宮尾節子

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宮尾節子

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駅で待ち合わせした。

そっくりの笑顔が改札前で、手を振ってくれたとき。
なあんだ居るじゃないと、泣き笑いした。

こうして、みんな繋がって行くんだね、
いのちって、バトンのように。

「久しぶり」と肩を抱くと、驚くほど暖かかった。
わたしの腕のなかで、

「久しぶり」と応えてくれた、彼女の──
娘の、からだは。

一緒に並んであるく
コンコースには夏の陽射しがあふれ

(おかえり、)
(ただいま。)

こうして、みんな繋がっていくんだね。
いのちって、バトンのように。

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published : 2015/10/29

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