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Comment2018年1月9日~14日迄 『幻想藝術考』出展作品 ギャラリーソラト
1697年出版ペロー童話集『赤ずきん』は狼に食べられたまま助けられなかった話から
傷付いた子供を見て見ぬふりをする大人と悲しい家族を描きました
赤頭巾に逞しく生きてほしいという個人的な願望から、赤頭巾は狼を自力で倒した後
祖母の肉を食べさせられたと知り(原作ルートヴィヒ)呆然とした表情
ここでは狼は死の象徴として宝石のようにできるだけ美しく描きました
画面の下半分は死後の世界、上半分はこの世
無残で滑稽な現実に逆さまのドクロ(照明)が地獄から覗き見て笑っています
地獄はこの世を嘲笑し、死の淵から生還した赤頭巾は生き残ってしまったと絶望し
猟師へ助けを呼ぶ声を上げる気力も無い様子を描きました