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想創形造家

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文学・文芸 > その他

『あしゅらカブトムシ物語あらすじ』

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『あしゅらカブトムシ物語あらすじ』

by CANBEESANTA

  • iコンセプト

    相変わらずキンドル出版計画はずれたまま、2ヶ月目。

    とある文芸誌用に原稿5枚のあらすじを書くことになった。

    ネット公開してもOKとのことなので、ひさしぶりぶーりぶりの煮付けが食いたい?じゃなくて、CBに書き込みます。

  • iコメント

     これから『あしゅらカブトムシ物語』を儂が分解する。高々原稿用紙5枚で、どこまでやれるか実験というところじゃな。尻切れトンボになっちまっても、まあ、良しとしてくれ。 じゃあ、晩酌前に、行間にかくれた意味合いをまさぐってみるかのう、あっはっはっはっははー。(馬鹿笑い)

     先ずは原作を知らない読者に物語の書だしを記しておく。主人公の俺、“あしゅらカブトムシ”(以下“あしゅら”と称す)の生涯を描いた小説だ。
    「列島から夏は確実に過ぎている。秋の夜長に虫たちがここぞとばかりに鳴き出す。地上に出て、ひと夏を過ごした俺は、カブトムシ。俺はいったい何なんだ。一生はきっと自分を探し求める旅。 天国はどこにある?」とこんな感じで始まる。
     雨に濡れたベランダに、亀のようにひっっクリ返り、バタバタともがいてていたカブトムシへのレクイエム。

     第一章「生まれた時からブルーグレイ」の最初の一文、
    「お袋が俺を産み落としたのはちょうど去年の今日・・・」カブトムシの寿命はほぼ一年だと考えれば、話の初っ端からこの物語は既に死に際だ。生と死を分かつ間、全ての生物は右往左往するわけだ。あしゅらも人間の愚行に文句を垂れながら、自分の居場所を探し求める。
    「俺は自由なんだ。どうだい、人間は?あんたらは相変わらず自分勝手だな。自然を彼方此方荒らし回って、血の酒を飲み、真っ赤な涙を流してる。“バブルバブル”と阿波踊り。身から出た錆だと気づかないふりして、いっぱしにひかんしてみたりする。『生かされている』っていう気持ちが足りないんだ」
     昆虫の億千万の歴史に途中から割り込んだ人類に謙虚の欠片も見当たらん。儂ら人間の一番の問題は、自らの行為の代償の危うい結果に薄々気づきながらも、権力や下らんモラルに縛られて事実をひた隠しする根性の悪さを持っている事じゃな。いきることが飯を食うことと同義じゃなくなった知性は、自然の怒りの意味を見言い出す必要がある。
    「こんな地上にでてゆくなんて何か間違っている気がする・・・」そう呟きながら、大空れダイブする時を待ち焦がれるあしゅらだ。

     第二章「星空へ真っ白な自分を探して」
    あしゅらは旅立ち、第三章「恋じゃなく赤銅色の叫び」で無邪気な自分を取り戻す。み言や永遠まで感じる蒼い時をすごす。月の後ろから金星が顔を出す頃には、夢は醒め現実がヤミ(闇・病み)となって襲いかかる。
    「そうしてか自分を破壊する衝動に駆られる。このいらだちを上手く説明できない。このまま死んでしまいたい」
    「眠れない夜は・・・身体は眠りを要求するが、俺の心がそれを許さない。身体が白化し始める。頭が割れそうだ。喉がやたらに乾く。何かを口にするのも億劫になり、排便することもなくなった。 断続的な呼吸だけが続く」
    「悶絶スレスレbの時間が過ぎてゆく。(俺の命はあとどのくらいだ)・・・死をとても身近に感じる。引きこもりの中にも安らぎは見当たらないのか。遠くで赤色の回転灯がグルグル聞こえる」と感覚の錯誤まで起こし、こわれてゆく。緊急患者(虫)となったこの辺りの描写は、襲いかかるような激しさで、天国と反対へと進行する。儂の好きな演歌じゃないのが残念だが、中々読み応えがあるわな、ほっほっほっほほー(変な笑い)

     第三章「邂逅とクリーム色の希望」 あしゅらに救世主が現れ、自らを取り戻してゆく。
    「『喝っ!』空気をも切り裂く瞬間音。鈍色の甲冑がギョロ目を剥く」シワだらけの中足もない爺さんカブトムシがあしゅらを現実に引き戻す。
    「(ヤバイ、ケツがびしょ濡れだ)・・・白日夢だったのか。記憶の中の夢だったのか。記憶の中の夢だったのか。覚醒の中の幻だったのか。夢の中の夢だったのか。まるっきり現実味が乏しかった。拭いきれない、臭いだけが残った」
    「今の俺はどん底。俺の肉体には傷らしきものさえ見当たらない」
    「・・・何処から来たのかミカドミンミンが泣き始めた・・・何度も震わせ叫んでる。コイツは何処から流れて来たんだ。西の盆地でレッドリストに載ったまま暮らせば良いものを。着色不良を起こした理由がわからない」

     おっと、もう晩酌の時が来た。最終章で阿修羅は自らの死をみつめるわけだ。そこが天国かどうかは本文を読んでみてくれ。 小説『あしゅらカブトムシ物語』はアマゾン・キンドルで絶賛発売中じゃ。 最後の一文だ・
    「生きろ!死ね!」(儂にしっぽはないからな、許せ!うっほっほっほっほほー(阿呆笑い)

