川瀬大樹

画家

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京都府城陽市

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    Works 305

川瀬大樹

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川瀬大樹

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    Works 305
  • 流れゆく刻に杭を打つよ様な

    2009/10/28

    メモ

    展示準備を今日も着々黙々と準備いたしております。
    二つの展示会場に対し、それぞれ二つの下準備が
    必要なので、どれをあの会場で飾り付けて
    もう一つはどういったレイアウトにしようかと頭を
    捻らせながら、少しずつそれぞれの図像がなんとか見えてきました。

    いやぁ..イベントの準備は大仕事やね。しかも立て続けやと
    かなりの起爆力と手際良さの回転率が要求されて
    今週は一杯一杯だわ^^許容量ギリギリラインな現在。
    日曜を無事終える事が出来たら、少しは気持ちが
    楽になるだろうけどね。いやはや、今週はホント
    キチキチのチキチキできついですなぁ、ふぅ〜〜〜。

    さてさて、そんな準備期間真っ只中も筆を動かして
    腕を鈍らせない様、新作に取り掛かっております。
    今回は水彩紙に厚塗りを施しているので
    膨らんだまま、紙が元に戻んなくペーパー、ゴワゴワ膨らんでます。

    なんに対してもまとまった時間を集中し、それに
    費やすんって、大事だよね。絵描いたり、本読んだり、
    文章書き記すとか、いろいろあるけど。
    常にすごい速度で流れゆく時間に杭を打ちたい感じなのだ。
    あっという間に刻は過ぎ去ってゆくし、ぼんやり過ごした日の事や
    濃度薄い日の事なんて、体験したのか
    どうかすらあまり覚えてない気がするんだな。
    怖いよね、何も出来ずにただぼんやりと流されるって。
    いやぁ、一年過ごして充実してたと言える様
    毎日の濃度をぎゅぎゅっと凝縮させれる感じに
    させないと..って焦ります。新品の新しいスニーカーを
    一日かけ、歩き周って、泥が貼り付き、布に一筋のシワが
    刻み付けられる様に日々鍛錬ですな。

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  • アートやモノの価格価値基準について

    2009/10/22

    メモ

    アートの価値って値段変動が短い期間で激しくゆらゆら水面下を
    揺れ動いている様なものだから、その辺がちと異質なんですよね。
    自分自身が価格決定して嫁に出しても
    競売マーケットに出てしまえば、後はおのずと第三者が
    値段決定を二次的に決めてゆくので。時には元の値より数倍に
    跳ね上がったり、逆もしかりで、自分が決定した金額の
    何分の一くらいの値でセカンダリープライスマーケット
    出回ってたりするケースもありますから。

    価値の基準ですが、AとBの商品があり
    一方は箔のついたブランド、
    もう片方は何処のディスカウントショップにでも
    ありそうな品物が目の前に両方あるとしますよね。
    AとB、両方値札やブランド名を隠して
    自分がええなぁって思えた方へと手を率直に
    差し伸べるのが良いなぁーと。
    先入観や追体験を排除させ、率直に自分が素敵だと
    思えたそれこそが、自分にとって
    より良いモノとして輝いてくれる気がいたします

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  • 巨大なキャンバスはサハラを旅する様なモノだ

    2009/10/13

    メモ

    114×96センチ。自分にとっては、巨大なクレバス、むしくは
    奥の見えない地下迷宮を、心の羅針盤のみ頼りにし、
    感覚を研ぎすませ、右往左往、もさぶり、動き回り、
    手探りで血眼んなって
    冒険する様なモノだ。いわば、大スペクタクル。

    キャンバスは、いわば、大きなサハラ砂漠不毛の地で
    駱駝に跨り、ゴーグルかけ、ひたすら前のめり、
    突き進む感じなんだ。試行錯誤しながら、永久に終わりが来ない
    任務を遂行させようとするかの如く。寡黙に
    ひたすら線を塗り重ね、点を蓄積させ、色の付いた水を
    力一杯ぶちまける。緩やかに保たれてた秩序を
    粉々に打ち破り、破壊させ、リセットするんだ。
    決まりきったビジュアルだとか
    筋書き通りのセオリーなどは、求めてないし必要ないのだ。
    とにかく打ち振るわせれる様な、胸が高鳴り、恋焦がれる様な。
    この無秩序で何も無かった空間から、
    それらが音を鳴り靡かせ、響き始め、生まれはしないかと。
    眉間にしわ寄せ、息を擦り切らしながら、頭に錘背負いつつ、
    覇気だけは失わない様、眼球をパチリと見開く。

