chatoran

m
r

chatoran

イラストレーター・画家

  • 3

    Fav 24
  • 9

    View 176,196
  • p

    Works 108

WORKS

イラストレーション > イラスト

押絵と旅する男

9

View
740

3

Fav
0

1

Comment
0
  • C
    作品を拡大
  • B
    作品一覧

Other Works

jシェア

押絵と旅する男

by chatoran

  • iコンセプト

     のぞき絵の人物は押絵になっておりましたが、その道の名人の作であったのでしょうね。お七の顔の生き生きとしてきれいであったこと。私の眼にさえほんとうに生きているように見えたのですから、兄があんなことを申したのもまったく無理はありません。兄が申しますには『たとえこの娘さんがこしらえものの押絵だとわかっていても、私はどうもあきらめられない。悲しいことだがあきらめられない。たった一度でいい、私もあの吉三のように、押絵の中の男になって、この娘さんと話がしてみたい』と、ぼんやりとそこに突っ立ったまま、動こうともしないのでございます。

    (江戸川乱歩『押絵と旅する男』)

  • i環境・素材

    イラストボード ペン アクリルガッシュなど

  • i実寸サイズ

    B2

  • i製作期間

    2010

  • iライセンス

    設定しない

1

Comment

  • FAVをして作品の感想・コメントを残しましょう

    3
    FAV

jこのページをシェア

押絵と旅する男

by chatoran

  • iコンセプト

     のぞき絵の人物は押絵になっておりましたが、その道の名人の作であったのでしょうね。お七の顔の生き生きとしてきれいであったこと。私の眼にさえほんとうに生きているように見えたのですから、兄があんなことを申したのもまったく無理はありません。兄が申しますには『たとえこの娘さんがこしらえものの押絵だとわかっていても、私はどうもあきらめられない。悲しいことだがあきらめられない。たった一度でいい、私もあの吉三のように、押絵の中の男になって、この娘さんと話がしてみたい』と、ぼんやりとそこに突っ立ったまま、動こうともしないのでございます。

    (江戸川乱歩『押絵と旅する男』)

  • i環境・素材

    イラストボード ペン アクリルガッシュなど

  • i実寸サイズ

    B2

  • i製作期間

    2010

  • iライセンス

    設定しない

published : 2010/09/08

閉じる
k
k