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Comment かつて日本の自動車メーカーの中には、海外のメーカーと提携してその親会社の製品を自社ブランドとして輸入・発売するケースがありました。
米国ミシガン州デトロイトシティに総本社を持つ自動車業界の巨人・ゼネラルモータースと提携していたいすゞ自動車もご多分に漏れず、オーストラリアのブラザーカンパニー・ホールデンブランドのフラッグシップサルーン、ステーツマンドゥビルを輸入して自社ブランドの高級セダンとして発売しています。残念ながらヒットモデルには程遠かったものの、国際提携でフルラインナップを目指した野心作としてこのクルマは記憶にとどめておきたい一台です。
さて、バックにそびえるのは東京・赤坂の新名所赤坂サカス。TBS東京放送グループと三井不動産の共同開発で生まれた都心型のコンプレックスタウンとして今注目の的になっています。かつてTBSというと、ラジオ部門でウィークデー早朝にいすゞ自動車提供の生ワイド番組「歌うヘッドライト~コックピットのあなたへ~」を放送していたのを今でも思い出す方も多いだろうと思います。テレビとラジオの街とも云われるこの街に、ダークエメラルドグリーンのステーツマンドゥビルは一層冴え渡るシーンを描き出すでしょう・・・。
ちなみにこのステーツマンドゥビルはコルベットゆずりの水冷V型8気筒OHV・TPI(チューンドポート・インジェクション)エンジン(最高出力480HP/5800rpm、最大トルク51.3kgm/4800rpm)と電子制御4段変速オートマチックを組み合わせたパワーユニットを持ち、サスペンションはリヤサスペンションをマルチリンクに変更して4輪独立懸架にヴァージョンアップした上にABS回路内蔵4輪ディスクブレーキも装備した未来志向のドライブマシーンにもなっています。もちろんライバルはキャデラックドゥビルDHS、そしていすゞビッグホーンハンドリング・バイ・ロータスSEだ!あと、シボレーコルベット&カマロにいすゞ117クーペ&ピアッツァもね☆
成功する男が目を留めるグランドサルーン
by Paul Satoshi Ohki
ここでは1970年代の輸入高級車をベースに、最新鋭のメカニカル・コンポーネンツを満艦飾で搭載したレトロテックカスタマイズドカーを提案しています。
何しろ発売当時はマイナーなクルマで、現存台数も残っているか否か定かでないのが悔しいところですが、往時に思いをはせるもよし、また今後のレストア・カスタマイジングの参考に役立てるもよし、存分にお楽しみください。
シャープペンシル、丸ペン、漫画インク、GIMP、Clip Studio PaintPro
published : 2016/06/04