    大きな作品作りは膨大な時間や、そこら中空っぽなった
    絵の具チューブやら、それに注ぎ込んだ計り知れないくらいの
    気力だとか、爆発的なエネルギーなど、様々な感情が始発から
    終着するまで、くるくると表情を入れ替えながら
    立ち現れ、沸騰したお湯が蒸発するみたく消え去ってゆく。
    夥しい記憶だとか感情の灯火が
    結晶となり塊となったモノがようやく
    作品として産声を発し、誕生するのだ。

    ただいまF50サイズと、格闘真っ只中の、大接戦しておりまして^^
    かなり手こずりつつも、今月終わらせて来月にある
    展覧会のどれかに投函出来る様、頑な一生懸命、健気に
    踏ん張ってる最中でございまする!
    あと二週間、なんとしてでも、火事場の底力で
    捻じ伏せ、説き伏せたいと思う所存でございますよっ☆

    10.11月展示予定

    第18回愛のバレンタイン展
    10.20〔火〕〜11.8〔日〕迄
    美作市立作東美術館 9時半から4時半 最終日は午後三時迄
    http://www.city.mimasaka.lg.jp/shisetsu/sakutou_art.html

    こみまる展2009 
    10.26〔月〕〜11.7〔土〕10時から6時 最終日3時迄
    http://www.sutv.zaq.ne.jp/ckbni208/

    アートストリーム2009 10.31 11.1両日開催
    10時半から5時迄
    http://www.suntory.co.jp/culture/smt/

    中崎アートフェスティバル秋祭り
    10.31〜11.3の四日間 中崎町の古めかしい古民家カフェに
    作家作品を展示するイベント。
    カフェパラボラでアート仲間と力合せて、コラボ展示します^^
    http://parabola.tv/営業時間 
    火曜日 11 : 00 〜 16 : 00 / 水曜日 15 : 00 〜 20 : 00
    木〜日曜日 12 : 00 〜 18 : 00(月曜日:定休日)

    11.3火曜祝日〜11.15〔日〕 9日月曜休館
    大阪市立美術館 地下展覧会室 〔天王寺公園内〕
    二科展 第7回ポスカードデザイン展
    9時30分〜午後5時 〔入館は4時30分迄〕
    http://www.city.osaka.lg.jp/museum/

    11.8〔日〕〜11.14〔土〕月夜と少年|川瀬大樹個展
    11時半から8時迄 水曜定休日
    http://mumble-mumble.com/tsukiyo/access.html

    アートスペース亜蛮人 企画グループ展に一点出展
    11.13〔金〕〜17〔火〕1時から8時迄 http://www.aband.jp/

    イヌコン3 キワマリ荘ダコバギャラリー 11.15〔日〕〜29〔日〕
    http://www.inucon.com/

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  • イラスト的概念を打ち破るアートな要素を内包

    2009/09/16

    メモ

    その時限りで消費され、その場限りのインスタントで
    消え去る尻軽な安っぽい画は一枚たりとも描かないぞ。
    アートとは消費だとか流行などとは180度ベクトルが
    対極に位置する揺ぎ無きモノである。

    僕の表現は典型的なイラストと称される
    目の前上っ面だけで
    淡々と眺められて
    表面の味だけを噛み潰すだけの代行的な代物であってはならない。
    鑑賞者が見る時代や時期によって
    様々な解釈や捉え方を投げかけられる様な。
    アート的要素を作品内に深々と内包させた、
    見飽きない強い強度の備わった画を
    常に心がけているし、そうありたいと切実に願うのだ。

    ただ寡黙に画面と向き合い、日々限られた
    スタミナをキャンバスへとぶつけ、抗いのた打ち回る。
    時に眉間へとシワを寄せ、引きつる様な形相で
    必死に踏ん張り、作品世界へと身を委ねる。
    苦しくて息切れしそうで不毛な傾斜段階を乗り越え、その先に
    見え隠れしている確かな感触を導き出す。
    険しくて困難な思いが、描く過程において、幾度と無く
    覗かせてきて、こちら側へと襲いかかってくるんだ。
    いくつもの峠を越えた先に
    ようやく一点、この世にただ一つだけの
    自分ワールドが立ち表れてくれるんだよ。

    たかが一点だけではないか、と思うなかれ!!
    軽々しく期日まで仕上げろだとか、
    絵描きは食えない
    非効率な道化師であるとか、ぬかす愚物者達よ。

    一点仕上げる事の重みを身体全身で身を震わせ
    毎度、毎度、命からがら完成させてゆくんだ。
    獣道な苦行と歓喜の渦の両方が交差する
    アート街道一本道をモンスターダンジョン奥底まで
    意気揚々と突き進んでゆく事にしようか。

