1万8000人の登録クリエイターからお気に入りの作家を検索することができます。
2009/11/18
『 朱 鷺 図 』
僕が通っていた小学校には大きな裏山があり
小さい頃は専ら その裏山が遊び場でした。
いつも、その裏山が、大きな 生き物のように感じていたんだ。
とてもやさしい生き物。
夕方になると 鳥たちが裏山にある寝床に帰ってきて、
その大きな生き物は、いつも悠々と やさしく鳥たちを
迎え入れているように見えていました。
きっと、昔からあった そんな風景。
---------------------------------------------
【作品集】http://www.youtube.com/user/a16go
【コミュニティ】 http://mixi.jp/view_community.pl?id=3455965
【ブログ】http://profile.ameba.jp/kodac1993/
---------------------------------------------
ログインするとコメントを投稿できます。
2009/11/17
『大楠樹呼吸図』
ウチの近所にある 大楠木。 途轍もなく巨大です。 県定の 天然記念物。
http://ameblo.jp/kodac1993/image-10264213109-10183407481.html
すべてのことを判っているようで。 そこにいけば いつでも何かに守られてる事を知る。
近くまで寄ると ゆっくりと、でも力強く 呼吸をしているかのように感じます。
あるとき、大楠の下に 一人のお婆ちゃんがいて根元にある お稲荷さんにお参りをしていました。
話を聞けば、そのお婆ちゃんは 毎日こうしてお参りに来ているそうだ。
子どもの頃からずっと。何十年も。
「幹に耳を当てると 水を吸い上げる音が聞こえるんだよ。この木が呼吸しているみたいに。」
「とっても安心するんだよ。」
そう話す お婆ちゃんの表情を見ていたら、幼い頃の彼女の表情が ふと、浮かんでくるようでした。
僕は、大きな樹木が好き。 いろんなことを教えてくれる。
成長し続ける。 正しいと思った方向に胸を張って伸び続ける。
恵みを含ませ水脈まで根を張り、そして幹を太くする。
自分を信じて木は立っていて。 動けない制限という中で 自分を信じて。
だから、成長した樹木の周りには、やがて 人が、あらゆる生き物が 集まってくる。
とっても 偉大。 そんなふうに自分もいつか成れたら。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●くまたにたかしコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3455965
ログインするとコメントを投稿できます。
2009/11/16
『碧鯨図』
モチーフになったのは、近所から眺められる三重にある この青山高原。
http://ameblo.jp/kodac1993/image-10114085266-10075682636.html
本当に緑のみの景観。この場所から眺める景色が好きです。
ここで大きく息を吸い込んでみると、風の色が見える。
土の匂いがします。新緑の息吹く音までもが聞こえます。
むかしむかしのこと。
大地との約束を果たし すべてのものはどれも その約束から 出来てきた。
約束のもとに集まって 海を作り、山を作り、花を作り 、そして 人を作った。
太陽に、光に、この星の温かさに、ありがとう。 雨に、川に、きれいな水に、ありがとう。
大地に、杜に、お米に、ありがとう。 先祖に、父に、母に、僕の命に、ありがとう。
感謝するべきモノに気づいたら 大切なモノを守ることができるのかな・・・。
2008年 7月8日 この日のこと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●くまたにたかしコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3455965
ログインするとコメントを投稿できます。
2009/11/15
『羊ノ島図』
絵画教室で教えている 耳の聞こえない生徒は いきものが大好きで 。
最近は、 ヒツジがお気に入りみたい。今日もヒツジをたくさん描いて ご機嫌の様子。
ようやくコミュニケーションにも慣れてきたが、僕は 手話は分からないので
ノートに絵を描き それで会話のような モノが成り立っています。
今日も彼女はヒツジを描くだろうと思い、ヒツジの写真集を教室に 持って行くことにしました。
案の定、写真集にくぎ付けの彼女は ころころと笑いながら その本の中に入って行く。
なんとも豊かな表情が印象的で 僕は暫くして 本を読む彼女をスケッチしてみました。
きっと この子は とても しあわせ なのだと思う。
嬉しいと思う事を めいっぱい表現出来るのだから。
こんなふうに ころころ笑うことができたら しあわせなんだろうな〜。
・・・あ、そうか・・・。しあわせって こういうことか・・・。
2008年 6月12日 この日のこと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●くまたにたかしコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3455965
ログインするとコメントを投稿できます。
2009/11/13
『 藤 図 』
きっと 付き纏う 不安や恐怖、苦しみや後悔の念といった 闇。
みんなそれぞれ大小様々抱えていて、それ等に とらわれる事なく
月の存在に気付けば 少しは強くなれるのかな。
言葉だったり 手紙だったり 手を振る強さだったり。
そして、その月は自ら造り出す事も出来るのだろうと思うのです。
僕が苦しめた たくさんの三者のために
どう責任をとったらいいのかも分からず
愛しい笑顔たちをも壊した張本人は僕で。
全ての信用と愛を踏みにじって捨てて
余裕なく今まで のうのうと生きている訳です。
ほんとうに ほんとうに そう思うのです。
それでも絵を描き続けていたらば 何かが変わっていきました。
2008年06月09日 この日のこと
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
近ごろは、自分が思っていた以上にたくさんの方々に、
僕の作品を目に止めて頂いて、すこぶる嬉しい限りです。
一度は、絵 を描くことを 辞めてしまおうか、と思っていた時期もあったり
したのですが、続けていて本当に良かったなと思うのです。
絵を描くことが、絵を通して誰かと出会うことが
こんなに楽しい事だとは 思ってもいませんでした。
今、僕が しあわせで充実した日々を送れているのは、
みなさんのお陰です。
「ありがとう」を言いたい人が たくさんいます。
本当にありがとうございます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●くまたにたかしコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3455965
ログインするとコメントを投稿できます。