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四コマ映画『トムボーイ』

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四コマ映画『トムボーイ』

by フクイヒロシ

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    4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_...

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    大傑作『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマ監督の2011年の作品。

    切実さとユーモアのバランスも良く、
    映像も綺麗だしキャラクターの描き方も良い。

    特にラストがいいですね。
    ちょっと『燃ゆる女の肖像』を彷彿とさせるようなラスト。

    2人の位置関係はほとんど同じでしょう。
    上と斜め下。


    ***


    『トムボーイ』四コマ映画→ 4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_...


    ***


    わざわざ嘘を付いたり隠しながら生活することに慣れると
    逆に、本当のことを言ったり明らかにすることが〝わざわざ〟になっちゃう。

    〝わざわざ本当のことを言う〟
    〝わざわざ明らかにする〟になって、

    結果的にそれは〝わざわざしなくてもいい〟ことになってしまう。


    二重生活が心地良い人は全然自由にそれを続けていいと思うけど、

    自分の人生をコントロールできない若い子たちにも、
    嘘を付いたり隠したりすることを強いる現状は変わって欲しいなと思います。

    嘘ついたり隠したりしながら生活するのはやっぱうっすらストレスですからね。
    全然ストレスなく楽しいならいいんですけど。
    もしくはストレスあってもいいなら良いんですけど。

    若い世代にまで〝わざわざ〟引き継がせなくていいと思います。


    **


    今作は、10歳のコにそれをさせてしまったお話。


    **



    まずは主演のゾエ・エランの存在が何とも輝かしくて素晴らしい。

    ポスターのビジュアル最高でしょうよ。
    映画本編見なくても観たのと同じくらいの情報量持ってる。

    カリスマ性もありつつ繊細で、しかもちゃんと演技もできるという。
    この作品にはぴったりだし、ゾエ・エランがいなかったらこの映画は撮らない方が良かったってなくらいのハマり役。


    **


    監督曰く、
    この映画は「女の子が男の子になりすます」という物語。

    「予備知識のなかった観客にはロールが男の子なのか女の子なのか、お風呂の場面までわかりません」と。

    確かに言われてみれば、僕は事前情報で男子のフリした女子の話だと知っていたけど、
    それがなければ風呂場の場面でびっっっっっっくりしたのかもしれない。

    (いや、多分なんとなく疑いは持っただろうな。ほんとは女の子なんじゃないかと思った気もする。)


    ***


    監督曰く
    「刑事が他人の勘違いをうまく利用して、マフィアになりすますような物語を書きたかったのです」と。
    「物語には軽妙な味わいが必須だと思っています」と。

    この映画がねっとりとした説教映画になっていないのは、監督のこの考えから来ているのですね。

    全体的にはアート系の雰囲気だけど、エンタメっぽさがあってライトで見やすい。

    粘土のシーンのユーモアとか
    その後のプールのシーンの観客だけが知っているサスペンス性とか。

    「激しく動かないで!」とドキドキする。


    監督が物語に入り込みすぎないで距離を保って描いているので、観客が感じる余地が多くあって心地いい。


    『燃ゆる女の肖像』が突然降って沸いたものではなく、2011年の時点で予言されていたことがこの映画を観るとわかります。


    ***

    『トムボーイ』四コマ映画→ 4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_...

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    大傑作『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマ監督の2011年の作品。

    切実さとユーモアのバランスも良く、
    映像も綺麗だしキャラクターの描き方も良い。

    特にラストがいいですね。
    ちょっと『燃ゆる女の肖像』を彷彿とさせるようなラスト。

    2人の位置関係はほとんど同じでしょう。
    上と斜め下。


    ***


    『トムボーイ』四コマ映画→ 4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_...


    ***


    わざわざ嘘を付いたり隠しながら生活することに慣れると
    逆に、本当のことを言ったり明らかにすることが〝わざわざ〟になっちゃう。

    〝わざわざ本当のことを言う〟
    〝わざわざ明らかにする〟になって、

    結果的にそれは〝わざわざしなくてもいい〟ことになってしまう。


    二重生活が心地良い人は全然自由にそれを続けていいと思うけど、

    自分の人生をコントロールできない若い子たちにも、
    嘘を付いたり隠したりすることを強いる現状は変わって欲しいなと思います。

    嘘ついたり隠したりしながら生活するのはやっぱうっすらストレスですからね。
    全然ストレスなく楽しいならいいんですけど。
    もしくはストレスあってもいいなら良いんですけど。

    若い世代にまで〝わざわざ〟引き継がせなくていいと思います。


    **


    今作は、10歳のコにそれをさせてしまったお話。


    **



    まずは主演のゾエ・エランの存在が何とも輝かしくて素晴らしい。

    ポスターのビジュアル最高でしょうよ。
    映画本編見なくても観たのと同じくらいの情報量持ってる。

    カリスマ性もありつつ繊細で、しかもちゃんと演技もできるという。
    この作品にはぴったりだし、ゾエ・エランがいなかったらこの映画は撮らない方が良かったってなくらいのハマり役。


    **


    監督曰く、
    この映画は「女の子が男の子になりすます」という物語。

    「予備知識のなかった観客にはロールが男の子なのか女の子なのか、お風呂の場面までわかりません」と。

    確かに言われてみれば、僕は事前情報で男子のフリした女子の話だと知っていたけど、
    それがなければ風呂場の場面でびっっっっっっくりしたのかもしれない。

    (いや、多分なんとなく疑いは持っただろうな。ほんとは女の子なんじゃないかと思った気もする。)


    ***


    監督曰く
    「刑事が他人の勘違いをうまく利用して、マフィアになりすますような物語を書きたかったのです」と。
    「物語には軽妙な味わいが必須だと思っています」と。

    この映画がねっとりとした説教映画になっていないのは、監督のこの考えから来ているのですね。

    全体的にはアート系の雰囲気だけど、エンタメっぽさがあってライトで見やすい。

    粘土のシーンのユーモアとか
    その後のプールのシーンの観客だけが知っているサスペンス性とか。

    「激しく動かないで!」とドキドキする。


    監督が物語に入り込みすぎないで距離を保って描いているので、観客が感じる余地が多くあって心地いい。


    『燃ゆる女の肖像』が突然降って沸いたものではなく、2011年の時点で予言されていたことがこの映画を観るとわかります。


    ***

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published : 2021/09/04

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