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  • ニューヨーク100人展フライヤー

    2009/08/31

    メモ

    9月中旬の展覧会に出す作品が苦戦しております。
    これはお誘いをいただいた、大事な企画展に出す
    作品なので、なんとしてもガッチしと提示させなくてはならない。
    自分はつくずくプレッシャーに弱い絵描きだと
    再認識させられるんだよね。
    期日だとか納期、作品のテーマなんかを決められると
    途端に息苦しく窮屈な思いが画面へと圧し掛かってくるんだ。
    それを上手くあしらって跳ね除けれれば
    良いんだけど、これがなんともいかなくて、う〜ん。
    今までは自由奔放に好きな感じで
    仕立てた、良い出来の作品をコンクールだとか企画展に
    エントリーしていたわけで..。まぁ、これが作家にとって
    一番気を楽にして描ける最善のやり方なんだと思うんだけどさ。

    ただそれだけじゃ、今より先へと航路を進めて
    ゆけないので、決められた制約や時間制限のある中でも
    しっかりと約束事を守れる絵描きでありたいと思う。
    むしろ厳しい制約の中にこそ
    開放的な自由というモノがある様にも思えるし。

    自分自身、甘ったるくて気持ちが弱い性格なので、
    その辺は戒めとして
    真摯に受け止めて、製作をしていかないとなぁ..。
    新しい企画展には新作を常に納得出来る質で
    見る側へと放り投げてゆかないとぉぉ〜って思った今日でした。

    画像は先月まで開催されていたニューヨークアーティスト100枚展の
    フライヤーですー。作品返却が大幅に遅れているらしく
    未だ返ってこずなんだなぁ。

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  • 消費されゆく時間と共に

    2009/08/30

    メモ

    昨日、今日と3時間ちょいずつ画面と向き合う。
    スタミナを浪費しながら、じんわりと終わりへと
    エネルギーが注ぎ込まれる。終わらないと嘆いていた
    画面もいつかは終わりが来るのだと実感。
    どれだけの刻をアートへの時間へと捧げ費やしてきただろうか。
    僕は絵の忠実な下部とも言えるしアートに身を挺する
    奴隷だとも捉える事が出来るのではないだろうか。
    第一優先を芸術に身を置いている現在。それは不幸な事と
    幸せな場所が同居する諸刃の様な拠所なのかもしれないな。

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  • 堺アートワールド2009の感謝感想記事

    2009/08/15

    メモ

    大盛況で後日フリーペーパーに文章として
    載せていただく可能性も出てきましたが
    採用されないかもしれませんので
    ここに堺アートワールドで良かった事、素晴らしかった事を
    ひっそりと書き記しておきます〔笑〕

    堺アートワールド2009、初めての開催で、しかも天候が雨でしたから
    始めはどんな展開になるのかすごく不安でしたが
    朝から大勢のお客さんが会場に押し寄せてくださいました。
    作品を見た人達の声がダイレクトに
    耳元へと木霊し、鳴り響いてきた感じです。
    展示ブース内のアットホームな
    距離感で鑑賞してくださった方々と身近にお話出来たの、すごく良かったです。
    堺アートワールドメイン作品として描いた
    キリンエンパイヤステイトに
    興味を持って惚れ込んで下さったお客さんが、絵を購入予約してくださり
    堺市内にある自宅へとイベント終了後、お届けする運びとなりました。
    玄関入って正面の大きな真っ白い壁に
    ピッタリと綺麗に収まるの、じんわりと眺めながら、
    展示後ずっと飾られる場を作品に与えられた事、とても感激しまして、
    誇らしい気持ちで一杯に包まれました。

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  • 僕が思うにアーティスの根源をひた隠しにするあなたは

    2009/08/14

    メモ

    あの人は優しく丁寧な気配りが出来て
    人間的にも真っ直ぐで尊敬しているんだ。

    その反面、狂気に満ちた押し寄せる様な
    荒波を痛感させられる表現は、愛すべき肉親を
    無くした事に大きく由来すると思うんだ。
    決して失恋などと言う、その場限りの
    一喜一憂の揺らめきなどでは無く、もっと心の奥底に
    根深く傷つけられた、一生ぬぐう事の出来ない、
    本人が一生涯かけて、背負ってゆかなければ
    ならない、大きすぎる代償なんじゃないかな。

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  • アート雑談いろいろと

    2009/07/21

    メモ

    タクマさん、忙しくて、かのこ行けずじまいで、残念だったね〜笑
    日本橋駅降りてすぐのとこにあるし、また行く機会
    あれば是非レッツラゴォまだまだ大阪には参拝してない
    ギャラリーたくさんありますよ〜。中崎町にあるらしい
    ウ〜ニーポンポンカウカウが、とても面白さ満開ギャラリーだと
    噂に聞くので、一度足を運びたいです♪

