川瀬大樹

画家

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京都府城陽市

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川瀬大樹

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川瀬大樹

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  • 愚直なる受注制作

    愚直なる誠意を頑に貫徹させる。
    この事柄をキーワードの御旗に掲げながら
    受注依頼の作品を展開している。

    それについて思ったのは、
    僕は限りなく愚直なる画家なんだと、
    イメージを絵筆からキャンバスへと出力しながら思った。

    娘さんの誕生日にクジラを..って言う話が10月くらいかな。
    依頼主の川合さんから、ありがたい事にいただき、
    そこから新たなる新天地が生まれた。
    それも元々は
    一枚の作品から転がり出した円であり縁なんだと思っている。
    昨年デザフェスの後から、
    ずっとブログを欠かさず拝見してくださり、
    フェイスブックでも友達なって、
    縁から生まれいずる
    奥ゆかしき出会いに、とても感謝している。
    依頼の作品って言っても、F4サイズの一点のみなんだけど
    このサイズだと僕の場合、3日あれば
    仕立てる事が可能な大きさだし、現に手元に
    いくつかのクジラ達が息吹を上げながら完成しているんだ。

    普通の受注依頼のスタンダードなやり方だと
    出来上がったのを画像で確認していただいた後、
    郵送で送れば、すぐに完了、任務終了になるわけじゃない?
    けれど、僕はそれを敢えてしたくなくて。
    まどろっこしく非効率でいて、途方も無い
    時間のかかるプロセスを踏む事になるんだけど、
    今回紹介するのは、
    不器用でいて愚直なる僕なりのプレゼンテーションにて
    受注依頼を成し遂げようと思い一つの方法論へと至ったのだ。

    それはデザインフェスタまでの5月迄に、
    つまり依頼受けた10月から
    約8カ月の期間内に、
    メインモチーフのジラフと並行しながら
    多種多様なホエールをデザインフェスタまでひたすら
    描き溜めると言う
    愚直で邁進なる行為を貫徹させたいと考えている。
    これが僕から依頼主の川合さんへと送る
    精一杯の誠意であり、今出来うる
    最大限のメッセージだと思っていて。

    デザフェス会場には依頼されたF4サイズを起点に、
    それ前後のサイズが
    備品パネル壁面にずらりと一堂に並ぶ様な
    レイアウトにしようと思う。
    つまり、依頼主は数あるクジラの中から
    宝玉なる心の奥底へと突き刺せる様な作品一点を
    選びだし見つけていただければ
    画家冥利に尽きるんだ。
    そのためには数をこなさないと
    嫁入りさせたいと思える作品を
    僕にはクリエイト出来ないと思っている。

    依頼されて一点のみだと、それが、その人にとって
    良い絵なのか、嫁入りして飾るまでに値するかどうか、
    いささか怪しいものである。
    プロなら一点のみで勝負!なんて
    声も聞こえてきそうだが、僕は心底、買い手の方が
    欲しいと願い、自然と手にしてくれないと、
    嫁入りさせる意味が無いと思っていて。
    依頼して一点を描きあげて、
    それで割り切ったビジネスとして
    完結させる様な事をするのであれば
    絵を売るよりも、もっっとより効率的で
    健全たる職業が山の様にある訳だしね。

    8か月かけて、制作活動、数百時間の道のりを経過して
    生み出された十数点にも及ぶホエール。それまでに費やした
    時間と労力とお金の中から選び抜かれゆく
    数十枚の内の、たった一枚の絵図。
    これぞベストな、これしか他に無いと心底思える一点を
    ビックサイト会場にて
    見出していただければ幸いであります。

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