テールライトの向こう(re.ver)
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「これが、最後かもしれない。」
そう聞かされて、彼女が降りる駅まで全速力で走らずにはいられなかった。
光を帯びて現れ、去るかのように静かに消えるテールライトのように、
「想い」を口にしてしまえば、只の言葉となって、「それ」が消え失せてしまうのが怖かった。
我儘だろうが、自己満足だろうが何だろうが…それでも、少しでも君に伝えられるのなら、
張り裂けそうになりながらも届けに行く。
こちらの作品のリメイク版です。
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published : 2020/07/17
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