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2012/10/15
イベント以外で作品を拝見するのは一昨年の個展以来なので楽しみにいってきた。
10月7日に見る。
鉛筆のみから彩色を施す方向への展開はうまくいっている様子。
作風は馴染み深いお名前通り(w)の萌系キャラクター少女だが、
だいぶエロチックな雰囲気も増したよう。
まだ未完成のものもあるそうなので再訪を考えたい。
ところで一緒に展示されている小林茜さんだが、
画風も画題も一見よく見かけがちなファンタジー色の強い細密ペン画なのだが、
見ている内に独特の雰囲気を持っているのに気づいた。
作品ファイルを見たところ銅版を多く手がけているよう。
なんとなく納得出来たが、モチーフや構図にも特徴があり面白い。
今後注目したい方がもう一人。
10月20日まで。
SAKuRA GALLERY
http://kiyosumi-gallery.sakura.ne.jp/html/2012murakamikobayashi.html
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2012/10/14
入り口壁面で、あらちょっといつもと違うかな、と思ったが、中でやっぱりという感じだった。
10月11日に見る。
いつものぬいぐるみ系の作品の他にペイントがかなり多く、しかも良い。
ナンシーさんの作り出す造形物の世界観がそのままレアな形で描き出されている。
ドローイングとペイントの中間的な印象だが、激しい筆致が潔く、
むしろあのラインを立体の時にミシンやハンドのステッチで作る時もどかしく感じないだろうか。
キャラクターたちが生地の体を持っている時以上に活き活きしていて、新鮮。
という発見があった。
箱額装丁のレリーフ状の作品が増えて来ているそうなので、
ますます描くことと縫うことの間が埋まって来そうで楽しみになる。
ちなみに自分も狙っていたセンなので焦ろう。
見え方は違うがモチーフや技法が被る部分もあるのでね^^
別物だけど誰かが形にしているのを見てしまうとその気になるw
10月16日まで。
Hidari Zingaro
http://hidari-zingaro.jp/2012/10/geisai17_nancy_solo_ex/
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2012/10/14
九年続いたグループ展。
今回で一旦終了とのこと。
10月9日に見る。
この店が先代の百音だった頃から見てるので大体は目にしているということか。
覚えている限りでも四人四様に表現も技法もだいぶ変わった。
記録媒体として生まれたはずの写真という技術自体、
在りようが変わって来ているのだから人のありようが変わってもさもあらん。
因みに箱は無いそうだ。(3が必ず展示ごとに販売するアートボックス)
グループ展だから3としてはノーカウントだそうな。
きったねぇ。
そういえば今まで打ち合わせしてる風情は無かったが、
最終回とあって皆作風がシンクロしたようだ。
珍しく作品同士が喧嘩しない落ち着いた展示風景になっている。
これもまた風情あり。
10月15日まで(15日はパーティー入ります)。
Gallery cafe 3
http://exhibition.3gallery.net/?eid=15
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2012/10/13
抜けてましたね〜、抜けきって広がってました。
10月11日に見ました。
結構意外な大胆さでビックリもしたけど、
春のルーニーでの3人展の時にも引き出しの多さは認識してたはずなんだな。
パノラマが出来る写真ってやつの良さと言うか長所みたいなものを改めて感じる。
実際にパノラマ写真というわけでないのだけど。
空間が広がる、というか脳内で広げさせられる?
強制補完されちゃう感じだな。視覚野いっぱいに見せられて。
潔いとこも○
10月15日まで。
バー鳥渡
https://twitter.com/barchotto/
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2012/10/12
悲惨なだけとか事実を伝えるだけとかの写真の役割は既に過ぎているのは確か。
10月11日に見る。
そう思わせる"力"はある。
出来ることをやる、出来ることを出来るようにする、ヒントをくれるような写真展。
一見、浮き世離れ、雲の上のようなことも実はすぐ隣に転がっているのではないか?
という問いかけとして受け取ると良いのではないかと思う。
海外から人を招聘したり企業を動かすのは個人としては大変な作業だ。
でも個の連なりから動かせることもある。
そんな小さい力から。
と、同時に。
総てが悲惨なだけぢゃない、総てがハッピーな訳ぢゃない、狭間を意識させてくれる。
字間を読むように瞬間を読みたい写真展。
10月13日まで。(急げ!)
