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ファインアート > 版画
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〜「Re:」要素の再摘出と、再構成するための再思考〜
〜Re-removal of element and re-idea to compose again~
「制作する=イメージする」ということは常に共に存在し、作家の脳内で反復思考を繰り返しメディアに出力される。
私は庭というモチーフを選び、コラージュ、版画という技法を用い表現している。
コラージュという技法は、ある要素を構成して、版画は複数の版を刷り重ね一つのイメージを完成させるものである。
モチーフの庭は、常に様々な要素が組み合わさり、出来上がっているものである。
一つの要素では庭は完成しない。
建築家ブルーノ・タウトは桂離宮を「(桂は)眼が思惟する」と賛美し、小堀遠州を敬愛していた。
タウトの思考として、石庭というものはナンセンスであるという。石の文化であるはずの西洋人として意外な意見であろう。
「石は美しい、しかし(庭は)石の世界ではない」と記している。
「水-water」「木-tree」「石-stone」の要素(element)をもってして、初めて美の素材として相互関係のもと萌え出て来る物であるとしている。
また、タウトが言うまでも無く、庭は自然を「模した」物であるが。
そう、庭というものは人の手によって始めて自然を模したものとして存在できるのである。
人の自然を模する思考が3要素(水、木、石)を用いて加わっているのである。
その作業は、自然の再構成ともいえるのかもしれない。
私は一作家として表現するに庭をモチーフに選択してしまった以上、これらの要素を
再摘出しなければならない
Re-removal
再構成しなければならない
Re-composition
再思考しなければならない
Re-idea
(今回の)3点の作品はまだelementだけの状態である。再び私は脳内で、庭というイメージを作り出すためにRepetition(反復)し続け、その出力される方法として、
コラージュと版画が今は最善であると考えて制作している。
2007.6.16
25cm×18cm
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〜「Re:」要素の再摘出と、再構成するための再思考〜
〜Re-removal of element and re-idea to compose again~
「制作する=イメージする」ということは常に共に存在し、作家の脳内で反復思考を繰り返しメディアに出力される。
私は庭というモチーフを選び、コラージュ、版画という技法を用い表現している。
コラージュという技法は、ある要素を構成して、版画は複数の版を刷り重ね一つのイメージを完成させるものである。
モチーフの庭は、常に様々な要素が組み合わさり、出来上がっているものである。
一つの要素では庭は完成しない。
建築家ブルーノ・タウトは桂離宮を「(桂は)眼が思惟する」と賛美し、小堀遠州を敬愛していた。
タウトの思考として、石庭というものはナンセンスであるという。石の文化であるはずの西洋人として意外な意見であろう。
「石は美しい、しかし(庭は)石の世界ではない」と記している。
「水-water」「木-tree」「石-stone」の要素(element)をもってして、初めて美の素材として相互関係のもと萌え出て来る物であるとしている。
また、タウトが言うまでも無く、庭は自然を「模した」物であるが。
そう、庭というものは人の手によって始めて自然を模したものとして存在できるのである。
人の自然を模する思考が3要素(水、木、石)を用いて加わっているのである。
その作業は、自然の再構成ともいえるのかもしれない。
私は一作家として表現するに庭をモチーフに選択してしまった以上、これらの要素を
再摘出しなければならない
Re-removal
再構成しなければならない
Re-composition
再思考しなければならない
Re-idea
(今回の)3点の作品はまだelementだけの状態である。再び私は脳内で、庭というイメージを作り出すためにRepetition(反復)し続け、その出力される方法として、
コラージュと版画が今は最善であると考えて制作している。
2007.6.16
25cm×18cm
published : 2007/06/18