1万8000人の登録クリエイターからお気に入りの作家を検索することができます。
2024/08/30
昔々あるところに、まろんというワンコがおりました。
その家では、たけし、ロン、ゴン太に続く4匹目のワンコでした。
まろんはそれはそれは美しい(ちょっとびびりな)女の子で、
その家のニンゲンたちの心をすっかり鷲掴みにしたのでした。
特にその家のあるおばさんにとってまろんは完璧なミューズだったのです。
おばさんは若いころは絵を描くのが好きでしたが、
いつの間にかその事を忘れ去っておりました。
そんなおばさんに絵画への情熱を思い出させてくれたのでした。
おばさんはまろんの絵を描くためにできるだけ努力するようになりました。
ほぼ毎日のように絵筆をとりました。
まろんは13歳でお星さまになってしまいましたが、
おばさんの絵画への情熱は衰えるどころかますます盛んになり、
まろんがお空へ行ったあとの冒険の物語を空想したりするのでした。
まろんと仲間たちの冒険は絵の中で続いています。
はたしてまろんは喜んでくれているでしょうか?
まろんは間違いなく何かに打ち込む人生をくれた犬だったのです
おばさんは最後はまろんと仲間たちのところへ行って、
冒険に加わるのでしょう。