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イラストレーション > アニメ・漫画

2000年に実際に起きたホロコースト否認論を巡る裁判描く映画『否定と肯定』

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2000年に実際に起きたホロコースト否認論を巡る裁判描く映画『否...

by フクイヒロシ

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    4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_...

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    2000年に実際に起きた、ホロコースト否認論を巡る裁判描く映画『否定と肯定』(2016年)。

    四コマ映画『否定と肯定』→ 4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_...

    「何でも述べる自由はあっても、嘘と説明責任の放棄は許されない」

    意外と映画的な楽しみに満ちた映画でした。
    よくこんな地味な題材でここまでのエンタメにできたな、と。
    しかも厭らしさもなく。

    その理由の一つは役者が素晴らしいこと。
    レイチェル・ワイズ、トム・ウィルキンソン、ティモシー・スポール 。
    この3人の対決が出色。

    ***

    ティモシー・スポールの怪物感、というか妖怪感、というかもっと言っちゃえばアホ感漂う演技がものすごい。

    アイヒマンっぽいんですよね。怪物で悪魔で妖怪なんだけど、実はただのうっとおしいオヤジ。そこまで憎めないし、逆にちょっと人気も得ちゃうような。
    結局ホントの悪って町内に数人いそうな程度の、ハッキリとした罪状がつかない程度の悪が一番タチが悪い。

    ***

    トム・ウィルキンソンがまたいつものごとく素晴らしい。
    威厳とユーモアと信頼感。
    しかも抑えきれずにイラッとしてる瞬間も出すことで人間味がプラスされてる。

    ***

    この名優2人を脇に置いて、ちゃんと主役として中心に立っていたレイチェル・ワイズのすごさよ、結局。

    だってレイチェル・ワイズ後半ほとんど関係ないんだもん。。
    ほとんど裁判シーンなのに裁判で喋っちゃいけないんだもん。

    レイチェル・ワイズの役は一匹狼で生きてきたちょっと人からあまり好かれないタイプ。
    なのに、この人が狂言回しで難しい裁判の内容を観客に伝える、観客目線にもならなきゃいけない。
    美人女優の得意なとこかも知んないけど、レイチェル・ワイズの演技力の賜物。

    ***

    ナチス系の映画をよく見るのでそれに合わせて色々ネットで調べたりすると、確かに出てきますね。ホロコーストなかった説。
    1日に何千人も焼ける焼却炉が当時あるわけない、とか。

    この一文だけ読むとちょっと「あ、そうかも」と思ってしまう。
    ※ただ『サウルの息子』を観ると焼却炉がキャパオーバーになると外に大きな穴掘って生きたまま何百人も穴に落として上から火炎放射器で焼いてたみたいです。どんより。。

    正確な根拠がないのに「ホロコーストはなかった」という言葉が流れると、なんの事実もなかったのに、「ホロコーストはなかったと言っている人がいる」という新しい事実が生まれてしまう。
    で、そういうのが好きな人がまた精査せずに「ホロコースはなかったらしい」という話を広めてしまう。

    ***

    まだまだ人間は成長していかなきゃいけないんだなと思いました。

    表現の自由や自分の意見を言う自由と、
    事実を捻じ曲げちゃいけないということのバランス取るのが難しい。

    「何でも述べる自由はあっても、嘘と説明責任の放棄は許されない」

    国のリーダーが事実じゃないことを平然と言っちゃう現代。
    国粋主義の人はすぐにそれを支持する。
    原作者は「健康的な疑念」が必要だと言ってます。
    ホントかな?と疑うこと。

    ***

    四コマ映画『否定と肯定』→ 4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_...

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    2000年に実際に起きた、ホロコースト否認論を巡る裁判描く映画『否定と肯定』(2016年)。

    四コマ映画『否定と肯定』→ 4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_...

    「何でも述べる自由はあっても、嘘と説明責任の放棄は許されない」

    意外と映画的な楽しみに満ちた映画でした。
    よくこんな地味な題材でここまでのエンタメにできたな、と。
    しかも厭らしさもなく。

    その理由の一つは役者が素晴らしいこと。
    レイチェル・ワイズ、トム・ウィルキンソン、ティモシー・スポール 。
    この3人の対決が出色。

    ***

    ティモシー・スポールの怪物感、というか妖怪感、というかもっと言っちゃえばアホ感漂う演技がものすごい。

    アイヒマンっぽいんですよね。怪物で悪魔で妖怪なんだけど、実はただのうっとおしいオヤジ。そこまで憎めないし、逆にちょっと人気も得ちゃうような。
    結局ホントの悪って町内に数人いそうな程度の、ハッキリとした罪状がつかない程度の悪が一番タチが悪い。

    ***

    トム・ウィルキンソンがまたいつものごとく素晴らしい。
    威厳とユーモアと信頼感。
    しかも抑えきれずにイラッとしてる瞬間も出すことで人間味がプラスされてる。

    ***

    この名優2人を脇に置いて、ちゃんと主役として中心に立っていたレイチェル・ワイズのすごさよ、結局。

    だってレイチェル・ワイズ後半ほとんど関係ないんだもん。。
    ほとんど裁判シーンなのに裁判で喋っちゃいけないんだもん。

    レイチェル・ワイズの役は一匹狼で生きてきたちょっと人からあまり好かれないタイプ。
    なのに、この人が狂言回しで難しい裁判の内容を観客に伝える、観客目線にもならなきゃいけない。
    美人女優の得意なとこかも知んないけど、レイチェル・ワイズの演技力の賜物。

    ***

    ナチス系の映画をよく見るのでそれに合わせて色々ネットで調べたりすると、確かに出てきますね。ホロコーストなかった説。
    1日に何千人も焼ける焼却炉が当時あるわけない、とか。

    この一文だけ読むとちょっと「あ、そうかも」と思ってしまう。
    ※ただ『サウルの息子』を観ると焼却炉がキャパオーバーになると外に大きな穴掘って生きたまま何百人も穴に落として上から火炎放射器で焼いてたみたいです。どんより。。

    正確な根拠がないのに「ホロコーストはなかった」という言葉が流れると、なんの事実もなかったのに、「ホロコーストはなかったと言っている人がいる」という新しい事実が生まれてしまう。
    で、そういうのが好きな人がまた精査せずに「ホロコースはなかったらしい」という話を広めてしまう。

    ***

    まだまだ人間は成長していかなきゃいけないんだなと思いました。

    表現の自由や自分の意見を言う自由と、
    事実を捻じ曲げちゃいけないということのバランス取るのが難しい。

    「何でも述べる自由はあっても、嘘と説明責任の放棄は許されない」

    国のリーダーが事実じゃないことを平然と言っちゃう現代。
    国粋主義の人はすぐにそれを支持する。
    原作者は「健康的な疑念」が必要だと言ってます。
    ホントかな?と疑うこと。

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published : 2019/03/26

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