  • iライセンス

    表示-非営利-改変禁止

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『あしゅらカブトムシ物語あらすじ』

by CANBEESANTA

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    相変わらずキンドル出版計画はずれたまま、2ヶ月目。

    とある文芸誌用に原稿5枚のあらすじを書くことになった。

    ネット公開してもOKとのことなので、ひさしぶりぶーりぶりの煮付けが食いたい?じゃなくて、CBに書き込みます。

  • iコメント

     これから『あしゅらカブトムシ物語』を儂が分解する。高々原稿用紙5枚で、どこまでやれるか実験というところじゃな。尻切れトンボになっちまっても、まあ、良しとしてくれ。 じゃあ、晩酌前に、行間にかくれた意味合いをまさぐってみるかのう、あっはっはっはっははー。(馬鹿笑い)

     先ずは原作を知らない読者に物語の書だしを記しておく。主人公の俺、“あしゅらカブトムシ”(以下“あしゅら”と称す)の生涯を描いた小説だ。
    「列島から夏は確実に過ぎている。秋の夜長に虫たちがここぞとばかりに鳴き出す。地上に出て、ひと夏を過ごした俺は、カブトムシ。俺はいったい何なんだ。一生はきっと自分を探し求める旅。 天国はどこにある?」とこんな感じで始まる。
     雨に濡れたベランダに、亀のようにひっっクリ返り、バタバタともがいてていたカブトムシへのレクイエム。

     第一章「生まれた時からブルーグレイ」の最初の一文、
    「お袋が俺を産み落としたのはちょうど去年の今日・・・」カブトムシの寿命はほぼ一年だと考えれば、話の初っ端からこの物語は既に死に際だ。生と死を分かつ間、全ての生物は右往左往するわけだ。あしゅらも人間の愚行に文句を垂れながら、自分の居場所を探し求める。
    「俺は自由なんだ。どうだい、人間は?あんたらは相変わらず自分勝手だな。自然を彼方此方荒らし回って、血の酒を飲み、真っ赤な涙を流してる。“バブルバブル”と阿波踊り。身から出た錆だと気づかないふりして、いっぱしにひかんしてみたりする。『生かされている』っていう気持ちが足りないんだ」
     昆虫の億千万の歴史に途中から割り込んだ人類に謙虚の欠片も見当たらん。儂ら人間の一番の問題は、自らの行為の代償の危うい結果に薄々気づきながらも、権力や下らんモラルに縛られて事実をひた隠しする根性の悪さを持っている事じゃな。いきることが飯を食うことと同義じゃなくなった知性は、自然の怒りの意味を見言い出す必要がある。
    「こんな地上にでてゆくなんて何か間違っている気がする・・・」そう呟きながら、大空れダイブする時を待ち焦がれるあしゅらだ。

     第二章「星空へ真っ白な自分を探して」
    あしゅらは旅立ち、第三章「恋じゃなく赤銅色の叫び」で無邪気な自分を取り戻す。み言や永遠まで感じる蒼い時をすごす。月の後ろから金星が顔を出す頃には、夢は醒め現実がヤミ(闇・病み)となって襲いかかる。
    「そうしてか自分を破壊する衝動に駆られる。このいらだちを上手く説明できない。このまま死んでしまいたい」
    「眠れない夜は・・・身体は眠りを要求するが、俺の心がそれを許さない。身体が白化し始める。頭が割れそうだ。喉がやたらに乾く。何かを口にするのも億劫になり、排便することもなくなった。 断続的な呼吸だけが続く」
    「悶絶スレスレbの時間が過ぎてゆく。(俺の命はあとどのくらいだ)・・・死をとても身近に感じる。引きこもりの中にも安らぎは見当たらないのか。遠くで赤色の回転灯がグルグル聞こえる」と感覚の錯誤まで起こし、こわれてゆく。緊急患者(虫)となったこの辺りの描写は、襲いかかるような激しさで、天国と反対へと進行する。儂の好きな演歌じゃないのが残念だが、中々読み応えがあるわな、ほっほっほっほほー(変な笑い)

     第三章「邂逅とクリーム色の希望」 あしゅらに救世主が現れ、自らを取り戻してゆく。
    「『喝っ!』空気をも切り裂く瞬間音。鈍色の甲冑がギョロ目を剥く」シワだらけの中足もない爺さんカブトムシがあしゅらを現実に引き戻す。
    「(ヤバイ、ケツがびしょ濡れだ)・・・白日夢だったのか。記憶の中の夢だったのか。記憶の中の夢だったのか。覚醒の中の幻だったのか。夢の中の夢だったのか。まるっきり現実味が乏しかった。拭いきれない、臭いだけが残った」
    「今の俺はどん底。俺の肉体には傷らしきものさえ見当たらない」
    「・・・何処から来たのかミカドミンミンが泣き始めた・・・何度も震わせ叫んでる。コイツは何処から流れて来たんだ。西の盆地でレッドリストに載ったまま暮らせば良いものを。着色不良を起こした理由がわからない」

     おっと、もう晩酌の時が来た。最終章で阿修羅は自らの死をみつめるわけだ。そこが天国かどうかは本文を読んでみてくれ。 小説『あしゅらカブトムシ物語』はアマゾン・キンドルで絶賛発売中じゃ。 最後の一文だ・
    「生きろ!死ね!」(儂にしっぽはないからな、許せ!うっほっほっほっほほー(阿呆笑い)

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published : 2013/10/19

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