    タクマさんの個展フライヤーちゃっかり額に入れられて
    上の棚に神々しく飾られてましたねー展示終えた後も
    ああゆう風な形で置いてくれるとこが、とても作家思いで
    ええギャラリーだなぁ..って思いましたわ。作家を大事にしてくれる
    ギャラリーはアーティストの方もその空間を支援し
    素敵な絵を飾り、盛り立ててゆこうーと言う気持ちが芽生えてくるから
    お互いにとって良い相乗効果を生み出し、好循環して
    ゆける気がいたします

    そうですね〜大きさがセルフの展示、規定されてたから
    そこがどうしてもイメージを凝り固めて広がりを縮めて
    しまいますよなぁ..。個々のイメージを上手く湧き立たせるのに
    適したそれぞれのサイズってのがありますからねー。
    タクマさんは縦長
    サイズが合ってる様な気をいたしますー。F30、B3、サムホールなど
    中心軸から高く広げて上昇させる、むしくは
    横にグイグイ引き伸ばして、拡張させてゆくのが得意そう

    おおっ、かもめ食堂、僕もめちゃくちゃ好き!!
    自分の昨年見た映画でベスト3にランクインするなぁ〔笑〕
    これといった事件が何も起きないんだけど、ゆるりと空気が
    しっとり流れていく感じ、とてもホワホワ心地良いですよね☆
    始めは客が誰もおらんくて、フィンランドのおばちゃん達が
    不振そうな目でお店見てるんだけど
    最後の方では、ちゃっかり常連客に仲間入りして
    お店も驚くくらい繁盛してたんが
    見ていて、すごく爽快だったガッチャマンの歌の歌詞を
    観光来ていた、日本人にさらりと話しかけて、まじめに細々
    質問してるシーン、和らげな笑みがついつい口元から
    こぼれ落ちちゃいますねん

    僕の昨年、むしくは最近見た
    オススメ映画ベスト5を紹介いたします〔順番はランダム〕
    かもめ食堂〔邦画〕
    遠くの空に消えた〔邦画〕
    スカイクロラ〔日本アニメ〕
    パンズラビリンス〔洋画〕
    ザ.フォール落下の王国〔洋画〕

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  • 摩訶不思議ワールド解析

    2009/06/21

    メモ

    今日で一ヶ月に及んだ長いカフェ展示、トロピカルソースの
    二人展巡回が終わるよねぇ〜。なので今日の夜10時から搬出ですー。
    まがたまホームページで
    展示風景見れるので、まだ観覧してない人は
    よければ、見てみてくださいねー。
    http://www.magatama.net/event/gallery/bn_gallery/2009/06/index.html

    自分が描く摩訶不思議ワールドを、フトいろいろと
    考えてみた。今日はゆったりと過ごして夜の搬出に備えようかと。
    物語がどんどんと横スクロールで増殖、拡張してゆく屏風絵巻。
    それに対し単体のキャンバスや一点完結のパネル作品。
    最近思ったのは、麻に描いた絵でも結局は屏風絵と
    リンクして繋がっているのだと思う。つまり僕の脳内で
    繰り広げられる摩訶不思議世界の一部分の景色を
    キャンバスへとトリミングして描いているんだろうな。
    彼らは全て摩訶不思議ワールドの住人達。
    摩訶不思議世界のいたる場所に点在する風景ん中で
    ストーリーは織り成し繰り広げられているんだ。

    ○時刻は夕暮れ時刻になり
    気球猫が今頃になって、遅すぎる郵便を届け人の元へと
    配達しにくる。

    ○パッションビートルが体内に内臓されたスピーカー音源から
    用途用途に応じ、歓喜や悲しみ、愛しの歌を奏でる。

    ○キリンの親子達が、先行きわからない混沌としたフューチャーに
    四本足で今を必死で踏ん張り、
    未来へと突き進んでゆこうとしている。

    一昔前に足を踏みしめ、汗をかいて、必死で頂上まで
    山登りした時の記憶や、忘れかけた潮騒の香り、
    遠ざかってゆく懐かしき僕の感性を育んでくれた奈良町だとか、
    記憶の底から引き出されてきた、たくさんの過ぎ去りし、
    確かにそこにあったメモリー達..。
    これらは過去から現在、そしてこれから先へと、どんどん
    形を変え変化してゆく。
    決して同じところには留まらないし留まれない。
    時間と共に周りに寄り添う、人と人との関係はおのずと入れ替わり、
    置かれている立ち位置だと
    その時にしか体感する事の出来ない環境であったり。
    あの頃のイメージソースはもう今の自分には作り出せない、
    はるか遠い日のその時、リアルタイムに感じていた出来事だから。


    とりあえず明日から新しい作品作りしてきますー。
    今回はまた原点に立ち帰り、モノクロームのコントラスト
    だけで、画面にどの様な響きや効果を与える事が出来るのか
    実験的にアプローチしながら探り探りしてゆきます

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