cafe + gallery ヒトソラ
http://yaplog.jp/satominimum22/archive/173
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2012/10/11
細密ペン画の描き手さん。
かなり描き込むことと比較的大作が多いことは知っていたが、まとめて拝見するのは初めて。
10月10日に見る。
狭い廊内の三方が細密画で埋められると、
さぞ圧迫感があるかと想像するだろうが、そんなことはない。
主に裸婦がモチーフなのだが、
緻密なパターンが肌や髪、目などに張り付くともつかない融合したように描かれ、
白い肌を表すアウトラインだけの無地場で肩や頬、乳房や脚が表現されており、
一作品の中での密と疎な部分の対比が美しい。
それが大小取り混ぜ複数が陳列されていると四十万のように不思議なハーモニーが生まれる。
その作品らの中で今回注目したのは男性像。
初の試みとの事だが上手くいっていると感じる。
今後の展開が楽しみな方向性かと思う。
またカラー細密も出展されていたが、こちらも私にはヒット。
ご本人はまだ模索中とのことだが、これも今後期待出来るのではなかろうか。
なお高橋葉介風な顔立ちの和テイストな女性像は、すごい好みな一点。
意識的に顔を描ききっている(横顔やパターンで隠されていることが多いと思う)のも
印象に残る要因だろうしテイスト自体(高橋葉介の絵柄)が個人的に好きということも(笑
10月13日まで開催。
ギャラリー銀座フォレスト
http://jellyfishss.web.fc2.com/index.html
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2012/10/07
タイトルからして、
いつもの如くそれ以上にパワフルで迫り来る画面が広がりせめぎ合っているのだろう。
そう予想していた。
10月4日に見る。
通りから見える一番の大物が目に入った時は、さすがスゴい、やっぱりね、と思った。
大平節の集大成のような力感。
しかし見渡してよく見ると、確かに力強い作品が並ぶがいつもと違う。
奥には先ほどの半分程度のサイズでコラージュ的な構成で山だけではなく極彩色の虹や光の橋、
雲が組み合わされた新たな試みと思える作品。
その他も今までと違い、絵の具を載せる表現から削り込むようなテクスチュアが。
また背景が単一色で、
以前は外へ向かっていた山のエネルギーが内に渦巻きつつも今までと変わらない力強さをもつ
一連のシリーズ小品が巨大な象徴的作品を取り囲むように配置されている。
静けさを装いながら捌け口を探して圧を高める様相の表現は個人的に大変感銘を受けた。
日々、先へ進もうとする制作姿勢も自分と照らし合わせ反省させられる。
自分だけの納得と他を説得できるだけの納得、と言う感じ。
そんなことを意識させられつつご挨拶。
会期中にもう一回伺いたい。
10月14日まで。
画廊くにまつ
http://www16.plala.or.jp/kunimatu/index.html
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2012/10/06
第一印象は奇っ怪に捉えられがちだろう作品だが、おぞましさや恐怖、厭らしさは感じない。
10月4日に見る。
寧ろ綺麗で美しい。
作家の脳内のイマジネーションを具現化した写真を使った絵画と言うべき作品たち。
制作そのものも、とても丁寧に為されている。
それらからは、落ちる、穿つ、舞う…と言うより霧散する、身動ぎ出来ない、
というイメージを強く感じた。
同時に開放感が見える。
作品集のファイルには未展示の作品も多数含まれていたが、
どれも完成度高く素晴らしいと思った。
同じくファイリングされて、
物撮り(主に料理)の写真が多数あったが普段はこちらの仕事をされているのだろうか。
物販もしていて、とても美しい作品たちなのだが、
惜しむらくは販売はポストカードのみで、
画面が小さいと作品の良さが十分に発揮されないと思った。
丁寧で緻密な仕事故のことと思うが残念。
作品集の形で出してもらえたら多少値が張っても欲しい。
とかく、この傾向の作家さんは過度に手を入れてしまいがちだが、
月夜乃散歩さんは良い匙加減の仕事具合をされている。
10月14日まで開催。
CUBE SPACE GALLERY
http://cube-s.net/
http://www.ms1.mctv.ne.jp/moonlight/news.html
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2012/10/02
やっときた!
相変わらずの最終日。
この癖なんとかしないとな。
8月25日に見る。
内容的には昨年の新宿眼科画廊での展示に学生時代の作品や「オハヨウ」のコンテなどを付け加えた、増強版・別編集版と言ったところ。
だが巧いのは分かっていたが学生時代の課題の完成度、単純な上手さに脱帽な感。
デッサンなど最低限の筆致のみで描かれ旨い人特有。アウトラインで描ききっている。
また武蔵美出身は知っていたが視伝デとは知らなかった。
真面目にやって受かっていたら後輩になっていたわけだ、おれ。
あちゃ、と思う。
特筆は「オハヨウ」の絵コンテ。
素人が見てもフレーミングや原画動画をどう描いたら良いのかの指示が分かってしまうクオリティ。
なんだ、あれ。
あれだけで一つの作品として成り立つ。
強烈に当てられた。
既に終了。
武蔵野美術大学 美術館
http://mauml.musabi.ac.jp/museum/archives/1791
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