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兵庫県西宮市
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  • 万福寺芸術祭

    今日、行ってきた。

    寺院で開かれる芸術祭に希代しつつ。


    良かった◎


    一回目ととあってか、普通の出展が少し寂しい感じがしたけど、巻田はるかさんの絵や音楽ライブ、ライブペイントなど感化されて、紙と鉛筆を持って行かなかったことを後悔したくらいだった。

    特に良かったのは、巻田はるかさんの絵と『たゆたう』の音楽ライブ。


    巻田はるかさんは一回目のartDive!!に見に行ったときに出展されていて少しお話もさせて頂き、良い作品を作られるなぁと思っていた。
    それが今回作品を拝見したら、凄いことになっていた。絵から漂う迫力と妖艶さが凄まじく、それはもう、イラストではなく日本画だった。
    ご本人がいらっしゃらなくてとても残念だったけど、今回は寺院という場に合わせた一点を選ばれたらしく、和室造りになっている寺院の一角、靴脱ぎ場から上り框を介して直接入る部屋の正面に置かれていた。

    妖艶

    この一語に尽きる作品でした。


    『たゆたう』のライブは女性二人組でアコースティックギターとバイオリン、音の出る玩具を使った音楽に歌詞を乗せて演奏しているアーティスト。
    初めて聴いたけれど、アコギでメインボーカルのひとの歌声とバイオリンと玩具で演奏しつつハーモニーをする二人の、音楽の性質のようなものがぴったりと符合していて精神の琴線に触れるような音を醸していた。
    不思議な歌声のせいか、ライブ中にマイクに当たる風のノイズさえも音楽の一部として聴こえ、バイオリンの失敗した時の不協和音と音楽として奏でる音のギリギリの線をいく演奏が絶妙だった。
    ライブで聴けたためか、歌声や音が視覚として現れていた。


    もう一つ、八雄というアーティストの方のライブペインティングと併せて行われていた万福寺の僧侶の方々の『梵唄』という行があり、宗教と民族の関わりという概念が体現されたものだった。読経とその延長のような合唱はやはり『行』であって、宗教観念があってこそ聞き続けれるんではないかと感じた。


    寺院自体の特殊な空間と相まって、普段は感じることが出来ない時間を過ごす事が出来た◎
    また寺院や神社などで芸術祭なんかがあれば行こう。隙を衝いて出展なんかもできたら尚良かろう。

    とりあえず絵を描こう。

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