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写真素材を切り抜いてメインの女の子を配置します。
scrap-graphicはナカノタカシとテラダヒデジが企画・運営するウェブサイト。30人ほどの様々なデザイナーやアーティストが参加・協力し、ウェブサイトを発表の場とする形でscrap-graphicは存在する。
活動はウェブだけにとどまらない。6人のデザイナーがコラージュ手法を紹介した著書「Collage Design Works(コラージュデザインワークス)」が2010年5月28日に発売された。
グラフィックを使用したアイテムの制作・販売をウェブサイト上でおこなっています。 ただ、目的としているのは販売ではなく、デザインを形にして販売するまでの手段の方です。 出会い、話し合い、撮影内容を決め、撮影をおこない、サイトにて販売。これらの行程を進めていくまでには、常にコミュニケーションが必要ですし、その中で生まれるもの、それを最も大切にしています。
いわゆる技術解説本ですが、コラージュという括りで今までにないような作例が掲載されています。作ったモノが実際にどのように見えるのかというシチュエーションも写真として収めているので作りたいものがイメージしやすいのではないでしょうか。 また付録のCD-ROMには、掲載作品の完成データと、サンプル素材、素材配布サイトのURLを収録。ゼロからデザインするのは苦手という人でも、表現の幅を広げることができます。
誰でもできる手法であること。1+1=10ぐらいになること。同じ素材を使ったとしても、人によって全然違うモノになります。でも、同じ工程で作れば同じものが作れる。
サイト経由で出版社の方から声をかけて頂きました。その中でどんな本が面白いか、どんな本だったら見たいと思うか?という作る側の意見をぶつけていきながら今回のような内容に決まりました。
サンプルとしての作例というよりは、参加してもらった各デザイナーにそれぞれ自分の作品を発表するつもりで作ってくださいと依頼しました。いわゆるサンプルは要らないなと。そこがこだわった点です。
InDesignの使い方から始まって(そこからやる時点で本来はありえませんが)見やすい本文を検証する作業はかなり勉強になりました。作例ごとにタイトル書体も変えたり、かなり自由にやらせて頂きました。 装丁・フォーマットはなかなか経験がないとやらせてもらえないものだと思います。みんなに参加してもらう以上は変なものにしたくないという僕のわがままを聞き入れていただいた担当の方には感謝しかないです。大変なことは特になく楽しみながら作れました。
きっかけはバンドつながりで、知り合いました。単純にTシャツとか作りたいねーという話から普通にやっても面白くないよね、じゃあどうしようっていう流れで始まりました。
サイトを見て連絡をくれた人、知り合いからの紹介、もともとの知り合い、知り合いの知り合い、撮影に遊びに来た人…。 半分以上はscrap-graphicを始めたことで出会うことができました。 サイト上でこちらが一方的に知っていた方なども僕らのサイトを見てメールをくれたことがきっかけで参加してもらっています。 「デザイナー」としてサイトに掲載している方々はメンバーというより、デザインを出した、写真を撮った、 写真に写った、裏側で手伝ってくれたなどscrap-graphicに関わってくれた皆さんです。「デザイナー」と称しているのは、scrap-graphicを構成する上で、何かしらの一部を担っているからです。
新しい出会いがいつもある新鮮な環境では、大した苦労はありません。 あえて言えば、ニューアイテムのリリースまではいつもドタバタ。アイテムを撮影日までに用意するスケジュール、撮影のタイムスケジュール、リリースまでの用意、やっと終わったーと思ったら、すぐに次のこと考えて。 苦労というより、目まぐるしいって感じです。実際に経験してみてわかったことが非常に多いです。
新しい出会いや会話、共同作業など様々なコミュニケーション。 また、僕らを通じて出会った人たちが、その後、自ら繋がっていくことです。
撮影時にいろいろなアイディアがその場でどんどん出てくるのはとても面白いし刺激になります。考えていたことが写真として表現できなかった場合の方向転換をみんなで考えていく過程を経験することが、その後のそれぞれの仕事に生かされていくんだと思います。 そして、思いもしなかった新しい発見。それと対抗意識。 良いものを近い人間が作るとむかつきます。それがいい刺激となって自分の作品に返ってくるという点が大事なことかなと思います。 達成感とその後の打ち上げ、わいわいがやがやと飲んで話すのが一番の面白さです。
参加してくれてるデザイナーの皆とギャラリーでの展示、ジンやブックなど新しいアイテムの制作予定です。
ものを作る上で生まれる、関わりが大切だと思います。それに気がつくことが出来たのは、このサイトを始めたことが大きく影響しています。