず、老いより救いだしたまえ。

    悪とちからと飢えとは、限りなくなんじのものなればなり。

    あっ、ごめん。

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  • 連鎖のすりきれ

    2016/01/24

    変な詩

    アメーバ アメンボ アメフラシ 

    ジメジメしてたら ミジメになって 

     

    熊笹 熊猫 熊ん蜂 

    刺されて 掻いたら 骨そげた 

     

    春雨 春巻 ハルマゲドン 

    食べられないのは どれでしょう? 

     

    カプリコ カピリナ カピプペポ 

    ポップコーンは バナナじゃないよ

     

    モケナ コマイソ ブクゲネ ベコゾ 

    すき身と 抜き身と マグロの叩き 

     

    すけらま びっちょれ くんずれ どべじ 

    切った貼ったは 美容整形 秋の空 

     

    まかな ほいそご もけして だぼそ 

    黙して 合掌 南無阿弥陀仏

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  • 少女積み木

    2016/01/02

    変な詩

    遊び仲間も おもちゃもなくて 

    手持ち無沙汰な 日曜日 

     

    女の子集めて 魔法をかけて 

    さまざまな意匠の 木片に 

     

    これを重ねて 積み上げて 

    少女積み木して 遊ぶのだ 

     

    彼女はここで 君はここ 

    この子はどこに のせようか 

     

    立てよか倒そか 裏返し 

    こんな隙間に 入るかな

     

    積み木遊びの おしまいは 

    積み木崩しが 待っている 

     

    グラグラ グララ 

    ガラガラ ガララ

     

     

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